犠牲
「俺の、俺の鬼術が簡単に」
「鬼如きが神に勝てると思うな。そして死ね!」
ゴンズは神速で移動し、シュラの周りに斬撃を残し、頭上から斬りかかる。
「こ、こんなものを!」
シュラは斬撃の方は全て鬼剣ではじいたがゴンズの攻撃には対処できず片腕を切断される。
「ぐぁぁぁぁぁぁ!」
「いいか貴様ら!こいつ見たく無様に死にたくなければ俺とアルフレイ、キナとの戦いを邪魔するんじゃねぇ!わかったな?」
ゴンズはシュラにとどめを刺そうとシュラの首を斬りかかるがホワッツがわって入りシュラの代わりに体をななめに両断される。
「・・・ぐふっ」
「し、師匠!なんで、俺なん、かを」
「ふん。そいつに免じて貴様の命は預けてやる。俺は一方的な殺戮は大好きだが貴様らでは殺戮対象にすらならん。こんなものはただの作業だ」
ゴンズはシュラとホワッツから離れ、俺とアルフレのそばまで近づいてくるて俺はミワに
「ミワー!2人を頼んだ!」
「任せてください兄様!チドラかオルゴロスの片方は兄様に加勢を」
ミワはチドラとオルゴロスに言うとチドラはオルゴロスに
「オルゴロス。主人のことは任せた。我は一度この2人とミワ様を連れて幻の大地に戻る」
チドラがオルゴロスに言うと弱々しい手でホワッツはチドラの手を掴み
「はぁ、はぁ。ごふっ。わしの、ことは、構いませんから地龍様は、主人をとミワを守って、くだ、さい。わしは、もう、時期に、しにまする。無駄に、異能を、使うことは、ありま、せん」
「し、師匠何を言って!俺を庇ってこんなことになったんだぞ!俺の反応が遅れたから」
「ふ、おっ、ふお。若は、優、しい、ですな。若は、これか、ら、ザオーガ、を、導、かなけれ、ば、ならない、方。わしの、方が、先に逝った、方が、いい、歳、的に、もな」
ごふっ!と血を吐きながらホワッツはいいシュラは「ミワ!早く治してくれ!」と叫ぶとミワは
「もう私の手でも無理です。体が両断されている時点で生きていることすらすごいのに」
ミワがシュラに言うとシュラは悔しそうに泣きながら叫ぶ。
「ぐ、う、ぅぅぅ!」
「無理をするなシュラ。ホワッツ。今までありがとうな。助けてくれたのに俺はお前を助けることが出来ずすまない」
「か、まいませ、んよ。あるじ、わかを、頼み、ましたよ」
ホワッツは最後にそう言い残すとそのまま動かなくなった。




