謎の男
「こんなゆっくりな攻撃簡単に避け」
俺が違う方に移動すると風のメギスが放った風魔法の球はなぜか俺の方角にゆっくりと進んでくる。
「これが私の魔法の真髄!風刃砲は対象を自動追尾しあたれば対象が死ぬまで切り刻みつづける私の最強オリジナル風魔法!さぁ!これで死ぬがいい!キナ・ドーマ」
自動追尾の魔法とはかなり厄介なものをつかってきたもんだ。しかしこの程度
「2つ同時に魔法が使えるとなればいくらでも対処可能だ。俺は5属性の魔法を使えるのだからな!」
とりあえずは風魔法を2つ同時に使い風刃砲に当てるが俺の魔法がそっこうで切り刻まられて無効化される。
「風魔法がダメなら雷魔法を2つ同時に!」
上級雷魔法を風刃砲にぶつけるが逆に雷を吸収してゆっくりとこちらに進んでくる。
「はっはっは。バカな奴め。君の雷魔法が私の風刃砲と重なり更に強くなってしまったぞ。敵との合体魔法など嫌だが強力な魔法が生まれたのであればそれは祝福しよう」
「ならば2つ同時がダメならロック・ウォールを何重にも重ねてそしする!」
俺は風刃砲の前にロック・ウォールをなんこもはったが風刃砲は全て貫通してきてとうとう俺の目の前にまで到達する。
「これで終わりだキナ・ドーマ!死ねぃ!」
自動追尾されるなら逃げるのは無駄だと思い俺はひとおもいに風のメギスの魔法をくらってやろうとしたが俺の目の前にあったはずの風のメギスの魔法、風刃砲がどこかに消える。
「な!?」
「主人には私達がいることを忘れてもらっては困る」
俺の前に現れたのは後から追ってきたオルゴロスだった。
「主人。迷惑をかけた。代わりにさっきの魔法はどこぞの空間に飛ばしてやった」
「ああ。助かった。それで?みんなは」
「チドラ達は後ろにいますよ。チドラのやつは主人の妹を守っています」
オルゴロスが後ろを指して言うと風のメギスの部屋の入り口付近にチドラやシュラ、ミワにホワッツ、ジュナ達が立っていた。
「それじゃ主人。やつとの決着を」
オルゴロスは風のメギスを指して言うと風のメギスは地面にうなだれながら
「・・・私の負けだ。私の最大魔法が無効化されたんだ。それに私にはもう魔力は残ってはいない。煮るなり焼くなりすきにするといい」
風のメギスが俺に言うと俺はゆっくり近づいて風のメギスの頭を撫でようとすると
「おいおい。この世界の奴ら弱すぎだろ。さすがアルフレイが管理していた世界。管理者も弱いなら世界の人間も弱いか」
風のメギスの背後に急に誰が現れたと思うとそいつは持っていた長い包丁のような剣で風のメギスの首を斬り落とす。
「な!」
「次は貴様だ。アルフレイに転生させてもらったというのに残念なことだ。また他の女神に転生でもさせてもらうよう祈るんだな」
俺はバックステップで風のメギスの首を斬り落とした男から離れたがそいつは剣をふり、斬撃をとばしてきた。




