表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

119/358

送り火

 『送り火』



帰って行く

お線香の香りに誘われて

私の隣でにこにこ蹲っていたあの子が

またあちらに帰って行く

らしい




送り火という風習を

実際に見たことがない

うちではそれはないものだった




きっとご先祖さまもあの子たちも

見送りがなくて寂しかったことだろう

灯台の光がない暗い海へ船を漕ぐように

不安になりながら帰って行ったのだろう

なんて




お墓参りも出来ない私には

想像する資格すらないかな




ファンタジーと知りながら

ここにいない人を想う心は必要




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  自慢の軍鶏を操って。  闘鶏やってるときも、背中から、そっと手に手を添えてくれるヴィジョンが浮かびますね。  それ「陶芸」! 「ある」「ない」ではなく、心の置き方がだいじ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