帝国攻め会議 2
「し、信頼しているならなぜ私を近くに置いてくださらないのですか!兄様!」
ミワは必死に俺に訴えるが俺はミワを俺と同じ部隊にする気はない。俺が向かうのは最前線。ミワを危険な目にあわせるわけにはいかない。地上部隊も無事ではないだろうがだが空より攻めるかはだいぶマシだ。空から狙われてしまえば俺はミワを庇いながら戦わないといけないからな。
「主人。俺も意見を言っていいだろうか?」
次にシュラが俺に対して聞く。
「ちょっとシュラ。私の意見のこたえを兄様からいただいてないわ。ちょっと待ちなさい!」
「まぁまぁミワ。シュラの意見も聞こうじゃないか。だいたい予想はつくが」
俺の予想だと多分なぜ城攻めに加えてくれないかだろう。
「俺はなんで地上部隊なんですか?城攻めは俺たちザオーガは得意なんだが」
「それはジュナからはなしてもらうか。ジュナ」
俺はジュナを呼んでジュナは隣に立つと
「ザオーガの諸君。君らがなぜ地上部隊に組み込まれた理由は君たちの仇がギルド内にいるからだ」
ジュナが言うとシュラはジュナにつめより胸ぐらの服を掴んで
「それは本当なんだろうなジュナ。嘘だったらこの鬼剣がお前の首を斬るぞ」
お、おい!ふざけるなシュラ。何人の嫁さんになる人に対してそんないい方をするんだ!
「ええ本当よ。そいつは武器と体に鬼玉を埋め込んであるからな。そしてザオーガを潰したことを武勇伝のようにギルドで自慢していた」
「ふ、ふふ。そうか。同族をやったことを武勇伝のように自慢していたか。なぁ。俺は今笑えてるか?師匠」
シュラはホワッツに言うとホワッツは軽く笑いながら
「ほっほっほ。笑えてはいますが若。殺気がかなりもれておりますよ。ちなみにマムラ。お前さんは顔にですぎじゃ」
ホワッツはマムラを見ながら言うとマムラは鬼のような顔をしていた。亜人の種族的には鬼にはいるんだが
「あはは。怒りをとおりこすってなんなんだろうねー。私らがいない間に奇襲してさぁ。そいつは自体も残らないほどに殺さないとねー」
「そうだな。主人。理由はわかった。俺たちザオーガのことを考えてくれて助かる。終わり次第そちらに向かう」
シュラは俺に言うと俺は「頼む」と答えミワは
「兄様。シュラの話が終わったのなら私の話に戻ってもよろしいですか?」
ミワが俺を睨みながら言う。怖い、怖いよ。
「ミワ。わかってくれ。可愛い妹が傷つくのは見たくない。何度も言っているじゃないか」




