ジュナとデート 2
「それじゃキナ。とりあえずぶらぶらしましょうか。私はどうやら他の亜人からはキナに相応しいかどうか見られてるっぽいから」
ジュナは俺と腕を組んで胸を当てながら歩く。俺は頭がオーバーヒートしそうだ。ジ、ジュナさんや。大胆すぎやしませんか。胸をあててきて。子供の頃は少しくらいしかでていなかったのに今は何カップ?とかまではわからないけどまぁまぁある。ないよりあるとかではなく普通にある方だ。
「ジ、ジュナ。そ、その、あれが当たってるぞ」
「あれ?あれって何かしら?」
多分これわざとだよね?そうだよね?絶対わざとだよね?
ジュナは俺に当てているものを一度見た後ジュナは
「これはね。あててるのよ。デートなんだからこれくらいはいいでしょ?それとも私の胸なんてあてられてもなんともおもわないのかしら?」
好きな人の胸をあてられて何とも思わない奴なんて人間じゃない。いやというより嬉しすぎてま、また鼻血がでる。
「あ、また鼻血ださないでね。もう少し免疫くらいはつけないと。他の女にうつつを抜かすのはだめだけどね」
ジュナがウィンクしながら可愛くいうもんだから鼻血がさっきより大量に出る。
「も、もう。鼻血を出しちゃダメって言った瞬間から鼻血を出して。全く。戦いの時は頼りになるのにこういうことに対しては免疫がなさすぎよ。おちつくまでは待ってあげるからはやくとめなさいよね」
ジュナは呆れながらいうが待っててくれる優しさもいい。なんていい子に育ったんだジュナは。
俺の鼻血は数分後にはとまるが大量に血がでたことに代わりはないからふらふらと立ち上がってジュナの肩をかりながら亜人市場をジュナとまわり、ジュナは市場の亜人達にしっかり挨拶していくと案外あっさりと受け入れられていた。
「ジュナが亜人に受け入れられてよかったよ。ザオーガのシュラやラガーオークの代表のキルキルとかはともかく市場で働いている亜人とかは人間に対してよく思ってない人が多いからな。まぁシュラ達も俺やミワ、ヨトリ以外にはよくはしないだろうが」
「それは仕方ないわよ。帝国でも亜人差別は酷いもの。私がシソンタウンに向かう数年前から一応亜人に対してはよくするよう試みてはいるけど帝国は正直クソみたいな性格の人間ばかりだからね」
ジュナは俺に言った後に
「今日はありがとう。幻の大地にいるとあんまり昼夜はわからなくはなるけど明後日のために今日はもう早くかえるわ。キナ。絶対生き残りましょ」
「無論だ。せっかくジュナに再会したのにしんてたまるものか。ジュナこそ地上部隊でヘマして死なないようにね。何かあればミワに回復魔法で回復させてもらえよ」




