108話 「幼馴染との再会」
加筆しました。
以前投稿した話の最後から続きを区切りのいいところまで書き足しました。
祝、総合評価10000ポイント突破!
一度は遭遇した駿角兎に殺され初めての死を経験したものの、見事リベンジを果たして無事に始まりの町にたどり着いたユリは、北門をくぐるとその場でログアウトした。
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――16:35
「あら、もう洗濯物を入れちゃうの? 私も手伝いましょうか? 」
「あ、カオル姉」
早めにSMOを切り上げたトウリが洗濯物を取り込んでいると、カオルが一階から降りてきた。
「いいよ別に。もうあと少しだし」
トウリはそう答えながらハンガーの穴に指を通して四人分の衣服を一度に回収する荒業で、カオルがスライドガラスに近づく頃には、全ての洗濯物を居間に取り込み終えてしまった。
「じゃあ、洗濯物を畳むのは手伝うわ」
「そう? じゃあ頼んじゃっていい? 」
こと料理に関しては妹であるランと同じく目を離せないカオルであるが、他の家事に関してはランとは違い安心して任せることができた。それもこれもカオルの不器用さにめげずに根気強く矯正したカオルの母の教育の賜物であった。
「ええ、いいわよ」
「じゃあ、畳むのはカオル姉に任せるよ。俺はちょっと他のことをしてくるよ」
トウリは、そういって風呂掃除をするために部屋を出て行った。
カオルは、トウリが取り込んだ洗濯物を物干し台やハンガーなどから外してカーペットが敷かれた床の上に積み上げ洗濯物の山を作り上げると、カオルはその側に座って目についた洗濯物を手に取って畳み始めた。
最初に手に取ったのは、女物のパジャマの上着だった。フリルのついた可愛らしい夏用のパジャマは、カオルのものにしては小さくランのものだった。カオルは、パジャマのボタンを丁寧に止めて畳むと横に置いて、洗濯物の山から下のズボンも探し出して畳むとその上に重ねた。
次に手に取ったのは、銀河のイラストがプリントアウトされて胸元に英語で銀河と銀色の文字で書かれた黒のTシャツだった。
「タクのね」
袖を両手でもってTシャツを眼前で広げて見たカオルは、そう言ってTシャツを畳むとランの洗濯物とは別の場所に置いた。
続いて手に取ったのは、トランクスパンツだった。
「これもタクのね」
広げて何度か前後を確認して、裏返して大きさを確認したカオルは、くるっとボール状に丸めてタクヤの服のすぐ傍に置いた。
次にとったのは、ズボンのジャージだった。
「うん。スー…………うん。これはトウリちゃんのね」
広げて丈を確認したカオルは一つ頷き、匂いを嗅いでまた一つ頷くとトウリだと断定する。丁寧に畳んで床に置いた。
そんな調子で、テキパキと洗濯物を分けながらカオルは畳んでいった。トウリの洗濯物だけは下着を除けば全て一度は匂いを嗅いで確認をとっていたが、それはカオル以外知ることのないことである。バスタオルの時は畳んだタオルに顔を埋めて念入りに確認していたが、他意はない……カオル的には
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トウリが風呂掃除とついでにトイレ掃除を終えて戻ってきた時には、カオルは四人全員分の洗濯物を畳み終えていた。
「早いね。もう終わったんだカオル姉」
「ちょうど終わったところよ。はいこれ」
「ありがと。早速置いてくるよ」
トウリは、カオルから四人分のバスタオルを受け取って再び洗面所兼脱衣所へ置きに行った。トウリが再び戻ってくると、カオルは積み重ねたトウリの洗濯物を胸に抱いて待っていた。
戻ってきたトウリに渡すためにだろうが、先程の行為から偏見ではあるが洗濯物から匂うトウリの匂いを堪能しているようにも見えなくない。
「はい、トウリちゃんの分」
「ありがと。あ、そうだ。俺はこれから食材の買い出しに行くんだけど、カオル姉も一緒にいく? 」
