表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

293/361

セブンイレブンのキャベツ

 『セブンイレブンのキャベツ』



長距離運行

2連勤ならなんとかなる

冷蔵庫に入れたごはんと

レトルトパックのごはんで

ごはんはなんとかなる


3連勤でもなんとかする

部屋に帰れる10分間で

お弁当しながら

シャワーしながら

着替えながら

フェレくんのお世話しながら


買い物ができない

お弁当を作っても冷凍食品100%

野菜がない

キャベツがほしい!


セブンイレブンで千切りキャベツを売っていた

一袋100円ならまぁいいか

保冷剤と一緒に入れておこう

そして一日、二日が経った


三日目はだめだろう

ふつうしなしなになって変色してて、もう食べれない


はずだった


保冷剤ももうすっかり常温なのに

キャベツはしっかりシャキシャキのままだった

買った時からおかしいとは思っていた

やたらパサパサしてて瑞々しいという二律背反のキャベツだった

スーパーのキャベツとは何かが違ってた


五日目にようやく食べきった

三日目は『だめだろう』と決めつけて見てもいなかった

四日目に見た時、あまりの元気さに悲鳴をあげかけた

ほんとうにおまえはキャベツなのか? と答えを待った

化学物質のようなそいつがニヤリと口を開けて答えるのを待った

それでもわたしは食べきった

五日目の今日、常温でシャキシャキに生き続けていたそいつを、もったいないという理由だけで


明日からわたしの体にどんな変化が起きるのだろう

もしかして齢をとらない体になっただろうか


それはそれで

嬉しい気もするし

気持ち悪い気もする




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