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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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白いやつのピンクのにくきう

 『白いやつのピンクのにくきう』



鋭い爪を避けて

白いやつのにくきうに

触れてやるんだ



この世の天国

ふとんより気持ちいいものが

こんな小さな足の裏にあるなんて



嫌がる白いやつを

ぎゅっと

拘束はできない

細長いヘビのようにするりと逃げる

嫌がることもしたくない



これがぬいぐるみだったら

こんなに気持ちよくはない

好き勝手にされるぬいぐるみに

ありがたみは薄い


これが人間だったら

ちょっと怖い

好き勝手にされる人間に

ありがたみは遠慮がち



動物だから

生き物だから

物言わないから

ありがたいのだ



さぁ

もっと触らせろ

嫌がることはしないから

私の好きなこともさせてくれ



白いやつのピンクのにくきう

世界の何よりもやわらかなにくきう




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― 新着の感想 ―
[一言]  そこは。譲れなく猫派です。  引っ込んでる爪が、肉球を押すと飛び出るのが楽しいのですよ。
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