表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

185/358

脳みそが512ギガバイトぐらいあったなら

 『脳みそが512ギガバイトぐらいあったなら』



人間の脳みそは

とても記憶容量があるように見えて

そんなにない


大抵の情報は

脳みそのむこうにある

外付けの記憶媒体の

さらに奥のほうにしまってあって

すぐには取り出せない

どころか

すぐに消えてしまう


私の脳みそは

50メガぐらいしかない

たぶん

これでも昔はすごいといわれた

ファミコンぐらいの時代には

すごいことだった


奥の奥のほうの倉庫には

途方もない情報量が眠っているけれど

眠っている

ただ安らかに眠っている

そのうち消えてなくなってしまう


さっき思いついた小説のアイデアを

さぁ書こうという段になったら忘れてた

誰か思い出させてほしい

狂おしいほどに悔しいから


脳みそが512ギガバイトぐらいあったなら

忘れることも少なくなるだろう

だけどそれはそれで

気が狂いそうになるかもしれない

意識していることは少なければ少ないほど

集中に繋がるのだから

一人の人間になれるのだから



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  外付けのテラのやつをいくつもつないどいて、いらないときは線ぬいとけばどうでしょう。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