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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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即興演奏

 『即興演奏』



ばらりび はるら

この世は薔薇の手元にて 美しくされるなり

ただ頭に浮かんだものが 一筋の滝を流れ落ちるコカコーラの缶のように落ちる それを

捕まえて そらを 口にして ただ自然の風景のように 解き放つのだ

カエルのジャンプ 一飛びで 虹をまたぐ ほうきぼし


メキシコからやって来たダブルカッタウェイのエレキギターは木目色

そやつを抱え ひとり 近所迷惑を気にしながら アパートの部屋で出す小さな爆音に

天井の低さを知るも それを超えて そらへ 宇宙へ わたしは広がっていった


傍からみれば 自己満足のへたくそな即興演奏 それが

川の清流が岩にぶつかる意味なき音に どうして劣るというのだろう

人間だからだ 人間を捨てろ 人間をやめて 音になれ




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― 新着の感想 ―
[一言]  ギターひとつあれば、誰でもロックスター!  ギターと、音と、ロックンロールとひとつになるのだ!
[一言] 音に意志ありですか(*^^)v
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