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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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自分の宇宙人性ぐらい

 『自分の宇宙人性ぐらい』



どうしても愛してるマイ宇宙が

汚れるのを他人のせいにするな


自分の宇宙人性ぐらい

自分で守れ

あほたれよ






 『わたしが一番緑色だったとき』



わたしが一番緑色だったとき

みんなは肌色になっていった

やがて肌色ということばが差別用語と叩かれるようになっても

わたしにはちっとも関係がなかった



わたしが一番緑色だったとき

みんなは顔を真っ黒に塗りはじめた

やがて白い顔になったみんなが一斉に同じ方向をむいても

わたしにはちっとも関係がなかった



わたしが一番緑色だったとき

宇宙人の色は銀色らしいと囁かれはじめた

やがて地球人は広い宇宙を孤独に漂っていることが論証されても

わたしは変わった色の宇宙人と呼ばれつづけた



ああ

今はカビのような緑色のわたし

若くて一番きれいな緑色だった頃の写真を眺めながら

でも緑色なんだよねと呟いた




茨木のり子様のパロディーです

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― 新着の感想 ―
[一言]  茨木のり子先生のお名前出されたの、はじめてではなかったですよね。  私、存じ上げておりませんで。  機会をつくって読んでみようと思います。  緑の宇宙人ってことは、スクラルですか。  ク…
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