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ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた【書籍12巻、コミック12巻まで発売中】  作者: 桂かすが
第二章

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37話 馬牧場の戦い

 帰ってからラフな格好に着替えると、サティもこの前エリザベスと買った服に着替えてきていた。


 肩のあたりが剥き出しのワンピースで、ひらひらしたレースとかもついててとても可愛くて似合っている。心臓がどくどくしてきた。


 いつも通り読み書きの勉強をするが、落ち着かない。サティもそわそわして集中できないようだ。それにいつもより少し離れて座って、体が触れるたびにぴくっぴくっと反応する。


 これはだめだな。今日はもうやめておこう。


「サティ、プリン取ってきて。休憩にしよう」


「は、はい。すいません」


 サティも集中できてないのが自分でわかっていたのだろう。しょんぼりしてプリンを取りに行った。


 さてどうしよう。夜には時間があるし、どこかに遊びに行こうにもこの町には娯楽があまりない。王都のほうにいけば劇場とかがあるらしいが。冒険者なら酒場にでも繰り出すところだろうが、生憎とそういう趣味もない。最近は暇なときは本を読んでるんだけど、今日は集中できそうにないしなあ。


 お風呂でも入るか。毎日お風呂に入るようにしてから、浄化しても汗とかが気になるようになってきた。やっぱり清潔なほうがいいしね。


「お風呂でも入ろうか?」


 今日こそサティに全身洗ってもらってもいいんではなかろうか。アンジェラとエリザベスもやってもらって好評だったみたいだし、ぜひ体験したい。


 浴槽にお湯を張り脱衣所に戻るとサティはすでに服を脱いで全裸状態だった。よし、落ち着けおれ。これから致すんだし許容範囲内だ。


 サティの裸身をじっくり鑑賞させてもらう。やはり以前と比べてふっくらとしているように見える。まだまだ細いけど、運動もさせてるおかげか引き締まった体にすべすべの肌。とても綺麗だ。胸も思ったよりある。小さいけど。


「あの、変じゃないでしょうか・・・」


 あ、じーっと見過ぎたか。


「ああ、うん。綺麗だよ」


 今すぐ襲いかかりたいくらいだ。


「じゃあ入ろうか」




 サティの全身洗いは絶品だった。エリザベスが欲しいと言った気持ちがわかる。でもおれのだからね?そしてお返しに洗い返してあげた。




 2人で浴槽に浸かる。サティを後ろから抱っこした状態だ。


「ずっと……ずっとマサル様といっしょにいたいです」


 腕をぎゅっと掴んで不意にサティが言った。


 ずっとか。20年経って日本に帰るとして、サティのことどうしようか……日本に連れて帰る?伊藤神が許すだろうか。こちらに残る?だめだ。やっぱり帰りたい。帰れると思うからこそ耐えられているんだ。もしこのまま異世界で骨を埋めることが確定したら、耐え切れないかもしれない。


「あの……だめですか?」


 おれが黙ったままでいるとサティが言う。


「そう……そうだな。今からいうことは誰にも内緒だよ?」


「はい」


「おれの故郷はとても遠くでね。転移魔法みたいなのでここに送り込まれたんだ。だから今は帰れないんだけど、20年経ったら迎えにきてくれるって約束なんだ」


「20年……」


「そう。だから少なくとも20年はサティの側にいられるよ。でもその先のことはわからない。故郷に帰るかもしれないし、ここに残りたいって思うかもしれない」


「私も一緒に……」


「わからないんだ。その転移魔法がどういうものか。でも連れていけるなら絶対一緒に連れて行くよ。約束する」


「はい、マサル様」


 サティはそれで満足したようだ。力を抜いて体をもたれかからせてきた。


 20年か。20年生き延びないと。でも世界の破滅ってなんなんだろう。魔王でも復活するのだろうか。司祭様にでも聞いたら何かわかるだろうか。




 お風呂からあがって部屋に移動した。サティは買った時のあのぴらっぴらの貫頭衣を着ていた。


「これ、マサル様に最初に会った時のです」


 奴隷商でサティを見た時のことがフラッシュバックする。半ば騙されて買ったみたいなものだったけど、今はすごく感謝してる。


「うん、懐かしいね。あの時サティに会えてほんとうによかったって思うよ」


「マサル様……」




 そのあとは2人でしっぽりと楽しんだ。サティはちょっと痛がったけど、回復魔法って便利だね。あとおねーさん、一体サティに何を教えたんだ。ありがとうございます。




「そろそろ夕食の用意を」と、サティがベッドから体を起こして言った。


「今日はお弁当にしようか」と、アイテムから出す。


 最初にサティに出したお弁当を出してやる。こっちも懐かしいだろう?


