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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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死にたい

 『死にたい』



死にたい

消えてなくなりたい  

覚めない眠りにつきたい

夢を見ない眠りの中に永遠に入りたい

意識とさよならしたい

自分じゃなくなりたい


大きな海の流れの一つになってずっと漂い続けていたい


あなたも私もなくなって骨だけこの世に置いていきたい


死後の世界なんてなくてもいい

もう何も喋りたくない

もう何も考えたくない

私という檻の中からどうか自由に飛ばせて欲しい

お葬式はいらない

厳かな音楽もいらない

お肉は別に焼かなくていい

骨も海にばらまかなくていい

ただ路上で潰れた私をほっといてほしい

目障りだったらお掃除屋さんを呼んで欲しい

迷惑かけてごめんなさい

ただ綺麗さっぱりになくなりたい

死にたい

ただそれだけの詩が

こんなにも愛おしい




フィクションですよ

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― 新着の感想 ―
[一言] ヾ(u_u、)
[一言]  なんかもう、なんもやる気ないし。  なんかもう、全部どうでもいい。  そんなときもあります。  だったら、ひとつ、大きなくしゃみをしてみましょう。  じぶんのなかにあるもやもやが、ぜ…
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