OOOｏの消失

ある日。

世界(なろう)から

O(・)O(・)O(・)ｏ(・)が消えた。

◇

一部の人(作品)たちだけが

沢山O(・)O(・)O(・)ｏ(・)をもらっているのは

不公平、だから。

◇

ほとんどの人(作品)は

O(・)O(・)O(・)ｏ(・)をもらっていない。

これみたらわかる。

◇

◇

世界(なろう)は

O(・)O(・)O(・)ｏ(・)が消えて

みんな平等に

なった。

◇

ランキングは

ランダム表示。

ズルする人も

いなくなった。

◇

勝ちも

負けも

何もない。

平等な世界(なろう)。

◇

平等になった世界(なろう)で

素晴らしい人(作品)に出会った時、

つい画面下にスクロールして

O(・)O(・)O(・)ｏ(・)ボタンを、

探してしまう。

◇

そこにはもう

何もない

のに。

◇

朝起きるとつい、

『小説情報』ページを

開いてしまう。

◇

そこにはもう

何もない

のに。

◇

平等になった世界(なろう)で

わたしは不平等(OOOｏ)を

探して(もとめて)いる。