カオルから自分の洗濯物を受け取ったトウリは、カオルにそんなことを尋ねた。ここ数日、食材の買い出しをしてなかったので、そろそろ買い出しにいかないと夕食の食材がないのだ。
「そうなの? それなら私が車を出すわよ。お母さんから車のカギは預かってるし」
「車を出してくれるとすごく助かるよ。でも今から車を取りに行くのも大変だろうし、うちの父さんの車を使えばいいよ。カギもあるし」
そうトウリはカオルに提案するが、カオルは首を左右に振った。
「それは悪いわ。私が1人で取りに行くからトウリちゃんはここでちょっと待ってて」
「いや、一緒に行くよ。そっちの方が店も近いし、わざわざここに戻ってくるのは遠回りになるしね」
「そう? じゃあ一緒に行きましょ。準備してくるからちょっと待っててね」
「わかった。じゃあ俺も着替えてくるから―――」
「――ちょっと待って」
トウリと顔合わせて話していたカオルは、トウリの言葉を話を遮って徐に顔を近づけた。
「急にどうしたんだよカオル姉」
「………その顔どうしたの? 」
「えっ? ―――あ」
そういえば、とトウリは自分の顔に手を当てる。トウリの顔にはタクヤに書かれた落書きの跡がまだ薄らと残っていたのだ。
「……どういうことかちゃんと教えてくれるわよね? 」
がしっとトウリの頬を掴んで険しい表情で問い詰めてくるカオルの鬼気迫る様子に、トウリは顔を引き攣らせながら頷くことしかできなかった。
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「はぁ、どうしてこんなことに……」
洗面台の鏡の前でトウリは重いため息をつく。
カオルにタクヤの悪戯のことを洗いざらい全て吐き出したトウリは、そんな顔では外には出せないと言われてカオルに洗面台に連れていかれて再度洗われた後は、それでも取れなかった顔のインクを隠すために薄化粧をする羽目になったのだ。
おかげで落書きの跡は目立たなくなったが、ご機嫌斜めのトウリはジト目で鏡に映った自分の顔を見つめる。
体も成長して多少化粧を施したくらいでは女に見えることはなかったが、より中性的な顔立ちになり見ただけではトウリの性別を判断することがより難しくなっていた。
嬉々としてトウリに化粧を施したカオルは、機嫌も直ってトウリの後ろでニコニコと笑っている。
「やっぱ、トウリちゃんはカッコ可愛いわ! お姉ちゃん惚れ直しちゃいそうよ! 」
感極まったカオルがトウリの首に腕を絡めて抱き着くと、首筋に顔を擦りつける。カオルの大きな胸がトウリの背中に押しつぶされる。
「ああもう、カオル姉鬱陶しい! 」
トウリは、暴走するカオルを払いのけて距離をとる。あまり広いとは言えない脱衣所の中でカオルから精一杯距離をとろうとするトウリの様子は、さながら警戒する子猫のようである。
「カオル姉、これで文句ないんだろ! 早く買い出しにいくよ! 俺は先に行って待ってるからね!! カオル姉も早く準備して後から来てよ! 」
ぷんぷんと怒るトウリはそう言って、隙あらば抱き着こうと手を構えるカオルがいる脱衣所から逃げるように出て行った。
「ああ、行っちゃた……」
残されたカオルは、伸ばしていた手を下ろして名残惜しそうに呟いた。
「でも、これからおめかししたトウリちゃんと2人だけでお買い物デート……ふふっ、楽しみね」
カオルは、鼻歌を歌いながらデートの準備を始めるのだった。
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――17:13
トウリがタクヤ達の家である荒沢家の家の前で15分ほど待っていると準備を終えたカオルがやってきた。
「遅くなってごめんなさいね」
「……いいよ、別に」
カオルが出してきた車の助手席に乗り込んだトウリは、不機嫌な様子を隠そうともしてない。そんな不貞腐れた様子のトウリの横顔にカオルは、あまりの愛らしさにニコニコと笑いながら内心身悶えする。
