マミヤの最期
「たかだかその程度の傷でどうした?きられたくないなら戦場に出てこないで大人しくしていればいいじゃないか」
「うるさいわね!私はあんたを殺したいだけよ!あんたが大人しく私に斬られればいい。それだけよ!」
マミヤはワンパターンのように斬撃を飛ばして高速で俺をきりにくるだけ。必ず当たる斬撃も簡単にきりかえせるからマミヤの斬撃は意味がない。
「はぁはぁ。こ、こんの、くそ、野郎!」
「クソ野郎はおまえだマミヤ。はきちがえるな。まぁ俺に接近戦をしたのが間違いだったな。おまえの負けだ」
「私はまだ負けてないわ。ふざけないで」
マミヤが俺に攻撃しようとする前にマミヤの背後に恐ろしい気配をもった何者かが現れる。こ、こいつは、気を抜けない。誰なんだこいつは
「あ、あんた。戦闘神ゴンズ!私を助けにきてくれたの?」
マミヤがゴンズと言った男はマミヤに向けて笑いかけたあとマミヤの心臓をえぐる。
「がっ、な、なん、で」
「お前はもう用済みだからだ。それにここまで俺の最高神様からいただいた加護を使えないとは。本当に使えない人間だ」
「う、ぐぁあ」
ゴンズは心臓を握りつぶすとマミヤはその場で倒れて動かなくなる。可哀想なこった。転生前の妹よ。踊らされるだけ踊らされて終わるとはな。
「さて。こいつの心臓を食べて俺は最高神様よりいただいた加護がまた俺の手元に戻る。今は見逃してやるからはやく城の王の間にくることだな。お前の仲間は今青のメギスに手こずっているからな。早く行ってやるといい」
それだけ言うと戦闘神ゴンズは俺たちの前から消え俺はオルゴロスをおんぶし、できるだけ急いで城の中にいるチドラ達のもとへと急ぐ。
城に入ってまっすぐ進むこと数分後広い部屋に出るとそこでは青のメギスとヨトリが1対1でやりあっていた。
「主人。無事だったか」
「ああ。チドラ。俺は無事だがオルゴロスは少しやばい。魔力をかなり消耗しているから補給してやらないと」
俺はチドラに言うとチドラは
「そうか。今はヨトリのやつが青のメギスとやりたいというからやらせている。我は青のメギスが卑怯なことをしないかぎり手をだすつもりはない」
ヨトリは1人で青のメギスと攻防を続けている。
「あらあら。私に1人で挑むだなんてほんとに馬鹿な子。そんなんだから利用されるだけ利用されて捨てられるのよ」
「うるさいわよクソババア。それより早くウォルトをかえしなさい」




