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アルステナの箱庭~仮想世界で自由に~  作者: 神楽 弓楽
一章 始まりの4日間
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81話 「黒き小鬼との戦い」


「うわ、見かけないと思ったら、この辺、あのゴブリンだらけですね」


「シオン、ここも探すのか? 」


「ん。少しでも手がかりが欲しい」


「あ、見てみて。あそこ、プレイヤーが戦ってるよ」


「おー、結構善戦してるみたいだな……って、あちゃー。前衛が全員相打ちしたな」


「死に際の一撃が凶悪ですからね――あら? あのゴブリン達こちらに向かってきてませんか? 」




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 魔術師の手がかりを探すために【ゴブリン草原】に訪れたシオン達は、後ろから矢や魔法が飛んでくる中、全力で逃げていた。



「ゴブリンの異常種が、五十体以上ってのはふざけてんだろぉぉおおおお!! 」


「うわわっ、矢がぴゅんぴゅん飛んできてるよっ。当たったらすっごく痛そうだねっ」


「《火焔(かえん)》! あいつらには威圧系が全く効かないのが厄介だなっ。あの数じゃ下手にヘイトも稼げない(注意も引けない)


「《嵐舞ストムブレードフラッター》! うーん、私の範囲魔法で削っていくのはいいですけど、これじゃジリ貧ですね」


「ハァ……ハァ……ちょっ、ちょっとこれは中々キツイですね……」


「急いで」



『GUGYAGYAGYAGGYA!!!! 』


 後ろからは、50を優に超えるシサイゴブリン(決死小鬼)の軍勢が耳障りな雄叫びをあげて、シオンたちを追いかけていた。


 始めは、シオンたちでも対処が可能な20ちょっとくらいだったシサイゴブリンたちだったが、シオンたちが応戦している途中で、シサイゴブリンたちの新たな団体が後ろから挟撃してきた。

 挟み撃ちにされたことで不利を覚ったシオンたちは、戦闘を中断して逃亡を図った。しかし、シサイゴブリンたちが簡単に見逃してくれるわけがなく、追撃してきた。

 

 逃げてる最中にもシオンたちは、新手のシサイゴブリンたちとエンカウントしてしまい、気付けば、50を優に超えるシサイゴブリンたちの大群に追いかけまわされる羽目になっていた。



 魔法を使えるフーとリンが範囲魔法を時折、シサイゴブリンたちに放つものの、数は中々減ることはなく、むしろ中途半端にHPが残ってしまったためにシサイゴブリンの狂暴性が増して、ますます手がつけられなくなるというジリ貧に陥っていた。



 この逃走劇で、一番苦労している重装備のアルだった。

 アルは、息を切らしながら全力で走っているが、如何せんスキルを持ってないこともあり、軽装のユリ達からかなり遅れを取ってしまい、シオンはアルが集中砲火されない為に牽制しながら併走して走っていた。


「ハァ……ハァ……鎧の、せい、で、かなり走りにくいです、ねっ」


「脱げ」


「い、いや、それはどうか勘弁してください」


「じゃ、さっさと走る」


「ハァ……ハァ……お、鬼ですねぇー」



 慈悲の欠片もないシオンの言葉にアルは引き攣った笑みを浮かべながらさらに走るスピードを上げた。




◆◇◆◇◆◇◆




「前門の虎、後門の狼。かぁ……」


「えっと……これって詰んだ? 」


 シオンたちは、マナポーションを大量に消費しながらも何とかシサイゴブリンたちの数を25を切るまで削った。


 ようやく反撃開始――という所で、シオンたちは出会ってしまった。


 

