謎の女
シュラは燃え続けるカジキを放置した後に帝国のギルドへと向かう。
シュラがギルドに着いた頃にはもうホワッツとマムラが余裕そうにギルドの外で待っていた。
「終わりましたかな?若」
「ああ。あいつは里長の回復力、つまりは鬼玉を食べていたからもうおそらく殺すのは無理だ。今はな」
「里長の回復力、ですか。確かにそれは殺せませんな。長の回復力は異常でしたからのう」
ホワッツが言うとマムラが
「え?里長じゃなんで死んだの?」
「おそらくは脳にハンマーを叩き込まれてショック死したんじゃないかと思われる」
「確かに里長は用心棒を引退してからだらーっとしすぎていたからのう。仕方ないわい。それに里長の傷の回復力は老いるとだんだん弱まるからのう」
ホワッツが言うとマムラは
「なるほどねー。それなら納得だわー。それでシュラ。これからはどうする?もう主人達のとこに向かう?」
「こっちの方はもう終わったのか?」
シュラはマムラに聞くとマムラは
「ここはもう大体終わったわ。あれの仲間は抹殺して今ギルド内にいるのはジュナの味方だけ」
「ふーん。ならジュナの味方に事情を説明してから主人たちのもとに向かうか」
シュラはそうしてジュナ達を待つこと数時間。なかなか来ないジュナに対しシュラはしびれをきらして
「いつまでかかっているんだやつは。全く」
「まぁまぁそうかたいこといわないの。私が遊んであげるから」
シュラ、マムラ、ホワッツの前に急にピンクの髪がロングの身長が150くらいの人が現れる。
「な、き、貴様どこから」
「どこからって君がカジキを倒した後に私はつけてきたのよ。あ、ちゃんとカジキは処理したから。あいつはもう用済みだし」
「用済みだと?貴様何者!」
「あんたらに名乗るものではないわよ。それに私が今日来たのはある人の頼みでね。アルフレという女をもらいに来たわ」
女は腰に装備していた剣を抜くと
「若。ここはわしとマムラに任せてギルドの中に入ってアルフレに逃げるように言ってくださいじゃ。こやつは何というかやばい雰囲気がするからのう」
「そうねー。私もホワッツに同意見だわ。シュラ。ここは任せてアルフレを頼むわ」
ホワッツとマムラが前に立つとピンク髪の女は
「はぁー。全く面倒だわ」
ピンク髪の女はホワッツに剣を振り斬撃を放つがホワッツは軽々と避ける。
「その程度当たらぬ・・・!」




