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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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鬼は自分を鬼だと自覚しているだろうか

にこにこ温和な笑顔を浮かべて

鬼が私の命を削る


鬼は自分が鬼だと自覚しているだろうか

人間のつもりでいるのだろうか

しかもとても優しい類いの


私を気遣うことばとともに

鬼が私の命を削る


鬼は自分を鬼だと自覚しているだろうか

人間のつもりでいるのだろうか

人間として当たり前のことをさせている


そんなつもりなら


やっぱり桃太郎は必要だ

鬼を鬼とわからせるための


やっぱり犬と猿は必要だ

でも私は雉だから


一人じゃなんにもできない雉だから

きびだんごだってほんとうは食べられない雉だから


今は鬼と仲良くしよう

今は鬼の機嫌をとって


にこにこしよう

にこにこする雉であろう


早く来ておくれよ桃太郎

私ずっと

待っているから


待っているだけしか

できないから



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― 新着の感想 ―
[一言]  ラノベ調の桃太郎描きたいんですよね。  四匹目を仲間にするならなんにする? ってテーマで(笑)  しいな先生の桃太郎も面白そう!  鬼は、鬼と呼ぶ人間がいるから鬼であって。  人間の仲間…
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