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破滅転生〜女神からの加護を受けて異世界に転生する〜  作者: アークマ


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帝国攻め会議

 俺とコミは2人で魔法の訓練をチドラの体が回復するまでひたすらやり続け何日経ったかはわからんが俺のもとに回復したチドラが元気な姿で訪れる。


「主人。久しぶりだな」

「お、チドラ!体調はどうだ?」

「ふ。魔力は完全とはいかないが幻の大地にいたおかげで割と回復した。傷の方もな。あの時オルゴロスと主人が助けてくれなければ流石の我も死んでいたかもしれんな」


 やはりあの時助けていなかったら死んでいただろうな。全く。強がり言いやがって。


「主人。帝国にはそろそろ攻めないのか?」

「そうだな。お前の体調が万全ならそろそろ作戦会議にうつろう。シュラとかも元気か?」

「ああ。シュラももう1週間前に回復している」


 1週間やはりもうそれだけ経っていたか。


「後主人。そろそろコミを解放してやらねば可哀想だぞ」


 チドラがコミを指差しているとコミは確かに顔がやつれていた。

 あー。やりすぎたかな?


「や、やっとお、終わるんですか?わ、私もう限界、です」


 コミはその場に倒れ込む。こ、これは申し訳ないことをしたな。


「チドラ。コミを屋敷の方まで。俺は少し休んでから屋敷に戻る」

「わかった。では主人また後でな」

「あ、待てチドラ。ついでにシュラたちも屋敷に集めておいてくれ。相手がいつまでも大人しくしているとは限らないからな。お前が回復したならば早急に攻めねばな」


 俺はチドラに頼むとチドラは「あい。わかった」と言ってコミを連れ屋敷に向かう。

 俺も少し休んだ後、屋敷に向かうと屋敷にはもうすでにザオーガのシュラ、ホワッツ、マムラ、それにサラスコにヨトリ、ゴート、アルフレと幻の大地の主戦力が集まっていた。


「キナ。もうみんな集まってるわよ」

「兄様。皆準備はできていますわ」


 ジュナとミワが俺にいう。

 ふ。頼りがいのある奴らだ。屋敷の広間で皆俺の言葉を待つ。


「それじゃ今から作戦会議をはじめる。帝国攻めについてのだ。今回は地上と空から攻める。空の部隊は龍になるサラスコの背に乗って帝国の城に体当たりする。空の部隊は俺、チドラ、オルゴロス、ヨトリで行こうと思う。どうだ?」


 俺はみんなに聞くとミワが


「異議あり!私は兄様との部隊がいいです!」

「だめだ。ミワ。お前には地上からジュナ、ザオーガ達とギルドに向かってもらい戦力を集めて城に来てほしい。これも大事なことだから信頼しているミワはいてほしいんだ。わかってくれるかな?」

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