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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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鼻歌

 『鼻歌』



鼻歌

唄えば

とりこになって


遠い

お寺の

鐘が鳴る


空気

響かせ

鐘成法師


唄い

祈るは

金成法師





ねこが

続いていく

どこまでも

ムカデのように

かわいく足並み揃えて


いぬは

どうしてる

今頃どこで

どうしてるのか

姿をみせない

きっとどこかで

まるいおおきな

岩になってる



ひとは

鼻歌を唄い

ただ歩いていく

なにもないところへ向かって

さまざまに

列はつくらず

歩き続ける

赤い火が見えてきたら

唄うのをやめて

少しだけの笑顔を浮かべる

さかなのように

翼あるさかなのように

歌を閉じて

ただその場所へ

黙って歩いていく




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― 新着の感想 ―
[良い点]  犬が無事だった点。 [気になる点]  ムカデネコはやめてあげてください。  意味わかるひとには、非難轟々です(汗) [一言]  歌を閉じたときはもう、鼻歌気分ではないのですね。  赤い火…
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