 身の丈6メートルを超す黒色の肌を持ち、額から一本角を生やした異形の怪物がシオンたちの前に現れた。



 【ゴブリン草原】に出現するフィールドボスの異常種を見上げながら、フーとユリは『どうしてこうなった』と思わずにいられない。



「大丈夫、まだ詰んでない」


「ボス戦、キターーー!! 腕がなるねぇ! 」


「面白くなってきたなぁ!」


 しかし、そんな2人の反応とは対照的に他の3人は、ボスの登場に俄然乗り気な様子で自分の武器を構えて臨戦態勢に入った。


 アルも息を切らせながらも盾をしっかりと構えていた。


「やるっきゃないか……」


「仕方ないですね」


 どうしようもない状況にユリとフーも覚悟を決めて構えをとった。


「フーとリンは、ゴブリンの相手お願いできる? 」


「了解!! 」「もちろんです!! 」






「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!! 」



 【ゴブリン草原】フィールドボス、『小鬼の支配者(ゴブリンロード)』の異常種『小鬼の暴君(タイラントゴブリン)』の雄叫びが引き金となって戦闘が始まった。



 最初に攻撃を仕掛けたのはランだった。


「ボスは任せてっ! 《剣舞『風』『火』『山』》《強力(ごうりき)》《ダッシュ》でっ《連撃》!! 」


 アーツによって自分の攻撃力、防御力、素早さを一時的に強化したランは、一対の大剣を振り回して双剣連撃でタイラントゴブリンの脇腹を4度斬り付けた。


 この辺りのモンスターならボスでさえ一撃で致命傷を与えるような強烈な攻撃


「GUUゥ………」


「嘘ぉっ!? 」


 しかし、タイラントゴブリンはその一撃を堪えた。さらにはラン目がけて巨大な大剣を横に一閃させた。

 先程のアーツの連続使用でMPが空っぽになっていたランは、タイラントゴブリンの反撃に驚きつつも大剣を胸の前で交差させて、その一撃を受け止めようとした。



「GAAッ!! 」


 しかし、タイラントゴブリンはその防御を意に介すことなく大剣ごとランを吹き飛ばした。


「あうっ!? 」


 両手に持っていた大剣を弾き飛ばされたランは、そのまま数メートルは吹き飛び、地面に叩き付けられた。受け身も取れなかったランのHPは、たった一撃で6割近く消失した。



「ランっ!? 」


「ランさんっ」


 ランの支援に回ろうとしたアルとユリは、ランが吹き飛ばされた瞬間を目にして思わず、視線をランに向けた。


 タイラントゴブリンは、返す刀で目の前で無防備な姿を晒したアルの脇腹を狙った。


「――っ! くはっ!? 」


 自らに迫りくる大剣に気付いたアルは、盾で受け流そうとしたが、βの時に戦ったゴブリンロードの動きを遥かに上回る剣速とその威力に受け流しは失敗し、鈍い音を響かせて盾に直撃した。


 受け流すことはできなかったが盾で、なんとか受け止めたアルだったが、伝わってきた衝撃でHPは一気にレッドゾーン(残り一割未満)まで減った。


「やばっ」


 ユリは、ランのために取り出した初級ポーションを慌てて、アルへと投げつけた。ポーションはアルの背中に当たって砕けて、HPは7割まで回復した。


「いたたたたっ。ユリさん、助かりまし――っ!? 」


「GAAAA!! 」


 ユリに礼を言おうとしたアルの頭上で、タイラントゴブリンが大剣を振り下ろした。慌てて盾を頭上に構えたアルは、振り下ろされた大剣の一撃を自分の脇へと逸らした。


 大剣は、盾の表面を滑ってアルのすぐ足元の地面に深々と埋まった。


「GAAッ!!! 」


 しかし、タイラントゴブリンはそれでも諦めず、地面に埋まった大剣を土砂を巻き上げながら強引に引きずり出して、今度はそのまま下からかち上げるような剣筋でアルの脇腹を狙った。


「あぶっ!? 」


 この攻撃にもアルは、驚きながらも反応し盾で受け流した。盾の表面を滑らせて、大剣はそのまま空を切った。タイラントゴブリンの猛攻を完全には受け流すことはできず、アルのHPは二度の攻撃で残り3割のところまで削れていた。


