数日ぶりのシソンタウン
俺とオルゴロスはミワたち4人と話し合った後に幻の大地を出てシソンタウンに向かう。
「主人。サラスコは置いてきてよかったのか?」
「大丈夫だろ。もうゴブゴブリンの頭をオメーはお前が空間魔法でどこかにとばしたんだろ。なら他の亜人たちはサラスコのことをどうにかしようとはおもわんだろうしな」
「そう、ですね。では早く済ませて帰りましょうか。その方がジュナ様やミワ様は心配されないでしょから」
俺はオルゴロスの言葉に頷き、シソンタウンにはいり、あの悪魔アバレストと戦った場所にまで来たがそこにはもうチドラはおらず激しい戦闘の後だけが残っていた。
こ、これはひどい。チドラのやつは無事なんだろうか
「チドラがそう簡単にくたばるとは思いませんが少しここら辺を手分けして探しませんか主人」
「そうだな。チドラのことだ。何か地面に書き記してあるかもしれん。では20分後くらいにまたここで集合だ」
「数十分後にしましょう。手がかりがなければ早く戻ってくればいいので」
それもそうだな。20分は多かったか。
「それじゃ数十分後にここで」
俺とオルゴロスは二手にわかれてチドラの手がかりを探す。俺は右側、オルゴロスは左側。俺は右側を出来るだけくまなく探すが俺の方は全くチドラの手がかりは見つからずオルゴロスとの合流場所に戻る。
俺は数分くらいで調べるのをやめてオルゴロスが来るのを待つ。オルゴロスは俺の数分後に慌てて俺のもとにまでくる。
「どうしたそんなに慌てて」
「主人!手伝って!」
オルゴロスは俺のことを珍しくひきづる。よほど慌てているんだな。
オルゴロスは急に止まると
「主人!あそこ!」
オルゴロスは指差した方向を見るとそこにはチドラらしき女が倒れていた。
「チドラ!」
「ん、あ。あ、主人」
チドラの姿はかなりボロボロでやばい。急いで幻の大地に連れて行かねば
「だ、大丈夫だ。我は、この程度、の傷、少し、休め、ば、なんとか、なる」
「だめだ!そんな、体が真っ黒じゃないか!」
「体、が、黒いの、は、もと、からだ。我は、だい、じょ」
チドラは全部話きるまえに途中で気絶する。
「急ぐぞオルゴロス!チドラがこれほどの傷はやばい!それにアバレストのことも聞かないと」
俺はオルゴロスに言うとオルゴロスはチドラをかつぎ急いでシソンタウンから出て幻の大地に空間を繋げ、幻の大地に移動した。




