321話 帝都秋祭り最終日
これまでのあらすじ
・剣闘士大会が無事?終わり、ウィルやフランチェスカが収まるところへ収まる
・リシュラ王国を計画の仲間にしたらミズホ開拓計画が始動した
・錬金術の応用でセラミックやゴムの制作に成功する
帝都の秋祭り最終日のレセプションは午後半ばくらいからだった。明日からはまた忙しくなりそうだから、今日はのんびりとする予定である。
「今日の修行は帝都でできないっすか?」
もとから朝食後、剣の修行をしたらすぐ帝都に行く予定だったから、多少稽古場所が変わるくらいは何の問題もないが、ウィルは帝国軍の騎士や兵士に稽古を付けてほしいようである。
「俺たち剣闘士大会でかなり目立ちましたよね。それで是非ともって感じなんすよ」
エルド将軍のパーティでもやったが、あれは軍のほんの一部。剣闘士大会も実際に見た人数は、帝都の人口からするとそれほど多くもない。それにサティの帝城単騎突入もある。あれは箝口令が敷かれてはいるが、かなりの者が目撃していて、それなりに噂になっているらしい。
ウィルは剣闘士大会のための修行で軍とも交流があって、そちらから話が来たのだそうだ。正直面倒だとは思うがサティとシラーちゃんがやりたそうだ。
「軽くならいいぞ」
それで朝食後、帝都へ行ったのだがエルド将軍は不在だった。お相手を頼みたかったがアポなしだったし仕方がない。剣術指南役と親衛隊の隊長というのから相手をして、そこそこ手強かったが、やはりエルド将軍とは格が違う。本気の俺の相手としては役不足だった。
「師匠、今日はなんか強いのは来ないんですかね?」
「そう毎度用意できんわ」
ウィルの話が師匠としても急だったか。諦めて普通の兵士たちを相手に稽古をする。
ソロモンと軍曹殿との立ち合いで理解した剣の理を突き詰めるのは難題だった。師匠にも教えてもらってはいるのだが、理屈と見本があってなお届かない。間、タイミングを制する。それは膨大な経験が必要な、武の真髄に迫る術理なのだと師匠は言う。
「水の流れを制する。流水系の極意だな。マサルは苦手であろう?」
それはそうと頷くしか無い。ソロモンとの戦いで流水に開眼したと思ったのだが、なにか微妙に本来の流水系とは違うものだったようで、それでも根は同じと師匠は言うが、やはり不得意は不得意のままだったらしい。
恐らく探知系のスキルで強引に、過程をすっ飛ばして動きを把握したせいで、理解が浅いのではないか。そんなふうにも師匠は語る。師匠にしてもはっきりと言語化できるような領域ではないのだ。
まあ師匠自ら指導したからといって簡単に習得できるようなら、もっと達人クラスの剣士は増えていただろうし、後継者探しにも苦労はなかったことだろう。
結局のところ一定レベルを超えてしまうと経験を積み、自ら考えるしかないし、だからこそ師匠は俺の側にずっといながらも、指導らしきことは最低限しかしてこないのだ。
そしてその膨大な経験を積むためと割り切って、次々と交代する兵士や騎士を相手にする。普通にやっても普通に勝つだけなので先手を譲り、それから反撃をする。ちゃんと寸止めも徹底する。それでも今ひとつ修練にならないと、初動をギリギリまで遅らせて対処する。
読み違えれば劣勢になる。身になっているかどうかは不明だが、これはこれで中々面白い。
しばらくやっていると周囲の視線が俺から逸れる。気がつけばサティが騎士団相手に大立ち回りを始めようとしていた。俺を助ける時に城の防衛を単騎で突破されたリベンジといったところか。
サティ対騎士団は一見ひどい絵面であったが、陣形を組んだ重装備の騎士ではやはりサティを捉えられない。引っ掻き回され陣形を崩され、周囲を削られ、最後は陣形内部に突入され、乱戦で半数近くを倒されたところで騎士団側が敗北を宣告された。
「一対一では勝てない。騎士団で人数で挑んでも無理。こんなもの一体どうすればいいのだ?」
いつの間にかやってきていたウィルパパ、ランディース帝国軍総司令が俺へそんなことを聞いてきた。サティをこんなもの扱いは酷いが、まあ言いたいことはわかる。
ランディース殿はしばらく見ないと思ったら、千年計画の帝国責任者で航空機に興味があってそちらに入り浸っていたのだが、途中で諸々の科学知識を習得しないとどうにもならないと気がついてお勉強中である。