 渾身の攻撃が空を切ったタイラントゴブリンは、体が泳いで大きな隙ができた。そんな隙をシオンやランが見逃すはずがなかった。



「隙だらけ《ジャンプ》」


「さっきは良くもやったなー!! 」


 HPを回復して、ルルルからもらった大剣を失い、前の武骨な大剣を装備し直したランと隙を伺っていたシオンがタイラントゴブリンの懐に潜り込んだ。


「《三連撃》」


 シオンは、ちょうどいい高さで空を泳いでいたタイラントゴブリンの手を足場に6メートルを超す巨体のタイラントゴブリンの首筋まで跳躍すると、そこ目掛けて《三連撃》を重複発動した双剣による6連撃を首筋に叩き込んだ。


「喰らえっ! 」


 それと同時に懐に入ったランは、MPが足りないためにアーツは使用しなかったが、未だに持続している強化を乗せた攻撃を足に3回、一息で叩き込んだ。


「GUGA……ッ」


 タイラントゴブリンは、2人の攻撃にうめき声をあげて、よろめいた。しかし、シオンとランは、深追いはせずにタイラントゴブリンから距離を取った。



「タフだね~」


「手強い」


 安全な距離まで下がった2人は、タイラントゴブリンの残りHPを確認して呆れかえる。あれほどの攻撃を与えても未だにHPが6割も残存していた。


 ランは既にMPが底をついており、シオンもさっきの《三連撃》の重複発動で底をついてしまった。

 2人はタイラントゴブリンの動向を警戒しながら、アイテムボックスから中級マナポーションを取り出して自分のMPを回復した。


「フー、そっちは大丈夫? 」


 シオンは、チラリと後方を見る。後ろでは、フーとリンの2人だけで、20体弱の手負いのシサイゴブリン達と攻防を繰り広げていた。


「こっちは大丈夫です。私達で何とかするんで、天使ちゃん達はそっちに集中して倒してください! 」



「ん。ありがとう」


 元々コンビで活動しているためか、2人だけでシサイゴブリンたちをきっちり押さえこんでいた。2人の戦う様子を見て、大丈夫そうだと判断したシオンは、再び視線をタイラントゴブリンへと向けた。



「急いでるから手短に終わらせる」




◆◇◆◇◆◇◆




「GUGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!! 」



 体をよろめかせたタイラントゴブリンは、ギラつく赤い双眸を手傷を負わせたシオンとランに向けた。そして、雄叫びを上げて大剣を振るった。先程よりも一段と速くなった大剣がランとシオンの2人に迫る。


 その一振りを2人は、後ろに飛び退って避けた。


「しッ! 」


 大剣が空を切ったところでシオンが鋭い呼気を出して2本のクナイをタイラントゴブリンの赤い瞳めがけて投擲した。


「GYAAAAAAAAAッ!? 」


 気づくのが遅れたタイラントゴブリンの片目にクナイが突き刺さる。タイラントゴブリンは、片目を押さえて耳障りな絶叫を上げた。


「《ジャンプ》」


 固まるタイラントゴブリンの懐に再び入ったオンは、首元まで跳躍した。


「《首狩り》」


 シオンは、この緊迫した状況でも普段の無表情を全く崩さず、首元に狙いを定めて【短剣】の単体攻撃《首狩り》を重複発動した。両方の小刀が赤い燐光を纏い、タイラントゴブリンの首に吸い込まれるように振るわれた。



「――ッ!? 」


 しかし、シオンの《首狩り》が成功する前に、横から迫ってきたタイラントゴブリンの左手の平手打ちでシオンは、吹き飛ばされた。攻撃が中断されたことで小刀が纏っていた赤い燐光は、効果を発揮することなく霧散した。


 吹き飛ばされたシオンは、空中で身を翻して足から地面を滑るように着地した。


 タイラントゴブリンが追撃するように左足でシオンを蹴り上げた。


「くっ……! 」


 避けるのは無理と判断したシオンは、自分から飛ぶことでダメージを和らげた。




 若干眉を顰めながらタイラントゴブリンが届かぬ場所まで後退したシオンは、自分の減ったHPを見て小さく舌打ちをした。素早くアイテムボックスから初級ポーションを取り出て減ったHPを回復した。ついでにクナイを追加で3本取り出して、腰のポーチに補充した。