車内の中での会話はほとんどなく、トウリは不貞腐れた表情でずっと無言で窓の外の景色を眺めていて、カオルは運転しながらも時折、そんなトウリを見て悶えながら写真を撮りたくなる衝動を必死に抑えていた。
カオルとトウリが食材の買い物に向かったのは、近くのスーパーやデパートだった。近場のいくつかの店で、家を出る前にチェックをした各店の安売りの食材を買いこんでいく。そのトウリの手際は慣れた様子だ。カオルはその隣に立ってその様子を眺めていた。今回のカオルは完全に足である。
「あら」
三件目のスーパーで酒が陳列している棚を横切った時、カオルはあるものに目が止まった。カオルの手が自然と日本酒の一本に伸ばされていた。それに待ったをかけたのがトウリだった。
「カオル姉、昨日散々飲んで二日酔いになったんでしょ。今日はやめといた方がいいよ」
大分よくなったとはいえ二日酔いでダウンしていたのだ今日の飲酒は体の為にも控えるべきである。そして、何より二日続けて酒臭いカオルと一緒に眠るのはトウリとしては勘弁願いたかった。
「……そうね。うん、今日は止めた方がいいわよね」
そう言葉ではトウリの意見に賛同しながら、その手の中には日本酒が一本握られている。手に握る日本酒は「ムコナカセ」というカオルの好きな日本酒で、「お買い得品! 」とタグがつけられている。
「トウリちゃん、今日は飲まないから買ってもいい……? あ、もちろんお金は自分で払うから」
「はぁ、カオル姉が自腹で買う分には別に止めないよ。けど、今日は本当に飲酒は禁止だからね。飲んじゃダメだよ」
「うん、わかったわ。ありがとトウリちゃん! 」
パァァと顔を輝かせたカオルは、日本酒「ムコナカセ」をもう一本棚から取って嬉しそうにその2本を胸に抱きしめた。カオルはそこそこに酒好きだった。
いそいそと、お気に入りの酒を抱いてお菓子コーナーへと行くカオルの後姿を目で追いながらトウリは、仕方ないなと苦笑した。
「あっ、リッちゃん! 」
カオルを放って1人で買い物を続けていたトウリは、惣菜のブースを通りかかると見知った顔と遭遇した。
「アヤネ? 」
トウリがアヤネと呼んだ少女は、トウリの幼馴染である奥田朱音という東野家の隣に住んでいる同い年だった。小さい頃はタクを含めた三人で一緒にいることが多く中学までは同じ学校に通っていたが、高校からはトウリ達とは別の公立高校に通うことになってからは顔を合せる機会はめっきり減っていた。トウリがアヤネと顔を合せるのは二か月ぶりだった。
「ひっさしぶり! リッちゃんも夕食のお買い物? でも、それにしてはやけに多いね」
「ああ、最近買いに行けてなかったから家の冷蔵庫が空っぽで、ちょっと買い溜めしてるんだよ」
「あーなるほど。でも、そんなにたくさん大丈夫? 1人で持てる? 私も手伝おっか? 」
「いや、大丈夫大丈夫。今日はカオル姉に車出してもらってるから」
「え、タっくんのお姉ちゃんも一緒なの? どこどこ? 」
カオルがいることを知ったアヤネは、キョロキョロと周りを見渡す。
「今カオル姉は、お菓子売り場にいると思うよ」
「あ、そうなの? わかった。ちょっと会ってくる。リッちゃん、まったねー! 」
「はいはい、またな。バイバイ。………ってタクは「君」で俺が「ちゃん」なのは相変わらずか」
ぶんぶんと手を振りながら去っていくアヤネに振り返しながらトウリは、ぼそりと呟く。
アヤネは、トウリを未だに異性というよりは同性に近しい存在として見ている節があった。高校生にもなって同い年からちゃん付けでそれも「リッちゃん」という女の子っぽいあだ名で呼ばれることにトウリは苦笑する。
「高校入ってからは女子からも男として見られるようになったんだけどなー」
アヤネとの会話を耳にしていた近くの客の何人かから女子だと認識されているトウリが言うには、それは説得力が薄いものだった。しかし、そんなことを露とも知らずトウリは、カゴ一杯にいれたカートで押しながらレジへと向かっていった。
