表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた【書籍12巻、コミック12巻まで発売中】  作者: 桂かすが
第三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/351

50話 夜襲

 サティが戻ってきて夕食になった。今日も朝の襲撃以外は特に攻勢もなかったそうだ。レベルは2つあがっていた。またあとで割り振らないとな。


「この面子が揃うのは久しぶりね」と、エリザベス。


「ティリカちゃんがいれば完璧だったのにな、サティ」


「でもここは危ないですから」


 実際ここはとても危ない。空を飛ぶモンスターは時々町にまで侵入してくる。とはいえ、残っているのは兵士や冒険者ばかりなので1匹や2匹紛れ込んでもすぐに撃退されるんだけど。




 夕食後、アンジェラエリザベスおれの順番でお風呂に入り、おれがサティと湯船に浸かっていると何やらエリザベスの騒いでいる声が聞こえた。おれの耳じゃ何を言ってるのかまでは聞こえない。


「今の何?」


「あの……アンジェラ様がマサル様とそういう関係になられたのにお怒りを……」


 なぜこの世界の女性は行為に及んだことまでぺらぺらしゃべるんだろうか。そういう文化?サティもおねーさんにずいぶん事細かに教育されたようだし。


「あとはなんて?」


「声が小さいのでそれくらいしか」


 エリザベス怒ってるかな?ファーストキスをあげた相手が、ライバル視してる相手に寝取られとかそりゃ怒るだろうな……このままお風呂に篭っていたい。


 ぐずぐずと長風呂していると扉がゆっくりと開いた。


「マサル。話があるわ。早くあがってらっしゃい」


「何か怒ってません?」


「別に。怒ってなんかないわよ」


 嘘だ。笑顔が引きつってるぞ。


「とにかくさっさと出て来なさいね」


 そういうとエリザベスは戻っていった。


「体がふやけそうだ。出ようか?」




 服を着て、エリザベスと距離をおいていると、こっちに来て座りなさいと言われたのでエリザベスの前で正座してみた。こっちには正座がないのか、エリザベスがちょっと変な顔をしてたけど、おれが神妙な顔をしているので続けることにしたようだ。サティとアンジェラは少し離れたところから様子を見ている。助けは期待できなさそうだ。


「ただいまアンジェラと話し合った結果、私が正妻と言うことになりました」


「ええええええええええええ」


 なんか色々すっ飛ばしすぎじゃないか!?


「別にそんなに早いってわけじゃないわ。貴族なんか会ったこともないのと結婚するのよ。それともサティとアンに手を出しておいて、責任は取らないって言うの?」


「せ、責任はその、ちゃんと取るよ?」


「……ならそれはいいわ。で?マサルは私のことが好きなのよね?」


「はい」


「サティとアンとじゃどっちが好き?」


「2人と同じくらいで……」


「まあいいわ。それくらいで許してあげる」


 おお!ついに3人目のハーレムメンバーが!


「ちょ、何嬉しそうな顔をしてるのよ!」


「だって。エリザベスおれのお嫁さんになってくれるんだよね?すごく嬉しいよ!」


「よ、嫁って……ま、まあそうなんだけど……」


 エリザベスは顔を赤くして恥ずかしそうにしている。


「とにかく!暁の解散はもう間違いないわ。でもナーニアはまだ抵抗しているのよ。それでね。私がマサルのパーティーに入ることでナーニアを安心させる作戦なのよ」


「え?これって作戦なの?嫁って嘘なの?」


「う、嘘じゃないわよ。マサルが私でもいいって言うなら……」


「いい!いいよ!エリザベスがいい!」


「その……私はアンみたいにスタイルはよくないし、サティみたいに可愛げがあるわけじゃないわ。それでもいいの?」


「うん。エリザベスはすごく可愛いよ。エリザベスにお嫁さんになって欲しい」


「じゃあ仕方ないわね。お嫁さんになってあげる。光栄に思いなさいよ」


「エリザベスこそおれみたいなのでいいの?」


「そうね。正直ちょっと頼りないところはあるけど、魔法の腕はいいし、顔も悪くないわよ。それに美味しいものを作ってくれるしね」


 なんか評価が微妙じゃないか?から揚げか?から揚げで惚れたのか?


「それだけ?」


「ド、ドラゴンとやった時はちょっとかっこよかったわよ。最後のブレスを水で防いだのはいい判断だったわ。それに、その。雷の時とか……」


 そうか。ドラゴンの時のことはあんまり言わなかったから、頭をぶつけて気絶させたの怒ってるのかと思ってた。あれで好感度アップか。おれもあれでエリザベスはカッコイイって思ったもんな。


 2人でなんとなく顔を赤くして見つめ合ってると。


「そろそろいいかな?」と、アンジェラに声をかけられた。


 サティとアンジェラいるの忘れてた……今の全部見てたんだよな……うっわー、恥ずかしい。恥ずかしいよ!