 タイラントゴブリンがシオンに気を取られている間に今度は、ランが攻撃を仕掛けた。


「いっくよー!! 《強撃》《三連撃》」


 左足を振り切ったばかりのタイラントゴブリンの右足をランは大剣を叩きつけるように斬りつける。《強撃》によって、右足にはダメージ以上の強い衝撃が走った。


「GA―ッ!? 」


 軸足に強い衝撃を与えられたタイラントゴブリンは、態勢を崩してよろめいた。


「きゅ!! 」


「《袋叩き》!! 」


 そこへ、自分に拳の攻撃力を1分間上昇させる《鉄拳制裁》と足の攻撃力を1分間上昇させる《剛脚》、クリスの基礎能力を3分間底上げする《獣の本能》の3つのアーツを発動させたユリとクリスが、ランの後に続いて右足を狙って攻撃した。


「ダメ押しだっ!《震脚》」


「UGAッ!? 」


 最後にダメ押しとばかりにユリが《震脚》を地面にではなく、タイラントゴブリンの右足に直接叩き込んだ。

 右足を内部から揺さぶられたタイラントゴブリンは、自らの体を支えられなくなり、盛大な音を立てて後ろにこけた。


「おおー、綺麗にこけましたね」


「アハハハっ、ボスがこけたー! 初めて見た」


「ふっ……」


「ッ! UGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!』

 

 転ばされ笑われたタイラントゴブリンは、いきり立った様子ですぐに起き上がると、今まで以上に大きな雄叫びをあげた。


「う、うるせぇ!? 」「きゅ~~……」


 真下にいたユリは思わず両耳を押さえて、クリスは音に酔ったようでユリの肩の上で体をフラフラとさせた。


 そんな2人に、雄叫びを終えたタイラントゴブリンの右足が頭上から迫った。


「うおっ!? 」


 耳を押さえていたユリは、その場から転がり踏み付けを避けた。何とか避けたユリに今度は、大剣が横から迫ってきた。


「あぶねっ!! 」


 頭を下げて、地面にうずくまることでユリは何とか避けた。その攻撃は、そのままユリの頭上を通過して、そのままアルとランに向けられた。


「くぅ……っ!? 」


 ランよりも大剣に近かったアルは、迫りくる大剣を盾で斜め上の軌道に逸らした。そばにいたランの頭上を大剣が唸りを上げながら通過した。


 しかし、タイラントゴブリンが持ち前の怪力で大剣の軌道を途中で強引に変えたことで、大剣は、ランの体に吸い込まれるように直撃した。


「う゛っ……」


 当たる直前に自分の大剣で防ごうとしたが、弾き返されて、またもやモロに受けてしまったランは、前以上に勢いよく吹き飛び、宙を舞った。


「くはっ」


 地面にたたきつけられたランのHPは、満タンから一気にレッドゾーン(残り1割未満)まで削れた。


「あいたたたっ……さっきより攻撃力上がってるなー」


 ランは、すぐに起き上がるとアイテムボックスから中級ポーションを取り出して回復する。


「やっぱ、戦いはこうでなくっちゃ……! 」


 湧き上がる闘争心をむき出しの笑みを浮かべたランは、再び大剣を持ち直してタイラントゴブリンへと向かった。




 一方、タイラントゴブリンがシオン達に気を取られている間にユリは、タイラントゴブリンの後ろに回っていた。


 いや、正確には踏み付けを転がって避けた結果、気づいたらタイラントゴブリンの背後をユリは取っていた。


 思わぬきっかけで、ユリの目の前にはタイラントゴブリンの無防備な背中が晒されていた。



 ユリは、このチャンスにあることを思いついた。


 その思いつきを即座に採用したユリは、アイテムボックスから伸び蜘蛛の銛と初級マナポーションを取り出した。


(《一投入魂》)


