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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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こんなのが書きたいからって

 『こんなのが書きたいからって』



こんなのが書きたいからって

書かなくても死なない


あんなのが読みたいからって

読まなくても生きていける


でも書きたいんだ

読みたいものを、この手で


まだ今はここにないものを夢というなら

夢じゃないものをここに置きたいんだ




街へ出れば人の海

くらげも泳ぐ人の海


こんなに水がたくさんあるなら

あたしひと泡消えたって、なんてことない


食って、眠って、やるだけの毎日


そこに意味を加えたいわけじゃない

ただ笑う自分が見たいんだ




こんなのを書いたからって

永遠には残らない


あんなものを読めたからって

読んだらおしまい


でも書きたいんだ

読みたいものを、この手で


人の一生が夢だというのなら

覚めない夢をここに置きたいんだ



エアーズロックに陽が当たる

オレンジ色の笑顔を浮かべて



立ち上がれ




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― 新着の感想 ―
 ニヒリズムですか……。  確かに大きな世界の中では個人なんて小さな極一部に過ぎませんけど、逆にいえば小さくとも大きな世界の一部。ならば何をしても意味のないなんてことはありませんよ。目立たないだけです…
[一言]  ひとの一生も、あとに残らないものが多いです。  あとに残らない一生に、あとに残らないものを求める。  愚かしい徒労かもしれませんが。  あとに残らない一生なら、あとに残るものを求めても、そ…
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