「一〇倍くらいの数を用意して疲れるのを期待するか、城壁かなにかで近寄らせないようにして遠距離でひたすら攻撃するか」
「それで倒せるのか?」
「逃げられるな。サティは素早いし危険を察知する能力も高い」
実際サティを倒すとなると、俺や師匠クラスを用意するか、それこそ俺が人質に取られた時みたいに、逃げること自体を封じる必要がある。つまり無理だ。
しかし無理だと諦めることができない責任や立場というものがある。
「マサル殿なら騎士団とどう戦う?」
「俺なら魔法で一発だな。それじゃ気に入らんか? まあサティと同じことは俺もできるぞ」
「ほう。ではやって見せてくれ」
えー、俺もやるの? それこそこんなの魔法で終わるのにめんどくせー。
そうして再び陣形を整えた騎士団の前に立ったのだが、なんか今度こそって感じでえらく殺気立ってる。
魔法は禁止。しかしサティと同じでは芸がない。そう思って正面から騎士団に挑むことにした。
中央へと普通に歩いて接近した俺に、掲げられた槍が慌てて何本も俺へと振り下ろされるの躱し、騎士団の真ん前に取りついた。整然と構えられた盾の間から剣が振るわれるが届くのは正面と左右の三人くらいのもの。それも密集隊形で自由に振るえるものじゃないとなると対処も簡単である。
正面のやつを盾ごとぶちかましで吹き飛ばし、左右を剣で叩き伏せる。そのまま騎士団の内部に悠々と踏み込んでいく。
「盾で囲むんだ! 押し包んで潰せー!」
サティに一度やられて学んだのだろう。陣形内部に突入されても大きく崩れることもなく、俺へ向けてしっかりと盾を構えて一気に押しつぶそうと殺到する。さすがに相手はしていられないと、さらに奥へと切り払って踏み込み、立ちふさがる騎士を吹き飛ばしていく。力を振るう度に冗談のように人がぽんぽんと飛んでいく。
こちらは軽装備なのでまともに当たれば痛いから、懐に入ってから押したり投げたりしてるだけだから、派手なわりにダメージはそれほどないはずだ。骨くらいは折れているかもしれないが。
そうして騎士団後方に抜けたところで矢が飛んできたのを回避する。矢は味方のはずの騎士に当たったが、お構いなしのようである。矢は一応先は丸めてあるようで、騎士団の重装備にはダメージというダメージはないようだが、俺のほうは当たると痛そうだ。ということで弓兵部隊に突入して、剣をつきつけて戦闘終了である。
騎士団は完全に陣形が崩れ、十数人が倒れている。普通の人間相手に本気でやると大惨事だな。
しかし修練場と違い、実際の戦場では足場は悪い。石でも踏んで乱戦中に一撃でも食らおうものなら一気にピンチだ。リスクが高くて実戦で取りたい作戦じゃないな。北方砦の時のようにせめて仲間のサポートがないと。
「味方のダメージを覚悟で弓兵を用意したのは良かったが、相手が悪かった」
そうウィルパパのところへ戻って騎士団側の戦い方を評価する。戦場を俯瞰して把握している俺に不意打ちは通用しない。じゃあどうしたら勝てるのか。俺を倒す方法? それ俺に聞くのか……
「弓をこの五倍一〇倍用意するか、弓の代わりにもっと火力のある魔法部隊を使うとかかな」
騎士団は重装備だし弓矢ならダメージはあってもそうそう死ぬことはない。しかしそこに重装備でも耐えきれないほどの火力を浴びせられれば、実戦では剣の一撃、矢の一本が致命傷になり得る。どんなに強くなっても肉体の強度には限度があるから、俺も巻き込まれてやられるかもしれない。
「それで勝算はあるのか?」
「運が良ければ当たる」
俺もまだ師匠ほど回避が上手くないし、本気で味方ごとやられれば結構危ない。ただ遠距離からの打ち合いなら俺も魔法を使えばいいわけで、弓や魔法の回避を練習する必要性に疑問を感じるし、致死性のある攻撃魔法に対処するには実戦か実戦形式で魔法を食らってみるしか、本当のところ回避を習得することはできない。危険はマシマシだし、地道な練習をするにも時間がない。
「もっと勝算を上げたい? ならエルド将軍か剣術指南役で死ぬ気で足止めして、そこに魔法でドカンとやるんだ」
これは俺も真剣に考える必要がある案件である。俺やサティクラスの相手への対応。すなわち対ソロモンだ。
