ボロボロチドラ
俺は慌ててミワを探していると幻の大地ないを徘徊しているコミに会う。
「コミ!ミワを知らないか?」
「キナさん。ミワさんなら屋敷の方でザオーガの方々を治療しています」
「そうか。ありがとう!」
俺とオルゴロスは急いで屋敷に向かい、屋敷に着くと屋敷にたまたまか訪れていたキスキルに声をかける。
「キスキル!ミワはどこにいる?」
「これは主人。急に出て行かれたと思えば急に帰ってきてどうなされましたか?」
キスキルが屋敷の部屋の中心で何かをしているが俺はミワの居所を聞く。
「チドラがやばいんだ!だからミワを探している!どこにいる」
「なんと!地龍様が。ミワ様ならお部屋におられます。急いでください!」
キスキルがミワのいる場所を教えてくれると俺はチドラを連れてミワの部屋の前に立ち、ミワの部屋のドアをノックする。
「ミワ!俺だ!キナだ!」
「に、兄様!」
ミワは勢いよくドアを開けて俺は思いっきりドアに頭をぶつける。いったい。思いっきり痛かったよ今のは。
「に、兄様。ごめんなさい。兄様が慌ててたから何事かと」
なんで慌ててるのがわかるのかはわからんがとりあえず今は
「チドラがやばいんだ。重症だから治療してくれないか?」
俺はミワの前にチドラの体をおろすとミワはチドラをみながら
「・・・」
「どうしたミワ。黙ったりして。まさか治せないとか?」
「いや、治せますよ兄様。ただ、その、己と葛藤しているだけで」
「葛藤?なにをだ?」
何を迷う必要があるんだ。早く治してくれ。このままだと流石のチドラでも死んでしまうだろう。多分。
「チドラを治すのはいいんだけど意識が戻るかはわからないわ兄様。私は傷は治せますけど魔力を回復させるのは自然に任せるしかありませんわ」
魔力?なぜ今魔力が関係ある?
「チドラの傷は治せば大丈夫だけどチドラのやつ魔力がからなのに無理やり使ったのかはわからないけど私が言えることは1週間は回復させてから様子見ね。下手をすれば今後戦闘に参加させることも考えるほどにやばいですわ」
まさかあの龍人化をした時からか?無茶しやがって。
「だ、いじょうぶ、です、よ。主人」
チドラは意識がもうろうとしているのか少しだけ目を開けながら俺にいう。
「チドラ。しゃべってはだめ。無理やり喋ればあなたは」
「主人、にしん、ぱいを、かける、わけに、はいか、んのでな。は、はは」