「あ、あ、あ、あんた達!今見たことは忘れなさい!!」


「いやいや。忘れるなんてもったいない。いいもの見せてもらったよ。さすがは正妻だわ。ちょっとあの甘々な雰囲気は真似できないわー。ね、サティ」


「はい。素晴らしかったです!」


 アンジェラはニヤニヤして、サティは目をキラキラさせている。見てる2人はさぞかし楽しかったろうよ……あ、エリザベスがちょっと涙目になってる。


「ああ、ごめんって。ほらほら。めでたい場面なんだから泣かないの。正妻になったんだろ?」


「そ、そうよ。正妻なんだからもうちょっと敬いなさいよ」


「はいはい。エリーは偉いよ。何しろ正妻なんだしね」


「あー、でもアンジェラはいいの?その、側室?愛人?なんていうのかわからないけど」


「側室かなあ。まあそんなに大層なものでもないし、妾でも別にいいよ。サティは奴隷だし、私は親が普通の農夫で孤児だったしね。貴族出のエリーが筆頭になるのは当然でしょう」


「でも3人とも上下とかなしに仲良くね」


「別に正妻だからって妾や奴隷をいじめたりはしないわよ。外向けにそういう風に決めただけよ」


「そうそう。サティも私らに遠慮する必要はないんだからね。3人で仲良くわけ合えばいいんだから」


 おれ、分けられちゃうのか。3等分に?


「でも……」


「サティもおれの大事な嫁だよ。奴隷なのが嫌だったら町に戻ったら解放してもらおうか」


「それはいいかもしれないね。そうしたら4人で結婚式でもしようか」


「そうね。結婚式は派手なのがいいわ!」


「いや、お金がそんなにないぞ。エリザベスも実家に送金しててそんなに持ってないだろ」


 いっぱい人集めて派手な結婚式とか無理だ!


「そうね。浪費するのもよくないし……」


「神殿でやればいいよ。ホールは大きいし、孤児院の子らで手伝いをすれば格安だよ。仲人も神官も全部揃うしね」


「そうね。そうしましょう」


 なんかおれを置いてけぼりにして話が……


「サティも結婚式やりたい?」


「はい。でもあの。そんなのいいんでしょうか。わたしは別に奴隷のままでも」


「解放されたらどっかに行っちゃう?」


「行きません!絶対にどこにも行きませんから!」


「だよね。なら奴隷じゃなくなってもずっと一緒だろ」


「はい!」


「サティ、おれと結婚してくれる?」


 あ、泣いた。泣かしちゃった。


「わ、わたし、マサル様とずっと一緒に……いられるだけでいいって……なのに……結婚とか。う、嬉しくて……」


 サティを抱いて背中をぽんぽんと叩いてやる。まあサティが喜ぶなら結婚式も悪くないか。


「よしよし。ずっと一緒にいような」


「なんかサティに全部持っていかれちゃったね」


「まあいいわ。泣かしたマサルが悪いんだし」


 べ、別におれは悪くないぞ。ないよな?




 その夜はエリザベスと寝ることになった。


「なんならお風呂場にでも移動してようか?それか別の部屋用意してもらって2人きりにしてあげようか?」


「べ、別に何もしないわよ!一緒に寝るだけ。そういうのは帰ってからよ!」


 確かにいまの状況でそういうのもちょっとどうかと思う。とてもとても残念だけど。


 でもこうやって嫁予定の女の子と同衾するのも異様に興奮する。1回目はそんな余裕なかったし、2回目はぶるぶる震えてた。


 隣にはアンジェラとサティが空のベッドを一つ挟んで2人で寝ているわけだが、このまままったく手を出さないでもいいものだろうか。


「もう寝た?」と、小声で聞いてみる。


 エリザベスがごそごそと体をこちらに向けて目があった。エリザベスってすごく綺麗な整った顔をしてるんだよな。さすが貴族出というだけあって、気品があるっていうか。


 こちらも体の向きをエリザベスのほうに変えると顔が至近距離に来てしまった。ちょっと手を動かすと、胸の前あたりにエリザベスの手が見つかったのでそっと握ってみる。


「な、なにを……」


「何にもしないよ」


 特に振り払う様子もなく、そのまま手は握られたままだ。ん?ちょっとエリザベスの鼻息が荒くなってるような。目も潤んでる。あの雷の日みたいだ。


 さらに顔を近づけて、軽く口付けをしすぐに離す。


「も、もうちょっとだけならいいわよ」


 お許しがでたぞ!今度はもうちょっと強く唇を押し付ける。何度も。そして舌を差し入れて……


 これ以上できないのが残念だったけど、エリザベスが眠りそうになったので諦めた。昼間あれだけ寝たのに、普通キスしてる最中に寝るか?だけど目の前で口から少しよだれを垂らし、くーくー寝息を立てているエリザベスを見て、まあいいかと思い、おれも眠りについた。