もしも邪神の加護で強化されたソロモンが出てきたら、俺やサティで足止めして、エリーたちの魔法で巻き込んでもらう。先手を打って魔法で吹き飛ばせれば一番いいのだが、懐に入られたときのことも考える必要がある。今でさえ魔法を使った俺と互角以上だったのだ。もし師匠クラスにまで強くなっていたら、かなりの犠牲を覚悟で戦う必要がある。
「まあそこまでやられれば俺も魔法を使うけどな」
そもそも実戦での殺し合いなら魔法の制限などするはずもない。
「本気をだした俺に勝てそうなのは師匠くらいだよ」
騎士団一つくらいでは相手にならない。実戦ならソロモンでも問題なく倒せるはずだ。よほど常識外れに強くなっていなければ。
「しかしソロモン・ライトマンとは魔法を使って互角だっただろう?」
これは人材確保とか考えているな。俺を抑えるための切り札にしたいと。しかしまだソロモンがダークエルフに連れ去られたって情報が入ってないのか。
「誤解があるようだが、あれは剣闘士のルールがあったからあそこまで泥仕合になったんだぞ?」
そもそもが最初のエアハンマーで決まっていたし、あれが火魔法ならソロモンは死んでいた。初手で決まらなくても、場外に飛ぶなり転移するなりすれば、遠距離から好き放題にできたのだとウィルパパに説明する。剣の届く距離で戦う必要が俺にはない。
ただソロモンも実戦ならまた違う手を打ってくるかもしれないから、確実に勝つとはとても言えないが。
「殺し合いならもっと楽に勝っていた」
ソロモンには。だが師匠相手だと俺一人なら勝てない。しかしパーティならどうだろうか。もしソロモンが師匠クラスにまでなっていた時が恐ろしい。
エリーのスタンボルトが優秀だが耐電気装備で簡単に対処されてしまうし、やはり火力で薙ぎ払うのが一番安全で確実で、剣での相手は最後の最後の手段にしたい。
「帝王陛下があれほど剣聖殿にこだわったわけだ……」
師匠は結局、誰が何をしても倒せなかった。剣を、武を極めるというのはそういうことなのだろう。エルフが帝城前に布陣して一触即発だった時、エルフ側に師匠が居て、絶対敵対したくないと兵士が出陣を拒んだという話、今ならよく理解できる。
「ま、俺たちが味方だってことを感謝するんだな」
平和が一番。戦わないで済むならそれが一番いい。師匠が味方で本当に良かったわ。
その後は全力を出して疲れたのもあって、普通の稽古に切り替えた。生意気に挑みかかってくるようなのもいなくなり、二時間きっかりで切り上げた。
ウィルとフランチェスカは残ってしばらく相手をするそうである。剣聖の弟子で圧倒的な剣術の腕を持つというのは、名前を売るのにこれ以上ない利点なのだそうだ。王国でも同じようなことをやって、フランチェスカの旦那としてのウィルの名は一気に広まった。それで色々と動きやすくなる。
「師匠。いま俺たちのパーティと師匠が戦えばどうなりますかね?」
移動しながらの俺の質問に少し考えた師匠が言う。
「状況次第だな。不意打ちはもはや無理であろうし、恐らく五分五分といったところであろう」
どちらが有利な状況を作れるか。俺やサティがどのくらい師匠を抑えられるか。
接近して乱戦に持ち込めれば俺やサティがどれだけ師匠を抑えられるかどうかで勝敗は分かれるし、あとは味方の犠牲を覚悟して魔法攻撃をされれば師匠とて敗北を喫するかもしれない。勝敗は実際の状況次第だ。
「それは我らエルフも計算にいれてか?」
「エルフの護衛も入れるなら……ふむ。ワシ一人では少々不利であろうな」
そこまでいってやっと師匠に敗北の可能性を考えさせられる。俺とサティではいまだ師匠に届かない。
最悪の想定は邪神の加護を得たソロモンが師匠をも超えるということだ。ソロモンにはほとんどすべてを見せてしまった。
ソロモンに止めを差した魔力攻撃も大きな欠点が判明した。リリアたちエルフが検証した結果、来るのがわかっていれば魔力差があっても自らの魔力の集中で対抗できるのだ。魔力を盾にするイメージでかなり簡単に防げるようで、それでも俺くらいの魔力があれば打ち破れる公算は高いが、次にソロモンに通じるかどうかは危ない賭けになりそうだ。
