強敵
「ぐぉぉぉ!こんな!こんなことがあってたやる」
「残念ながらお前如きが龍の鱗を腕の皮膚に生やすことなど認められんのだ。殺す前にきこう。貴様この龍の鱗を生やす薬?かわからんがどこで手に入れた?」
チドラはクラリアスに聞くとクラリアスはにやけながら
「赤のメギス様さ!たとえ我がここで死のうとも赤のメギス様が仇をうってくれる。お前らは赤のメギス様の研究成果である龍人化の薬を我にのませてかったんだからなぁ!あっはっは!ざまぁみろ!」
「かわいそうな奴だ。赤のメギスはとうにしんだ。よってお前をかばいだてする奴などおらぬ。ではさらばだ」
赤のメギスが死んだことを伝えるとクラリアスは驚いた顔で
「ば、ばかな!ありえん!メギス様がやられるなど到底ありえんのだ!メギス様達は最強の魔法使いなんだぞ!貴様ら程度に!」
「我が主人こそが最強。メギスどもに負けたりはせぬ。貴様はもう黙って死ぬといい」
チドラはクラリアスの顔面を殴って潰すとクラリアスは動かなくなる。
「主人。どうする?帝国の3騎士は倒した。それによって兵はもはや戦意を失っている」
「それならジュナ達をここで待とうじゃないか。メギス達からくるとは思わないからよ」
俺はチドラを含めた近くにいる仲間達に言うと皆「了解」と言って俺たちは城の前でジュナ達を待つことにした。
ジュナ達を待ち続け数時間、城の前に俺たちはいたのにクラリアスをたおしてから誰も襲ってくることもなく、ヨトリが「そろそろ行きましょう」というころにジュナ達がやってきた。
「はぁはぁ。遅れてごめん。キナ」
「大丈夫さ。それにしても遅かったし息がかなり上がってるけどどうしたんだ?」
俺はジュナに聞くとジュナの後ろあたりから
「それは私と遊びながら来ていたからよ。ね?」
ジュナの背後からピンクの髪の女が現れる。
「な!あなたコードは!」
「あー。さっきの銃で私を足止めしようとした男?それなら」
ピンクの髪の女は俺たちの前に何かを転がす。それはよくみしった男、コードの首だった。
「邪魔くさかったからさくっと殺してあげたわ。ほら。はやくアルフレを渡しなさい」
ピンクの髪の女は剣を俺たちに向けていう。
こいつはやばい。直感的にやばいとつげている。だけど他の奴らに任せたらみんな死にそうな気もする。そう俺の中の何かが感じているだから。
「チドラ、オルゴロス。みんなを連れて先に行ってくれ。ここは俺があしどめする」
「だめだ。主人。我が残るから主人は皆を連れて先に」
「今回ばかりはダメだ。頼む。ジュナと可愛い妹のことをお前に任せたい」