「これって……」


 サティの前に2個並べてやる。


「野うさぎの串焼きもあるぞ」


「あ、ありがとうごじゃいます……」


 サティはぐずぐずと泣きながらおいしいです、おいしいですと言い食べていった。




 食べたあと?もちろん再開したさ。


 その日は夜遅くまで楽しみ、ぐっすりと昼前まで眠った。




 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■



 スキルには精力絶倫とか性技なんてのもある。今のところ取らないけどね。あんまり強くするとサティが耐えられそうにない。


 その他にも例えば魅了とか精神支配系のスキルもあってポイント消費はでかいものの取ることはできる。だがこっちではそういうものを禁止する法がある。隷属紋での支配とかと同列で無許可でやると重犯罪である。逮捕なのである。


 例えば魅了でハーレムなんか作ったとしても、ティリカちゃんのようなのに探られたら、はいギルティ。おまわりさんこの人です!ってなる。自分の力でなんとかするしかない。異世界も案外厳しいものである。




 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■



 翌朝は寝坊した。もう昼も近かったので、ギルドにはそれほど人はいなかった。


 ギルドホールを抜けて訓練場に行こうとすると、男が一人息せき切って駆け込んできた。

 

「た、大変だ!西門の馬牧場がハーピーの集団に襲われている!助けてくれ!」


「落ち着け。ハーピーはどれくらいいた?」


「わからん。20か30くらいはいた。今、門の兵士が戦ってる」




「マサル様、馬牧場って……」


「ああ、馬乳卸してるとこだな」


「た、大変じゃないですか!助けにいきましょうよ!」


 そりゃ馬乳がなかったらプリンが食べられなくなるけど、ちょっと必死すぎません?



「冒険者の諸君!」と、副ギルド長が声を張り上げる。


「討伐報酬は倍だ!すぐに救援に向かってくれ!」


 おおおう!と冒険者達が声をあげる。


「よし、サティ。絶対おれから離れるなよ?」


「はい、マサル様」


 ハーピーくらいなら数がいたとしても、そんなに危ないことにはならないだろう。サティに経験値を稼がせるチャンスだ。


 2人で他の冒険者の後を追って走りながらサティのメニューを開き、弓と剣をレベル3に上げる。これでサティのポイントはなくなった。


 くそっ、昨日覚えた魔法の練習もしとくんだった。もう今日のところは火魔法使うしかないな。




 カーンカーンカーンとどこからか鐘の音が響く。避難をする町の住人とすれ違い、西門を抜ける。西門を抜けて森のほうへ少しいけば、町の外壁沿いに馬牧場がある。


 牧場は木の柵で囲われているが、空からのモンスターにはもちろん関係ない。馬が既に数頭やられていて、ハーピーにたかられている。厩舎のほうを見ると大量のハーピーが内部に侵入しようとしており、数人の兵士が正面の扉を背に戦っていた。ハーピーは2,30どころじゃなく、数がわからないほどだ。救援に向かおうにも近寄れそうにない。


「うおおおおおおおおおおお!」


 先頭の冒険者が雄叫びを上げた。こっちに引きつけようって腹か。


「サティ、こっちに」


 サティの手を引き、木の影に隠れる。厩舎には魔法は届きそうにない。冒険者に気がついたハーピーが一部、冒険者の方へと向かっていく。アイテムから大岩を出し、盾にする。


「ここから狙えるか?」


「やってみます」


「戦っている冒険者に当たらないように、上のほうのやつを狙うんだ」


「はい」


 サティはきりきりと弓を引き絞り、そして放つ。矢は上空にいたハーピーの1匹に命中し、地面に落下する。じたばたともがくハーピーを剣をもった冒険者がとどめを刺す。


「いいぞ、サティ。その調子だ。どんどん撃て」


「はい」


 よし、おれもやるぞ。【火槍】詠唱!岩の後ろに隠れながら魔法を放つ。


 サティの矢とおれの魔法でハーピーがぽとぽとと落下していく。こっちに向かってくるやつがいても飛んでくる途中で撃ち落とす。


 厩舎のほうにいた大量のハーピーが冒険者を手強いとみてどんどんとこっちにやってきた。


 数匹こっちにも流れてきた。だが、俺達が援護してくれてると気がついた冒険者達が数人、盾になるようにハーピーとの間に割り込んでくれる。


 冒険者達は必死に戦ったが劣勢だった。ハーピーの数が多すぎる。何人かは既にやられてた。ぽつぽつと増援の冒険者も来てくれてるが全然足りない。


 やばいな。このままだとこっちまでやられるぞ……何かないか?


