ピンク髪の女の正体
「そう。やっぱりあの戦闘神のいうことは正しかったみたいね」
せんとうしん?なんだそれは。新手の食い物かなんかか?
「キナ・ドーマ。あなたは女神のおかげで今までこの世界で生きて来られたんでしょうけど私に会ったのが運の尽き。今日をあなたの命日にしてあげるわ」
「ふん。せんしんか戦闘員か知らんがお前みたいな奴に敗れるほどやわでは・・・。待て。なんで女神様の名前を出す?」
女神のおかげで生きてこられたとかいうのであればまさか俺に女神様の加護があることを知っているのか?
「あなたは女神様の加護でこの世界ではほぼ無敵と言っていい存在なんでしょうけど私は女神よりも強い戦闘神からの加護をえているのだから」
「戦闘神からの加護?お、お前まさか転生者なのか?」
俺はピンクの髪の女に笑いながら言うとピンクの髪の女は俺の驚いた顔を見て不敵に笑う。
「そう!その顔が見たかったのよ私は。あんたを殺す為に私はこの異世界に来たんだから。キナ・ドーマ。いいえ。阿村 江」
「ま、まさか。お前まさか加奈か?」
俺はこの世界に転生する前の妹の、いや間違えたクソみたいな妹の名前を呼ぶと呼ばれたピンク髪の女はニヤリと笑い
「ええそうよ。そしてこの世界での私の名前マミヤ・マレーナよ。」
ピンク髪の女はとうとう自分の名前を名乗る。
「私がこの世界に来た理由は1つ。あんたをこの手で殺すためよ。阿村 江、いえキナ・ドーマ!」
マミヤは俺に向けて剣を一振りすると斬撃が俺に向けて放たれる。俺はマミヤの斬撃を避けるがマミヤは
「私の攻撃はそう簡単に避けれるものじゃないわよ。キナ」
マミヤの斬撃は俺の背後からUターンし俺に向かって襲いかかる。俺に襲いかかる斬撃をオルゴロスが空間魔法でにがす。
「そう簡単に主人をやられては困るな」
「あら。あなた空間魔法を使うのね。珍しい。私達2人の戦いを邪魔するだなんて無粋なやつ。邪魔しなければそのまま生き残らせてあげたものを」
「ふん。私はお前に殺されるほどやわじゃない。それにお前の攻撃は私の空間魔法とは相性が悪い。違うか?」
オルゴロスはマミヤに言うと
「相性が悪い?そんなの関係ないわ。戦闘神の加護を受けている私は必ず勝つのだから」
マミヤは剣をおさめると接近戦でオルゴロスに殴りかかる。
「私には接近戦でも勝てないということがわからないのかしら?」
「やってみればいいでしょ?空間女」
マミヤがオルゴロスに殴りかかるとオルゴロスは空間魔法でマミヤをとばそうとしたがオルゴロスの空間魔法がなぜか無効化されオルゴロスにマミヤの拳が当たった。




