合流
「・・・主人。死んだりしないよな?」
「当たり前だよ。お前らを残して死ぬ気なんさないしこの戦いが終わってからのこともある。絶対にしなないさ」
そうだとも。この、アクラスウ帝国攻めを終えたら俺はジュナと結婚して亜人都市でみんなと仲良く過ごすんだ。
「わかった。だがオルゴロスはやっぱり残していく。ジュナとミワ様は我が守るから安心しろ」
「な、ダメだ!この女は俺1人でとめるからお前らは先に」
俺がチドラに言うとチドラの後ろにいたミワとジュナが俺の前に来て俺の頬を2人でビンタする。
「な、な、な!」
「キナ。私達のことは心配しないでとは言わないけど心配する前に自分のことも考えて。こいつはコードを殺して、マムラも戦闘不能にした。だからオルゴロスだけでも残していくわ」
「ジュナ姉の言う通り。オルゴロスも置いていかないから私達が残ることになりますけどいいんですか。兄様」
ミワとジュナがあまりにも真顔でいうので俺は
「・・・わかった。チドラ。みんなのこと任せるぞ」
「ふっ。任せろ主人」
チドラは俺にいうとジュナ達と来たシュラとホワッツが
「主人。頼む。マムラは死んではいないが奴の分まで戦って欲しい」
「わしからも頼むですじゃ。マムラはわしが安全な場所に運んだのじゃ。奴が見逃してくれてのう」
ホワッツは俺にいうと俺はなぜマムラは生かしてコードのことを奴が殺したのかが気になる。
「なんでマムラは殺さないでコードが殺されたか。それが気になるようね。教えてあげるわ。簡単な話よ。マムラは強く生き残れてコードは弱すぎて私の攻撃に耐えきれずに死んだ。それにコードには防ぐすべもなかったからね」
ピンクの髪の女は言うとシュラが俺に
「どうかコードの仇もうってくれ。俺はかわりにジュナとミワ。主人の大事な人達は必ず守る」
「わしからも頼みますじゃ。どうかわしも他のものを命懸けで守りますじゃ」
2人は俺にいうと俺は
「わかった。チドラと共にジュナ達のことを頼む」
シュラとホワッツは頷くと俺とオルゴロスを残して皆城へと入っていく。ピンク髪の女はそれをとめようともしない。
「いいのか?チドラ達を見逃して?」
「いいわよ。どうせやることはわからない。私はアルフレをさらうだけ。まぁもう目的は果たされたようなものだけどね」
ピンクの髪の女は剣を抜いて言うと
「後あなたの名前を教えてくれないかしら?」
「俺の名はキナ・ドーマだ」
俺が名乗るとピンク髪の女はニヤリと笑った。




