眠気と創作意欲

　『眠気と創作意欲』

走り続けて

千五百里

昼も夜も朝も

この目で見た

しかと見ることはなく

なんとなく

見ているうちに

日が暮れた

あいだに六時間の自由

さて

眠気をとるか

創作意欲をとるか

したいほうをすればいい

創作意欲をとった

二時間書いて

一時間遊んでも

三時間も寝られる

こんな時に限って

なかなか眠れない

いいや

起きてしまえ

だって眠る前には

創作意欲は旺盛になるものだから

そんな昔があった

今は眠気を優先する

するというよりさせられる

抗えないほどの眠気に

うっかり寝過ごす三時間

ああ

なぜ一日は

これほどまでに短いのだろう

もしも一日が36時間あったら

ああそれでも

私の体力が

一日を終える前に尽きることだろう