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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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あの万能感を、もう一度

 『あの万能感を、もう一度』



なんでもできる気がしていた

今はできなくても

できる未来がくる気がしていた


あの万能感はどこへいったの

もう一度、根拠のない自信に満ち溢れたい


雑誌の俳句コーナーで

準入選しただけで

天下を取ったみたいな気分になれていた、中二のあの日


無駄に世間がわかってしまった

無駄に自分がわかってしまった

自分が大したことのない人間だと理解して

自信は根拠にかき消されてしまった


悪いひとたちと遊んで帰っても

叱られるイメージをしながら帰ったら絶対に叱られないと

信じる自分の超能力が働いてパパが何も言わなかったのを

自分は未来には空も飛べると信じた高二のあの日


未来は永遠にある気がしていた

天井なんて、どこにも見えなかった

神に守られた自分は死ぬわけがないと思っていた

あの万能感を、もう一度




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― 新着の感想 ―
[良い点] 自分は、人間は体を鍛えたら空ぐらい飛べたり、手からビームぐらい出せるんじゃないかと、今でも妄想します
[一言] ( ´・ω・`)人(´・ω・` )
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