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狂った夢
『狂った夢』
ある人は
目の前のものを疑わずに
素晴らしい人生を作り上げ
最後にそれが素晴らしい夢と知った
でも君は
自分の存在さえ疑い
君の夢まで疑った
なぜ君がいるのかなんて
神様でも知らないのに
君は力を得た
夢は君のもの
だけど君は永遠にまだ知らない
君の夢を
君は力を得た
君は嘲笑った
君は得た力を
狂った夢にしてしまった
雨の町べそをかいてる子猫のように
君はもうなるようにしかならない
拾われるのを待ってるの
そんなに自分は可愛いの
君は嘲笑った
これは狂った夢だと
君は得た力を
狂った夢にしてしまった