 サティのメニューを開く。2つレベルが上がっていた。弓をレベル4にして、アイテムから追加の矢を渡す。


 でかい火魔法を使うか?でも爆発や火嵐じゃ冒険者を巻き込みそうだ。


 そうだ!ちょうどいいのがある。


 【豪火】詠唱開始――


「今からでかい火魔法を使う!」と、冒険者達に告げる。――長い詠唱が終わった。


「ヘル!ファイアー!!」と叫び、魔法を解き放つ。狙いは厩舎と冒険者達の間だ。





 ドウンッと30mにもなろうという巨大な火柱が立ち上る。2,3匹のハーピーがそれに巻き込まれ燃え尽きた。


 それを見たハーピー達が浮き足立つ。よし、びびれびびれ。多くのハーピーたちは警戒して距離を取った。だが逃げる気はないらしい。


 しかしとりあえずは一息つけた。今ので逃げてくれれば楽だったんだが。危険だが仕方ない。やつらに魔法をぶち込んでやる。


「サティはここにいろ」


 そう言い残して、俺たちを守ってくれている冒険者のほうに近寄る。【大爆発】詠唱開始――


 不意に1匹のハーピーが大きな叫びを上げ、周りのハーピーが一斉にこちらに向かってきた。


「!?」


 なんだ?魔法の詠唱を察知されたのか?やばい、詠唱全然終わってないぞ!?


 近くの冒険者が守ろうと動いてくれるが、数が圧倒的に足りない。半数ほどのハーピーがこっちにきた。背中の剣を抜き構える。おれの後ろにはサティがいるんだ!守らないと!


 最初にかかって来た1匹のハーピーを剣で切り払った。だが、次に数匹が一気にかかってきた。さらに1匹を切って捨てるが他のハーピー達の攻撃を食らう。小さな盾で身を守ろうとしたが、ハーピーの手数が多い。足の爪で何度も蹴りつけられる。防具の上からだが、恐ろしい衝撃だ。ハーピーに囲まれてまともに剣も振れない。


 よろめいたところに1匹のハーピーに抱きつかれ倒れてしまった。


「どけっ、こいつっ!こいつっ!」


 ハーピーの口が大きく開かれ、おれの首に噛み付こうとしている。


「マサル様!!」


 サティの矢でおれにのしかかっていたハーピーが倒れた。だが起き上がろうとしたところを別のハーピーの体当たりを食らって吹き飛ばされた。意識が遠くなる……


 地面に倒れ、起き上がろうとするが体に力が入らない。全身が痛い。息が苦しい。ハーピーが数匹こちらを狙って向かってくるのが見える。


 もうダメなのか……くそっ。やっと脱童貞したばっかなのに、こんなところで死んじまうのか……サティ!?


 飛び出してきたサティがショートソードを構え、ハーピーとの間に立ち塞がる。


「だめだサティ……逃げろ……」


 かすれたような声しかでない。だがそれが聞こえているはずのサティは動こうとしない。数匹のハーピーが襲いかかって来た。必死に戦うサティ。ハーピー達は容赦なくサティの体を削っていく。


 回復魔法を使おうとするが、意識が朦朧として魔力が集中できない。体中が痛く、起き上がることもできない。メニューを開きアイテムを取り出そうとするが、うまく操作できない。ポーション……ポーションはどこだ……


 そしてとうとう、サティが倒れた。


「サティ……サティ!」


「う、う……マサル様……」


 