 取り出した初級マナポーションで、まずMPを回復したユリは、投擲の威力を上げる《一球入魂》をタイラントゴブリンに気づかれないように小声で発動する。


 右手に持つ銛が黄色い燐光を纏ったのを確認するとユリは、銛を構えた。



「すぅー……よいっしょぉおお!! 」



 深呼吸したユリは、気合の入った掛け声を上げて狙い定めたタイラントゴブリンのうなじ、目掛けて投擲した。


 黄色い軌跡を描きながら飛んでいった銛は、ユリの狙い通り、タイラントゴブリンのうなじに深く突き刺さった。


「GA……ッ!? 」


 丁度、攻撃を仕掛けてきたシオンを返り討ちにしようとシオンに意識を向けていたタイラントゴブリンは、うなじという弱点に不意打ちをうけて体が硬直した。その結果、シオンの攻撃を無抵抗のまま受ける。



「よしっ! 」


 シオンが攻撃を仕掛けているのが見えてないユリは、銛が上手く刺さったことに笑みを浮かべて、銛から自分の右手まで続いている白い紐を二度引いた。


 銛が何にも刺さっていなければ、伸びた紐が縮み、銛は手元に戻ってくる。


 しかし、タイラントゴブリンに突き刺さっている銛は、かえしがついているために抜けず、紐は元の長さに戻ろうとしてピンっと張った。右手に持つ紐が強い力で、タイラントゴブリンの方へ引っ張られる。


 ユリは、その力に敢えて逆らって踏ん張ろうとせず、自ら地面を蹴って跳躍した。

 手に持つ紐が宙に浮いているユリの体を強引に引っ張って、本来なら届くはずのない高さ6メートル近くあるタイラントゴブリンのうなじまでユリを引き上げた。



「《岩砕脚》!!」


 吸い込まれるようにうなじに向かったユリは、黄色い燐光を纏った右足を見事、タイラントゴブリンの後頭部に直撃させた。


 後頭部に突き刺さった右足を中心に衝撃破のように黄色いエフェクトの波紋が起こり、衝撃がタイラントゴブリンの内部にまで浸透した。


 その一撃で、タイラントゴブリンのHPは、残り2割の状態から0へと削れた。


「GUUゥゥ………」


 ガクンと力が抜けたように地面に両膝をついたタイラントゴブリンは、呻き声を上げながらゆっくりと前に倒れた。


 倒れたタイラントゴブリンの体が光に包まれ消えていくと、同時にユリの目の前に仮想ウィンドウが勝手に現れた。


『リーダー:・・・・のパーティーが【ゴブリン草原】のボス【小鬼の暴君(タイラントゴブリン)】を討伐! 』



 ユリたちは、ゴブリンのボスで、異常種であるタイラントゴブリンに勝利した。

《首狩り》

【短剣】スキルで覚えるアーツ

敵の急所を自動で攻撃する。

クリティカルヒット率が通常より1.2倍高くなる。

失敗することも多々ある。


《袋叩き》

【拳】スキルで覚えるアーツ

4~8回の連続攻撃

攻撃を受けた相手を稀にスタンさせる。


《鉄拳制裁》

【拳】スキルで覚えるアーツ

拳限定で攻撃力を1分間1.3倍増加させる。



《獣の本能》

【調教】スキルで覚えるアーツ

自分のテイムモンスターの基礎能力を3分間底上げする。

消費MPを結構消費し、冷却時間も10分と長い為あまり多用はできない。


《一投入魂》

【投擲】スキルで覚えるアーツ

飛距離と貫通力を上昇させる。


《剛脚》

【剛脚】スキルで覚えるアーツ

脚限定で3分間攻撃力を1.3倍上昇させる。



《岩砕脚》

【剛脚】で覚えるアーツ

衝撃を内部に浸透させる強烈な蹴りを放つ。


モンスターを蹴っても爆散するようなことは起きないが、ゲーム内の岩や木を蹴れば粉々に砕け散る。



14/11/18 18/06/18

改稿しました。


18/06/18


タイラントゴブリンの背丈を3メートル以上から6メートルに変更しました。

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