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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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800文字のうた

 『800文字のうた』



800文字のうたを書こうと決めた

タイトルが10文字だから正しくは810文字だ

書きたい内容は特にない

ただ300部分10万文字を達成するために

最低ここで800文字は書いておかなければならないのだ

べつに1000文字書いたっていいのだが

300部分は恒例の失敗詩集

いくらでも文字数は稼げるのだ

ここは800文字ぐらいがちょうどいい


しかしこんなことをするのに何の意味があるのだろう

詩人としてけしからんのではないだろうか

某巨大掲示板で2ゲットをするような低俗さなのではないか

いいのである

私がそうしたいのだから

それでいいのである

それでいいのだ

それでいいのだ

ボンボン……やめておこう


さて何を書こう

さてさて何を書こうか

あまりに内容がないと水増しといわれてしまう

そういわれないために

私は詩らしい詩を書こうと思う

まだ353文字

先は長い

しかし今私に書きたいことは特に何もない

ひねり出そうと思ってもごはんを食べていなければひねり出せるものなど何もない

ごはんを食べればいいのか

ごはんを食べればいいのだ

行ってきます


(食事中)


帰ってきたよ

食べてきたよ

800文字のうたを書くために

それはまるでうんこをするために食べるように

書くためのネタをいっぱい食べてきたよ

そして少し寝た


あと273文字ぐらい

簡単に書けるよ

今なら四千文字だって軽い軽い

かわいい犬猫鼬の動画をいっぱい食べてきたから

人生についての深い味わいの詩だって書けちゃう

さー書くぞ

おちゃけを紙コップにまず入れて

琥珀色のトリスエクストラを口に入れて

んー!

きっくぅ〜!

食道を降りていく鋭い熱さ

喉元過ぎれば

回りはじめる

そしていつしか

眠くなる


あと116文字が

どうしても書けなかった




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