「今日は、冷しゃぶでもしよっかなー」
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買い物を終え、家に帰ってきたトウリは化粧を落とすと夕食の準備に取り掛かり、カオルはトウリに一言断りを入れてから二階のトウリの部屋へと入っていた。
「タっくんのお姉ちゃん、リッちゃんの部屋に何しに行ったの? 」
野菜を切るトウリの横ではアヤネが人参の皮をピーラーで剥いていた。アヤネの親は共働きで帰りが遅いことが多く今日も両親は帰りが遅く食事もいらないということで一人で食事をとることになっていたのだが、話を聞いたカオルがそれなら久しぶりに一緒に食べましょという話になり一緒に夕食をとることになった。アヤネはカオルやランとは違って両親が共働きで一人っ子ということもあって料理をつくるのは慣れているので、トウリも安心して任せることができた。
「今は俺の部屋にタクがいるからな。多分それでだろ」
「? どゆこと? 」
アヤネが首を傾げていると、二階から大きな物音とタクヤとカオルの口論が聞こえてきた。
「――――! ――、――ッ!! 」
「ッ! ―――! ――――!! 」
「あー……タっくんまた何かしちゃった? 」
「あぁ、まただ」
なるほどぉ、と納得がいったように声を零すアヤネ。タクヤが悪戯をしてカオルたちを怒らせるのは幼馴染のアヤネは昔から知っている。
「変わってないねぇ、タっくんも。今回は何があったの? あ、もしかしてリッちゃんが化粧をしていたのと何か関係してるの? 」
「うん、まぁな……」
昔を懐かしむように目を細めめたりしながら問いかけてきたアヤネの質問にトウリは口を濁して答える。男として化粧をしていたこともその理由も自分の口から話したいものではなかった。それを知ってか知らずかアヤネは、ほー、へー、ふーんと頷くとそれ以上のことは聞かずに別の話題へと移った。ギッタンバッコンと荒沢姉弟の姉弟喧嘩の物音が二階から聞こえる中、トウリとアヤネは世間話をしながら夕食の準備を進めていった。
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トウリとアヤネが夕食の準備を終えて、2階から制裁を終えたカオルとゲームを中断したランたちタクヤを除く4人で、食器の配膳を行っていると、10分遅れてタクヤが赤くなった左頬を擦りながら一階へと降りてきた。
「おーイテテ……全くひどい目にあったぜ」
「あ、タっくん、おっひさー! 」
「およ? 久しぶりだな。何でアヤネがいるんだ? 」
懐かしい顔にタクヤは痛みを忘れて驚いた表情で頬を抑えていた左手を上げて挨拶する。
「えへへ、夕食にお呼ばれしちゃった」
「おじさんとおばさんは今日も夜が遅いのか? 」
「うん、スーパーで夕食のおかず探してたら偶然リッちゃんとタっくんのお姉ちゃんと会って誘われたの。それにしてもタっくんまた背が伸びた? 」
「んーそうかぁ? あんま大して変わってねぇと思うけどな」
「いや、伸びてるだろ」
「何言ってんのよ。この前服がキツイとかいって前より大きいサイズ買ったばかりじゃない」
アヤネの指摘に本人自身に自覚はないようだったが、普段家や学校で一緒にいるトウリ達は何でこいつ自覚ないの?と言わんばかりの表情だった。タクヤは未だに成長期真っ盛りでピークを越えた今も
依然と成長を続けており、四月と比べるとすでに二センチ近く伸びていた。
「そうだったか? まぁ俺のことは兎も角アヤネは変わってねぇなぁ。昔と変わらずちっこいままだ」
「むー! これでも私は女子の中では高い方なんだよ! 」
アヤネは身長160センチを超えてるので、女子にしては高い方になるのだが、180センチを超えてるタクヤと比べると20センチ近くの身長差があるので小さくみえる。ちっこいと言われて不満たらたらなアヤネは頬を膨らませてポカポカとタクヤのお腹を殴る。あまり手加減されてないが、トウリやカオルの攻撃に比べれば遥かに軽い。