 もうダメか……そう思った時、冒険者達から歓声があがった。


 なんだ?おれとサティを襲おうとしたハーピーもおれ達を放置してどこかへ行ってしまう。


「神殿騎士団だ!神殿騎士団が来てくれたぞーーー!」


 牧場の入口を見れば、神殿騎士団が隊伍を組んで、鬨の声を上げながら突入してきた。


 ハーピーたちが新たな敵に向かっていく。だが重装備の神殿騎士団はそれをものともせず牧場の中央に進出し、陣を作る。


 剣で槍で弓で魔法で、ハーピーたちを蹴散らしていく。


 助かったのか……


「マサル様!マサル様!!」


 サティが倒れたおれを引きずって、岩の後ろまで連れて行ってくれた。


「サティ」


「ごめんなさい。ごめんなさい。ここにいろって言われたのに。わたし弓でがんばって撃ったんだけど数が多くて、それで、それで」


「泣くな。大丈夫だ、サティ。よくやってくれた」


 やっとアイテムから初心者用ポーションを取り出せて飲む。


 ようやく頭がはっきりしてきた。痛い。呼吸が苦しい。アバラでも折れてそうだ。


 自分とサティに回復魔法をかける。


「サティ、痛いところはもうないか?」


「はい、大丈夫です」


 見ればもうハーピーの数はずいぶん減らされており、全てのハーピーが倒されるのも時間の問題のように見えた。冒険者達の増援も続々とやって来ている。


 神殿騎士団つええな。命拾いした……


 体の痛みがもうないのを確認して立ち上がる。戦況はこちらが圧倒的だ。おれ達が戦う必要はないだろう。もう今日は危険は懲り懲りだ。


「サティ、ついてこい。もしこっちに来るハーピーがいたら撃ち落せ」


「はい!」


 サティのメニューを確認した。また2つレベルがあがっている。弓をレベル5にした。


 自分のを確認するとこれも1つレベルアップしている。




 警戒しつつ、牧場の入口のほうへと向かう。そこには人が集まってきており、何人もの冒険者が倒れ呻いている。


 さっきまで俺たちをガードしてくれていた冒険者達もいた。ここに退避していたらしい。


「回復魔法が使えます。治療を」


「助かる!こいつを、こいつを助けてやってくれ」


 見れば肩からお腹にかけて切り裂かれ血だらけだ。間に合うか?【エクストラヒール】詠唱開始――


「もう少しがんばれ!いま治癒術士が治してくれるからな」


 詠唱が長い。先にヒールしておくべきだったか?だが、この傷。生半可なヒールじゃ何回やっても足りるか。

 

 ――詠唱完了。エクストラヒールを発動する。みるみる傷が塞がっていく。苦しそうな冒険者の顔が楽になっていく。


「すげえ……これだけの傷を一発で……」


「次を」


「あ、ああ」


 もう一人、重傷者がいたのでそれもエクストラヒールで治す。あとはそれほど酷いのはいなかったので順番にヒールで治していった。


 壁にもたれるように2人、倒れてるのがいたのでそっちへ向かおうとすると止められた。


「そいつらはもう……」


 2人も死んだのか。もし神殿騎士団が間に合わなかったらおれとサティもきっと。そう血だらけでボロ雑巾にようになって死んでいる冒険者2人を見て思った。



 

 牧場のほうはと見ると残り少ないハーピーが冒険者と神殿騎士団に駆逐されていっている。戦闘は続いているが、大半のハーピーが逃げ出しにかかっていた。


「おい、あんた。治癒術士なのか?こっちにきてくれ。厩舎のほうに重傷者がいるんだ!」


「わかった。急ごう」



 

 厩舎を守っていた兵士達は満身創痍だった。2人の冒険者がヒールをかけていた。


「治癒術士を連れてきたぞ」


「おお、助かった。俺たちじゃこれだけの傷は治せないんだ」


 もちろんポーションも使い切っている。


 こちらも3人ほど傷が深いのがいた。幸い、怪我をしたものは屋内に退避できたので死人は出なかったらしい。


 順番に治療していく。終わった頃に神殿騎士団の一隊がやってきた。


「怪我人はいるか?我々が治療しよう」


「ああ、ありがとう。だがこの治癒術士殿が全部やってくれたんだ」


「そうか。む、マサル殿ではないか」


「ああ、テシアンさんでしたか。面を被っていたんでわかりませんでした」


「ここはマサル殿がやってくれたと言うなら他を見てこよう。では失礼する、マサル殿」


 そう言って立ち去ろうとする。


「テシアンさん!」


 テシアンさんが立ち止まってこちらを見る。


「ありがとうございます。命を拾いました」と、頭を下げる。


 テシアンさんは手を振ると歩いていった。


「あんたも。ありがとう、助かった」と、兵士達に礼を言われる。


「いえ。お互い生き延びられてほんとうによかったですね」


「ああ、そうだな。本当にそうだ。神殿騎士団さまさまだ」



 

 最初のハーピーはほんの数匹だったらしい。牧場主達が応戦し追い払い、兵士達に知らせた。続いて数十匹。さらに追加でどんどんとやってきた。


 軍曹どのの話では、あのドラゴンに森から追い立てられたのが、こちらまで流れてきたのではないかということだった。


 ハーピーの襲撃は狙いすましたように冒険者が一番少ない昼時だった。もし朝か夕方ならもっと多くの冒険者が動員されこれほどの苦戦はなかっただろう。


 後日聞いた話では、その日は4人の冒険者が命を落としていた。

 


ハーピーにフルボッコにされたショックでマサルは引き篭もる

「マサル殿は立派な力をお持ちです。何も無理して戦う必要もないのですよ。このように治療をして人々に感謝されるのも素晴らしい生活だと思いませんか?」

もし世界の破滅という前提がなければそれも良かっただろう。アンジェラと一緒に治療院で働き、毎日を平和に暮らす。そんな生活も。


次回、明日公開予定

38話 勇者の物語と平和な生活


誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘ください。

ご意見ご感想なども大歓迎です。


「ヘル!ファイアー!!」

豪火の魔法の掛け声。その場のノリで適当に考えた。

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[一言] う、羨ましくなんか…あれ、目から赤い涙が
[良い点] そんなに現実世界に未練あるのー?いいじゃんこっちの世界で暮らせば…。 [一言] 致してる時の描写……もっと詳しくしてくれてもええんやよ?……………………自分でも言ってて気持ち悪いなぁ……
[良い点] 世界の流れが設定にきちんと沿ってて良い。 [一言] もげろはぜろ!www
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