風のメギス
「残るメギスは後1人。最後のやつはライティより強いらしい。みんな気を抜くなよ」
俺はシュラやチドラ達にいうとシュラは
「わかってます。主人。さっきの男がどれだけ強かったかは知りませんが地龍様が満足していない分強かったということだろうからな」
「待てシュラ。誰もやつが強いとは言っていない。確かに人間からすればやるほうだとは言ったが我からすればまだまだひょっこよ。主人もそれなりに雷耐性はあるっぽいがやつの雷撃は当たるとやばいからな。その辺に関しては強いと褒めてやってもいい」
ようは自分より弱いが俺より多少はできるんじゃないかって言いたいんだろ。わかってるわかってる。
「主人とは相性が悪かったっていいたいんでしょ?地龍様は」
「そうだ。主人にもさっき言ったが今回のやつは相性の問題。雷魔法の上級魔法でも使い方が上手くなければ主人は簡単に勝てただろうが流石は雷のメギスと呼ばれていたことはある。我は雷耐性がほぼ最高状態にあるのにやつの雷撃をくらってうけとめた腕がかなりしびれた。やつはかなりできるやつだった。我の敵ではないがな!」
チドラが最後に胸を張って言う。最後のはいらないな。ま、確かにオーガスよりも強かったな。
「それじゃ主人そろそろ最後のメギスをやりに行くか」
「そうだな。とっとといってさくっと倒そう。なぁーに。このメンツなら簡単さ」
俺たちは雷のメギスの部屋を後にしさらに奥の部屋へと向かう。奥の部屋からの光が見えるとそこから風の刃のような物が飛んでくる。これは風魔法か!
「主人!あぶない!」
チドラが俺を庇うとチドラは腕でガードしたが腕の真ん中にまで切れめがはいっていた。
「油断、した。まさか、これほどの斬れ味とは」
チドラをミワに任せ俺は先に1人で奥の部屋へ向かうと少女でまだ若い感じの子供が1人座っていた。
「まさか雷のメギスまでやられるとは思わなかったわ。この私の前にまでこれたこと褒めてあげましょう。ですがここでおわりです。私歴代最強のメギス、風のメギスがお相手いたします」
風のメギスは杖を持って俺の前に立つと杖を振る。魔法を詠唱せずに高速で風の刃がとんでくる。
「ロック・ウォール!」
「無駄です。私の風魔法の前では防御など無駄。避けようとする方が身のためです。出なければからだが裂けますよ」
「ちっ!」
癪だが風のメギスの言う通り避けるしかない!
俺は風のメギスの攻撃を避けロック・ウォールをそのままにしておくとロック・ウォールは見事に風のメギスの魔法で綺麗に裂かれていた。