「ハハハ、わりぃわりぃ」
タクヤは全く悪びれた様子もなく笑ってアヤネを引き剥がしながら頭をポンポンと撫でて自分の席につく。
タクヤに軽くあしらわれたアヤネはむーと唸りながらも顔は満更ではない表情でにやけててちゃっかりとタクヤの隣の席についた。
「あ、カオル姉。隣座ってもいいかな? 」
「ええ、もちろんいいわよ」
そこは普段トウリの席だったのだが、2人のやりとりを見ていたトウリは何も言わずに、空いたカオルの席の隣へとつく。隣の席へと移動してきたトウリにカオルは、棚から牡丹餅気分でとても嬉しそうに笑った。
その日の夕食は、久し振りのアヤネとの再会で昔話や近況話で盛り上がり楽しく賑やかな食事だった。
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「じゃ、トウリちゃん。私ちょっとそこまでアヤネちゃんを送ってくるわね。ついでに車をウチに置いてくるから少し遅くなると思うわ」
「タっくん、リッちゃん、それにランちゃんまた今度ね。バイバーイ」
「バイバーイ、アヤ姉また来てねー! 」
「おう、元気でなー」
「おう、またな。カオル姉、気を付けてってねー」
夕食の後、アヤネは隣の自分の家へとちょうど外に出る用事のあったカオルと一緒に出て行った。
「なートウリ、あの2人何か怪しくねぇか? 」
バタンと閉じられる玄関の扉。アヤネとカオルがいなくなったその場所を見ながらタクヤが突然そんなことを言い出す。
「ハァ? 何言ってたんだお前」
「いや、アヤネん家すぐ隣だろ。わざわざ送る距離じゃねぇじゃん。それにあの2人なんかSMOの話の後から何か妙にこそこそとしてたじゃん。ありゃ絶対何か企んでるぞ」
「あっ、そう。それがどうかしたのか? どうせ俺らには関係ないだろ。下手に勘繰ると藪蛇だぞ。てかタクさっきカオル姉を怒らせたばかりだろ。大人しくしとけって」
「あーまぁ、そうなんだけどよぉ」
トウリに言われて罰の悪そうにタクヤはカオルに叩かれた頬を擦る。
「とにかく、今は食器片づけるのを手伝ってくれ」
そう言ってトウリは、カチャカチャと机の食べ終わった食器を重ねて流し台に持っていく。
「へいーへーいっと」
言われたタクヤは渋々片づけを手伝うのだった。
トウリ達がアヤネとカオルの企みを知るのはもう少しの先のことだった。
今のトウリ達はまだその企みには気付いていなかった。
「へっへーん、これでタっくんをアッと驚かせちゃうんだから! 」
「フフッ、それは楽しみね」
タクヤ→トウリ
ラン→同い年の友達
カオル→
初登場
奥田朱音
トウリやタクと同い年で幼馴染で、トウリの家の隣に住んでいる。身長160センチちょっと
幼少期は、三人一緒でいることも多く。仲のいい友達だった。
保育園、小学校、中学校と同じ園や学校で過ごしていて、トウリ達と一緒に登下校することも多く、家族ぐるみで遊びにどこかに遊びにいくこともあった。
高校は、トウリ達とは別の県内の公立高校に自転車で通っている。
トウリとタクの公立高校は徒歩10分くらいで行けるのに対し、アヤネの通う高校は自転車30分ほどとやや遠い。
トウリとタクの学校が夏休みに補習がないのに対し、アヤネの学校はがっつり補習がある。
カオルが変態なのはデフォ。処置なし。
明けましておめでとうございます。
今年最初の更新がこのような紛らしいものとなってしまい申し訳ありませんでした。
次話が早く更新するよう頑張ろうと思います。次回はゲームの中での話になると思います。
また、総合評価一万ポイントを突破しました。
誠にありがとうございます。これも偏に読者の皆様の応援のおかげです。
これからも完結できるよう頑張って更新を続けていきたいと思ってます。
感想をもらえるととても嬉しいです。待ってます。




