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しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


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さすらいの高野豆腐

 『さすらいの高野豆腐』



水につけられ

戻されているうちは束縛されているのだ


さすらえ

高野豆腐


さすらえ!

高野を!


でも

どうすれば?






 『荒野の高野豆腐』



さすらう


高野豆腐は


ひからびた荒野で


迷っている


自分もひからびたほうがいいのだろうか?


空気を


読んで






 『しっとりとした荒野』



荒野は


意外と


しっとりしていた





ざらついた


荒れ果てた大地のように見えて


おばちゃんの肌を思い出させる






白い荒野は


近くで見ると


キメが細く


もち肌だ






そこにいんげんを置いてみる


いんげんはとても嬉しそうに


緑色の若芽を覗かせた






血を吸って


膨らむ


雌蚊のように


若々しい








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― 新着の感想 ―
[一言]  あの名作を、高野豆腐でリメイクした「七枚の高野豆腐」。  そして、スタジオKOKOZOによってそれっぽくアニメ化された「高野豆腐セブン」。  DVDが出るのが楽しみです。 「ご冗談を!…
[一言] 好々爺導父「ほっほっほっ♪ お若いのぉ♪」
[良い点]  豆腐が高野山をさすらっているうちにだんだん高野豆腐に変質していくところを想像しました。
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