表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

118/358

わたしの言いたいことの総て

 『わたしの言いたいことの総て』



わたしには言いたいことがあるんだろう

おしりを支点にユラユラ身体を揺らしている

わたしには伝えたいことがあるんだろう

眉間に寄せたシワがそれを出力したがっている



わたしの言いたいそのことを

総て上手にことばに乗せて放ったとしても

あなたには違う意味にとられてしまう

わたしとあなたが違うニンゲンだからだ



あなたなんかにこのわたしをわかられてたまるか



既に二人のあいだでことばは別のモノになっている

わたしの放ったわたしのものでもなく

あなたの受け取ったあなたのものでもなく

迷子の立派な子犬のようになって

仲裁しようとオロオロしている



オロオロしなくていいよ

自由な道をお行き

わたしは次のことばを放つから



バイバイ



どこかへ行ってらっしゃい





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  発信者はその言葉が、一度手元からはなれたら、受信者の受け取りかたにより、変容してしまうのを受け入れなければならない、ということですね。  落合監督も、ピッチャーはボールを投げたら、あとは…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