表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
破滅転生〜女神からの加護を受けて異世界に転生する〜  作者: アークマ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

250/270

雷のメギスとの相性

「主人。油断はたいてきだ。なぜこんな奴に手を抜く。確かにさっきの土のメギスよりはかなり強いが主人なら簡単に勝てるであろうが」


 手はぬいていないんだがな。チドラは耐性があるからいいかもしれんが人間には雷に対する耐性がないんよ。俺も正直女神様の加護がなけりゃさっきのはかなりしんどかったぞ。今もうまいこと頭まわらねぇし、喋れもしないが。


 俺は地面に倒れながらチドラを見ていると心臓を潰されたはずのライティが起きあがる。


「ん?」

「ば、かな。しんぞ、うは、チドラ、が、かんぜ、んに、つぶし、たはず、だ」

「ここまでやるとは思わなんだわ。まさか我の心臓を潰すとは。保険はかけておくものだな」


 ライティの体の腕が急激に変化していく。その腕はまさに龍の鱗のよう、


「貴様、雷龍のやつを」

「いや我が倒しまくったのは雷龍王の部下の雷龍達だ。我はただ待っていただけではなく我自ら雷龍王を探していた。だが雷龍王のやつは見つからなんだ。であれば手当たり次第雷龍王の代わりに他の雷龍どもをかりまった。そしてその末に龍の心臓、ドラゴンハートを我の心臓と同化させ、そして先ほど貫かさせた際に我は人間の心臓を捨てた。だからこそもはや人間に戻ることはできぬ。ゆえにこれこそ」


 ライティの肌は全て鱗でつつまれ、背中には大きな翼が2つ生え、下半身の尻の部分からは尻尾が生えて垂れていた。


「これぞ本当の龍人化だ」


 瞳の色も人間ではなくなり、チドラの龍の姿の時の瞳と同じようになる。


「ふむ。確かにこれは厄介だな。主人。ここは我がやらせてもらう」

「ああ。頼む。俺にはこいつの相手はどうやらまだ早いらしい」


 俺はこれでも結構それなりに強い奴と戦って自信はついたつもりでいたがまさかここまでの奴がいるとは思わなんだ。まさか龍の心臓を取り込む人間がいるとは。


「主人。主人は弱いわけじゃない。ただ相性の問題さ。俺は地龍だからこそこいつの雷は効かない。だがにんげんはそうはいかんだろ。雷に耐えれる人間などそうはいない。だから主人くいることはない。今回は相性が悪かったと思っていればいい。わかったか?」


 チドラは俺に近づいてきて言うと俺は「わかった。フォローありがとうな」とチドラに言うと


「ふん。主人のフォローぐらい当たり前よ。それにそんな主人だからこそ我はついて行こうと思ったのだ。ではゆっくり休んでいろ」


 チドラは背中から翼を生やしてライティの目の前にまで近づいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