 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■




 ゆっさゆっさと体を揺すられたので目が覚めた。どこからかカーンカーンと鐘の音がする。


「マサル様、マサル様起きてください」


「マサル、エリザベス!起きなさい。敵襲だよ!」


 敵襲!?ガバっと体を起こす。


「おい、エリザベス!敵だ、起きろ!」


 この鐘の音、ハーピーの時のと同じだ。あれが敵襲の合図だったのか。


「明かりをつける」


 暗くてうまく防具が付けられない。ライトを使おうとしてアンジェラに止められた。


「だめ。明かりを見て敵が来るかもしれない」


 この部屋にはガラス窓がある。カーテンもあるが、ライトの魔法だと光が漏れるのは確実だろう。やっぱり暗視を取っておくんだった。だけどアンジェラがろうそくをつけて、机の下においてくれた。これなら外に光が漏れないだろう。


 ろうそくのか細い明かりを頼りに装備を整える。エリザベスもようやく目を覚ましたようだ。


「まさか城壁が落ちたのか?」


「だったらもっと早くにここにも知らせが来るはず。城壁はそう短時間で落とせないよ」と、アンジェラ。


「空を何かが飛ぶ音がかすかにしました」と、サティ。


 空からの奇襲か。城壁を無視して一気に町を襲う。町が混乱している隙に城壁を……


 ようやくおれの準備も終わった。最後に起きたエリザベスはとっくに準備完了している。ローブを頭からかぶって杖を持てば終わり。簡単なものである。


「よし、様子を見に行こう」


 外に出ようとするとダニーロ殿が駆け込んできた。


「状況は?」


「わかりません。砦が寝静まった頃に空からの奇襲です。混乱してなにがどうなっているのやら。とりあえず神殿のホールにお集まりください。騎士団が守りを固めてます」


 ろうそくを吹き消し、ダニーロ殿についてホールに向かう。そこには沢山の神官や怪我人、騎士団の人でごった返していた。


「オルバやナーニアは無事かしら」


「あそこは冒険者がいっぱい泊まってるんだろ?軍曹どのもあそこだし、きっとここと同じくらい安全だよ」


 小声で話していると、ホールの入口のほうから大声で知らせが入った。


「城壁から連絡があった!攻撃を受けているがまだ第二は無事だ!」


 ひとまずはこれで安心だ。だがこのままここで待っていてもいいのか?


「どうする?どうしたらいい?」


「待ちましょう。こういう時は勝手に動いてはだめなのよ」と、エリザベス。


 さらに待っていると知らせが入る。


「現在、砦内部の掃討を冒険者が総出で行なっている!我ら騎士団はこれより城壁の救援におもむく!金剛隊はここで引き続き護衛に当ってくれ!」


「エリザベスどうしよう?」


「騎士団についていきましょう。冒険者の動きはここじゃよくわからないし、城壁の守りに付くほうがいいわ」


「わかった。アンジェラはここで待っていてくれ」


「わ、わたしも行くわ」


「だめよ。そんな服で。最低限矢を防げる装備じゃないと死ににいくようなものよ」


「うっ……」


「騎士団が出発するわよ。さあ行きましょう。アン、大丈夫よ。マサルの面倒はちゃんと見るから」


「わかった。気をつけてね」


「行くわよ。騎士団から遅れないようにね」


 エリザベスについてホールから出た騎士団の最後尾に付く。騎士団の人はちらりとこちらを見るだけで気にしないことに決めたようだ。騎士団の上にはいくつものライトが上げられ進路を照らしている。サティは弓を手に持ち、おれも剣を手にして後に続く。


 門を抜けた所で前方の騎士団から警告が走った。


「空から来るぞ!退避ーーー!」


 地面に伏せる。すぐにおれの探知にもかかった。ワイバーンか?ドラゴンほどは大きくはないがそれでも5mくらいはある。


 急降下してきたワイバーンは騎士団の隊列に突っ込み、2人ほどを吹き飛ばしてまた上空に上がっていく。


「当たりましたがだめです。大きくて矢じゃ効果が……」


「サンダーで撃ち落とすわよ」


 エリザベスが詠唱を開始する。続けておれも【サンダー】詠唱開始――


 ワイバーンが再び降りてくる。間に合う。あのドラゴンよりは全然遅い――詠唱完了!


