青のメギス
やばい!このままだと確実に奴の攻撃があたる!マジでやばい!防ごうにも俺のロック・ウォールじゃ奴の攻撃を防げない。
今回はマジで死ぬのと思い目を閉じるがいつまで経っても風の刃がとんでこない。それよりもさっきから俺の体やたらと冷えている気がするんだが。
俺が目を開けると目の前には氷の壁的なものが俺を中心にはられていた。
「私がいないと本当にダメな奴らねあなた達は」
氷の壁が溶けたかと思うと俺に言葉をかけたのはヒウア・メギスだった。
「青のメギス。あなた。何のつもりですか?」
「何のつもりとか言われてもね。それに私はヒウアなんかじゃないし」
ヒウア・メギスじゃない?なら一体誰だ?ウォルトか?だがその前に
「ヨトリはどうした青のメギス」
「え?気づかないの?ま、無理もないわね。私の姿は確かにウォルトの体だから。でもね」
ヒウア?は風のメギスに向かって水魔法を放つ。
「あのクソババアは癪だけど魔法使いとしては強いから。だからこそ私はウォルトの体を借りてあなた達と戦う。私、ヨトリの体はここにくる前にオルゴロスに預けてきた。幻の大地に保管しておいてほしいと頼んでね」
「お前、本当にヨトリ、なのか?」
俺はヒウア?に聞くとヒウア?は首を縦にふる。
「ふん。あのような生きるのに執着するメギスとしてはもはや不要。今ここで始末し青のメギスの、メギスの恥をなくさせてもらう」
「それはないわね。なんせ負けるのはあなただから!」
ヨトリは水魔法を風のメギスにとばしまくり風のメギスはヨトリの攻撃を避ける。
「この程度の攻撃私には当たらないわ」
「そう。ならこれはどう!」
ヨトリは風のメギスの頭上付近に水の塊を4つしかけるとそこから
「アクア・レイン!」
風のメギスに対し水の上級魔法が4方向から放たれる。
「竜巻!」
風のメギスは自分を中心に回転し竜巻を発生させ水の塊ごとヨトリの魔法を無効化する。
「なかなかやるじゃないの」
「当たり前だ。お前が青のメギスの力を継承していようが私の勝利は変わることはない。お前ら如きでは私には勝てんよ」
風のメギスは俺とヨトリに言うとヨトリは
「キナ。悪いけど立てるか?」
「ああ。問題はない。お前が多少は時間を稼いでくれたおかげで休むこともできた」
「へ。嫌味を言えるようならまだ元気ね。私1人で倒したかったけどどうやらむりみたい。だから一緒にやるわよ」
ヨトリが俺に言うと俺は首を縦にふった。




