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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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においのこして

 『においのこして』



鉄塔の上に詩があって

じっとわたしを見つめてる

あの詩は何が言いたいのだろうか

どんな表情でわたしを見つめているのだろうか

遠くてよく見えない

声は聞こえてくる

何を言ってるのかはわからない

なんとなく赤いのはわかるあの詩のことを

わたしはどんなことばで現せばいいのだろう


むげん

ムゲン


無限のことばはないのに

無限を現すことばはある


限らないことばで

わたしはあの子を現そう

それはことばであの子を描くというよりは

ことばであの子を作り出すということだけど

何もしないよりはまし


鉄塔の上のもにょ

あなたはぺったんぺったん

わたしを見る

オトコのコ

トコトコと空を飛んで

わたしの元へやってきた

やってきただけで

何もせずに通り過ぎていった

ゆきずりのもにょ

なんかもにょもにょした

においだった



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― 新着の感想 ―
[一言]  輪郭のないものの輪郭を、ことばで|描《えが》く。  それが詩だと?
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