キナとジュナ
「うっぐぅ」
やばい。ジュナがマジに可愛く見える。いや可愛いんだけどさ?いつも通りの可愛さとは違うのよ。
「兄様にジュナ姉。私はそろそろ起きてもいいのかしら」
俺に膝枕されていたミワが俺とジュナを見ながら言う。い、いつから起きていたんだ!可愛い妹よ!
「ミ、ミワ。いつから聞いて、いや見ていたんだ?」
「そうですね。兄様とジュナ姉のキスあたりからですかね。気恥ずかしくも感じましたがこう、何と言いますかなまなましさもありました」
なまなましさとか言っても事実したんだからな。というかここは見ていても今さっきあたりに起きましたとかいえばいいだろ。いや、それだと鼻血のやつが
「兄様の鼻血のことなら心配しないでください。兄様がジュナ姉とキスしたなら鼻血がでるのもわかります。私が兄様にあまり女性を近づけないようにしたんですから」
むっふーんとドヤ顔でいいきるミワ。可愛い、可愛いんだがそれでいいのかミワ。兄が女性にあまり対応できていなくてキスで鼻血を出すなんて。でも一応女らしい体といえばチドラとかマムラがいたけどあいつらに女性らしさを感じなかったからな・・・。
「兄様の考えてることはだいたい予想はつくわ。チドラが心配なんでしょ」
「そ、そう!よくわかったな。さすが可愛い妹」
あっぶねぇぇぇ。他の女と比べてたとか言ったら殺されるかと思った。
「チドラのやつ。兄様にこんな心配かけて。帰ってきたらあの駄肉をむしりとってやらないと」
ミワは軽くおこりながら言う。チドラ。俺を庇って残ってくれたのに生きて帰ってきてもひどいめにあうかもしれん。ほんとすまん。
「じゃ休憩終わりっと。兄様、私はシュラのとこに行くからジュナ姉とゆっくりしてね」
「あ、ああ。ありがとう。だが会議があるから」
「もう!会議なんて兄様がこないとちゃんと始まらないんだしゆっくり来ればいいの!文句言うやつがいれば私がボコボコにしてあげるから」
ミワが腕をグッと立てて言う。ミワなら本当にやりそうだからな。仕方ない。ミワの言葉に少し甘えつつも会議室に向かうか。
数十分ジュナと話をした後に俺とジュナは会議室に向かうとだいたい役者は揃っていたが一種属の頭だけがその場にはいなかった。
「キナ様。お久しぶり」
「あ、ああ。キスキル。それよりゴブゴブリンの長とその補佐役のやつは?」
キスキルが話しかけてきた際に俺は聞くとキスキルは
「あのおふたりでしたらオルゴロス様が」
「あの2人は亜空間に捨ててきた」
オルゴロスは珍しく怒った顔で俺に言った。




