表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しいな ここみ 詩集 『ラヴの大爆発』  作者: しいな ここみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

100/358

【100回記念】失敗詩編

 『しいなここみの液状化現象』


ブルーンブルーン

ブルブルブルームーン

なんか変だった


気がかりな夢から目を覚ますと

お腹のあたりがピチャピチャいってた

くるくるかき回してみると

あっこれ クリームだ

こんなところにホイップクリームがあるよ


おいしく食べたかったのに

どうしても食べることができなくて

起き上がることもできなくて

泣いた






 『私の下手くそなキャベツの千切り』



 下手くそなキャベツの千切り


そう書いてみたら

キャベツさんが千切りが下手くそなように読めてしまって

書き直す


 キャベツの下手くそな千切り


これではキャベツが主語になってしまう

キャベツの千切りが下手くそなのは私なのに


 千切りの下手くそなキャベツ


もっとキャベツさんを下手くそにしてしまった


 キャベツの千切りが下手くそ


誰がだよ?


私だ

私がキャベツの千切りが下手くそなのだ

しかしそれでは私が主語になってしまう

あくまで主語は

私の下手くそなキャベツの千切りなのだ



これでいいのか


 私の下手くそなキャベツの千切り






 『魔人』


愛してるよ そう言いながら私を抱く 彼はエロに溢れていた どうしてそんなにエロいの 私が聞くと 俺はエロいからだ そう言って怖い顔をした いや 怖い やめて ドカ バキ 簿記 やりすぎた まあ いいよね エロ魔人は こうされるべきだよね 日本の平和のために 私いいことをした



エロを全開にさせて 彼女を抱こうとした 怯えるような彼女の目は エゴに溢れていた






 『霧ヶ峰ホップ』


ありがとう脳 






 『心情表現の王』


自然の変化を

心の変化の表現として

大げさに使う

自然がそんなに人間の心に反応するわけがない

気のせいだよ


ショックを受けたら

雷が落ちるだなんて


びっくりして

日が翳るのなんて


疑いが晴れた喜びに

雲間から日が差すだなんて


悲しみの雨が降るのも

怒りで火山が噴火するのも


ぜんぶあなたの気のせいなんだ






 『冷たい体温計』


放置された体温計は何°cを示している






 『自慢』


毛村拓哉が お父さん






 『う素』


この部屋には酸素ならぬ

う素が充満している

吸い込んだら最後

何が本当なのかわからなくなる






 『なめくじのきもち』


突き刺すのはやだ

突き刺されるのも嫌だ

ただ熱くて柔らかい

なめくじさんに抱かれていたいの

私も抱き返すから

ぎゅって

とろとろ

って






 『ジョニー・チョップスティックにさようなら』


ジョニー・チャップスティックにさようなら

青い 細い体で 私を食べた

ジョニー・ショップスティックにさようなら

私はもう ケチャップの色が 似合わなくなってしまったの






 『霧ヶ峰ホップED』


ありがとう脳、脳、脳、脳……

ありがとう脳! 脳! 脳! 脳! 脳! 脳! 脳! 脳! ……






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点]  キャベツの千切りが下手くそな私  下手くそなせいでキャベツに千切られた私  ちなみに「繊切り」らしいです。  「千切り」は「ちぎり」? [一言]  連載、何回ぶんのネタを大放出?…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