「サンダー!!」


 こちらに向かいつつあったワイバーンにサンダーが命中し、槍と盾を構え隊列を組んでいた騎士団の真ん前に落下する。地面のワイバーンに騎士団が殺到してとどめを刺す。レベルが1つあがった。


「助かった。魔法使い殿」


 数人の騎士団の人がこちらにやって来る。


「魔法使い殿、こっちだ。ついてきてくれ」


 騎士団に護衛されながら城壁へと進む。どうやら役に立ったので部隊に組み入れてもらえたようだ。周りは騎士団に囲まれているが、時々空から矢が降ってきて怖い。


「あんたいつのまにサンダー覚えたのよ」


「エリザベスがいない間にがんばって練習してんだよ」


 してないけど。練習で1回うった以外じゃいまので初めてだし。


「メガサンダーまで使えるとかはないわよね?」


「さすがにそれは……」


 いまポイントが入ったから取れないことはないが。


 騎士団が第二城壁の前で止まった。あの崩れているところだ。前に見た時よりは修復が進んでいるようだ。


「どうしたんです?」


「見ろ、あそこを」と、指をさされた崩れた城壁を見る。今、何か。敵が登ってきてるのか!?


「あそこが抜かれそうだ。もしそうなったらここで食い止める」


「土魔法で修復できないんですか?」


「やってはいるが、やる側から破壊されるんだ。やるなら一気にやらないとだめだが、そんな土メイジはここには……」


「土メイジってレアなの?」と、エリザベスに尋ねる。


「そこそこいるわよ。でも土木工事専門でやっているようなのはこんな前線に用もないのに来ないわよ。開拓村にもいなかったし。おかげで時々土木工事もやらされたわ」


 10年安定していたって話だし、ここで工事をするような案件はないだろうな。それに治癒術士と同じだ。後方支援を選んだような安全志向のメイジがこんな危険地帯にやって来ることはないだろう。


 おれの魔法でいけるか?土魔法レベル3あるし、土壁の魔法を応用すれば。念の為にレベル4に上げておくか。




スキル 6P


スキルリセット ラズグラドワールド標準語 時計 

体力回復強化 根性 肉体強化Lv2 料理Lv2

隠密Lv3 忍び足Lv2 気配察知Lv4

盾Lv3 回避Lv3 格闘術Lv1 

弓術Lv3 投擲術Lv2 剣術Lv4

魔力感知Lv1 高速詠唱Lv5 魔力増強Lv3 MP回復力アップLv3

コモン魔法 生活魔法 回復魔法Lv4

火魔法Lv4 水魔法Lv3 風魔法Lv3 土魔法Lv4

 

【土魔法Lv4】土弾 土壁 硬化 ゴーレム作成 岩弾 錬成 大ゴーレム作成


 大ゴーレムはいいとして錬成?いや、試している時間はないな。


「おれがやってみます」


 土壁の要領で城壁の形に土壁を作り、持ち上げて設置。そのあとは硬化をかければいいな。


「下がってください。下がって。ここらへんの地面を掘ります!」


 【土壁】詠唱開始――なるべく、硬く、硬く作るんだ。くそ、魔力の消費がきついぞ。徐々に、巨大な土壁が形成されていく。地面の穴が広がり、土壁が成長していく。ようやく崩壊した城壁サイズの土壁が完成した。今度はこれを持ち上げて設置しないと。


 【レヴィテーション】詠唱――重い。だが持ち上がらないことはない。ゆっくりと巨大な土壁が上昇していく。その時ふっと重さが減じた。


「手伝うわ」


「うん、ありがとう」


 巨大な土壁がとうとう城壁の高さに到達し、慎重に位置を合わせていく。魔力ががりがり減っていくのがわかる。そして今まさに城壁を乗り越えんとしていたモンスターごと押しつぶし、土壁と城壁が合わさった。


「やったぞ!」


 騎士団から歓声があがった。ずいぶん不恰好だが、とりあえずは穴は塞いだ。上部の通路の連結も問題なさそうだ。


 補修した城壁に【硬化】をかけていく。


「素晴らしい!これほどの穴を一気に塞ぐとは!」


「硬化もかけておきました。1日くらいならもつはずです」


 魔力を一気に使ったせいで頭がくらくらする。魔力は残り1割くらいか。MPポーションを取り出して飲む。さらに濃縮マギ茶も飲んでおく。


「上にあがるわよ、マサル。魔力は大丈夫?」


「大丈夫まだ余裕はある」


「そう。じゃあ急ぎましょう」


「魔法使い殿、こちらです」と、騎士団の人の案内で城壁の階段を登った。そしてライトの魔法と沢山のかがり火に照らされ目にしたものは、雲霞のごとく押し寄せるモンスターの群れだった。

眼下に広がるモンスターの群れ群れ群れ。一体何匹いるんだ?1万や2万じゃきかないだろう。明かりに照らされた部分全てにモンスターが蠢いてこちらを目指し進んでくる。


次回、明日公開予定

51話 防衛戦


誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘ください。

ご意見ご感想なども大歓迎です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
[良い点] エリザベスかわいい [一言] 敵来るなよ今はイチャイチャタイムだろが
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