ジュナの気持ち
「キナ。無事とは言えないけどあなたが生きて帰ってきてくれてよかったわ。あれだけの深手をおってくるなんて。本当かなり心配したわ。私」
「わ、悪かった。あんな深手をおうなんて俺もびっくりしたんだよ」
女神様の加護があるから簡単にしにはしないだろうが、悪魔アバレストの攻撃はそれほどに強かったということか。奴と次にやるときは気を抜けないな。
「それよりジュナ。帝国に行けば戦力を集められるのか?」
「ええ。私これでもギルドにかなり貢献したし後輩にも恵まれたわ。だから手伝ってくれる後輩はいるはずだしギルドの受付嬢に事情を話せば何とかなるはず」
・・・そううまくいけばいいんだが。メギスの奴らが余裕ぶっているなら帝国のギルドに干渉したりはしないだろうが。こればっかりはわからんか。
「大丈夫のはずよ。一部のものはメギス派だけど、ギルドにメギス派は少ないからきっと大丈夫。よほどのことがなければね」
ジュナが急にぎゅっと抱きついてくる。お、おうジュナさんや。どしたどした
「ほんとに。キナは罪つくりな男よね。私をかなり心配させて。私これでも帝国では鉄の女と言われるまでにガードがかたかったのに。キナのことになると胸がきゅっと痛むわ。誰かを好きになる。死んだら心配と思うとこころがやばくて仕方ないわ」
「そ、それは本当にすまなかった。死ぬつもりはないんだが」
死ぬつもりはもうとうないだが、相当な怪我をするのは覚悟の上だった。いくら女神様の加護があろうとこの世界で強い魔法使い、メギスとの戦いだ。無傷ですもうというのはむしがよすぎる。
「だから。これは罰。私のこと心配させた罰よキナ。こちらをむきなさい」
俺はジュナの顔を見るとジュナに唇を唇で塞がれた。こ、これって、あの
「初、キスだから。キナだからあげたんだよ。私の初めて」
キ、キス。は、はじめて?異世界に来てこんなこと、いや転生前も散々な人生だったから女付き合いもなかったし。キスなんて・・・
「ぶふぉ」
興奮しすぎて鼻血が出てしまい、膝枕をしているミワの顔に思いっきり俺の鼻血がたれる。やべぇ。これ起きたら絶対怒られる。それ以前に俺のじゃないとかいうかもしれない。冗談抜きだよ
「な、何で鼻血だしてるの?わ、私じゃ嫌だったの?」
「そんなわけないだろ!ジュナからの突然のキスに驚いただけだよ。キスなんて初めてだから」
「なら私達は初めてをお互いにあげたんだね」




