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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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意味がわかると怖い詩

 『意味がわかると怖い詩』



夜はしずか

立ち並ぶ家には気配なく

世界に一人取り残されたような

妄想の中を歩く


振り返っても誰もいない

どこか遠くで話し声

電話の中のようなその声が

私をフィクションの住人に変える


家はどこだっけ

私の帰る場所はどっちだっけ

蛙の鳴き声に誘われて

記憶の捏造の中を進む


バッグに穴が空いていて

数分前に落とした財布の音を聞く

きっと誰も拾ってはくれないと

抱いていた期待は見事に裏切られる


月は静かに今ここにあり

影は熱を帯びて前へ伸びる

重なるふたつの存在に

私の悲鳴を小骨は聴いた







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― 新着の感想 ―
 これ、随分と経ってますが今でも真相を覚えてます?
[一言]  財布、拾ってくれたあいてがいたのですね?  そのひとが?!  意味がわかると……解説はないのでしょうか?
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