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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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ねむいゾンビ

 『ねむいゾンビ』



うあぁ

うあぁ……

うあぁ……ねむい!

ゾンビのように

そう呻きながら起きている

寝ればいいのに


うおぉ

うおぉぉぉん……

ねむい! ねむい! ねむい!

ゾンビが徘徊をはじめる

ねむたさで閉じそうな目をギョロつかせながら

いいから寝ろよ


ぐろろ……

グロロロ〜……

ねむいぞー! ねむいけどーZzz…

ゾンビが食事をはじめる

人間の脳によく似たウニかまぼこを噛りはじめる

太るぞ


ギャアァ……

ウッギャアアァァア!

遂にゾンビは歌いはじめた

お酒を飲みたいのに運転中なのだ

寝る場所はねェが〜

寝られる場所を探してる


車を運転してる時は寝られる場所を探し

休みの日にはねむいのになかなか寝たくない

そしていつでもわたしはゾンビになるのだ

グアぁ

グアァァァアァァア!

いいから寝ろよ






 『わかめのように』



 わかめのように

 しわくちゃで乾いている

 薄汚れた作業着を

 濡らして戻す

 きっと明日は

 しなやかなわかめ

 踊るように

 空をめざす

 わかめ

 わかめ

 鳥の羽根のように

 そして鋼鉄のロボットのように

 飛んではいかない

 重すぎる

 重いからだを

 しゃぶられる

 そんな日常を

 わかめのように

 繰り返している

 ゆらゆらと

 カチコチと

 わかめのように

 繰り返している





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