ソロモンに使った時は肩でしかも直接触れることはできなかったから、直接触って、さらに胸とか背中とかの重要部位に手が届けば効果は増すが、それくらい懐に入れるなら他にやりようもあるというものである。
エルフの護衛込みなら師匠にも対応できる。しかしそれでソロモンに対すればどうなるか。護衛は命を捨てることになるだろう。
あとはウィルたちが奥義を覚えてどれくらい伸びるかであるが、狙われるのはやっぱり俺だろうし、結局のところ死にたくなければ地道な修行と研鑽を重ねて、俺自身の実力で師匠やソロモンを上回るしかないようである。辛いわ。
城での稽古の後は王家の森エルフ居住区の視察である。森が切り拓かれ、居住区と研究施設、精霊の泉が作られている。エルフ居住区は森の中ほどにひっそりと縦に高いマンションが四棟だけ建てられていた。あまり場所を取らないようにしているらしい。
「当面は様子見で大人しくしている予定じゃ」
やはり王家の森のエルフへの割譲は帝国人の感情的にあまりよろしくないようだ。それでもこの条件を変える気はまったくないようで、一〇〇年かけて馴染んでいけば良いくらいに考えているらしい。
千年計画が始まってエルフの新たな領土を得るという考えは、さほど魅力的に思えなくなったのは確かだ。安全な飛び地の領土ではなく、千年計画と帝国との外交拠点という位置づけだ。
精霊の泉は居住区のすぐ側で、すでに水路が整備され、帝都に清浄な水が供給され始めている。
研究区画はまた別の場所のもっと帝城に近い位置だ。しかしこじんまりとした建物だった。水路の整備がまだ続いていて、研究施設の整備が後回しになっている。そもそもがほとんどの研究がまだエルフの里で行われていて、必要がないというのもある。必要な規模もわからない。
でもたぶん狭いよな。というか帝都のど真ん中でってのがよくない。学術的な研究ならともかく、危険な実験やエンジン関連の開発は、人口密集地でやるようなことでもない。最初は小規模だろうし帝都でもいいが、すぐに広い場所が必要となる。最終的にはロケットを飛ばすのだ。
エルフの里は周囲には何もないが、しっかり駆除しないとすぐに魔物がやってくるような危険地帯でやっぱり向いているとは言い難い。エルフの里内部でやるにはやっぱり狭いし人口も多い。
まあ場所の件は後々の検討課題だな。荒れ地で良ければ帝都のすぐ郊外にも十分な土地はあるし、ミズホが良さげならそっちに作ってもいい。移転も建設も、魔法があればさほどの手間でもない。
次はエルフショップの見学だ。店は貴族街に面した王家の森の一角を贅沢に切り取って、レストランと併設されている。当初は空き店舗を探したのだが、王家の森という一等地を貰えるのだし、わざわざ他所で探すこともない。
それで開店前の店内を見学させてもらったのだが……普通だな。普通の異世界の店舗だ。高級品を扱うだけあって、ゴージャスな雰囲気にはなってはいるが、何かが足りない。
「少し薄暗い部分があるから、明かりがもっとほしいな。あとはガラスの陳列棚をもっと作ったほうがいいんじゃないか?」
当面は魔法のライトでいいが、電球も作らないとな。電球は真空を作って、フィラメントは竹でよかったはずだ。それも俺が書いていたはずだが、電気が安定して作れるようになったのもここ数日だし、これからの作業か。
それからガラスがあまり使われていないのが気になる。陳列棚もガラスの使用はごく一部だし、店の外から店内が見えづらい。
「ガラスはエルフでも作れるようになっただろう?」
こことかここをガラスにすればいいんじゃないかという俺の言葉にイオンが答える。
「大きなサイズのガラスは作れなくはないですが、すぐには難しいと思います」
イオンはガラス作りも担当していて技術に詳しい。俺が要求したような大きな板ガラスも作るのは手作業だし、歪みもなくきれいな平面がほしいとなると魔法があっても手間もかかるし難しいようだ。
だが板ガラスの作り方もどこかで見たはずだ。確か、溶けたガラスを液体状の金属の上に流して冷やしながら送り出すだけで好きなサイズの板ガラスが量産できる。
「とまあこんな感じでできるはずだ」
ガラスを流し込む液体状の金属が何だったか記憶が曖昧だが、それはいくつか試せばいいだろう。銅とか鉛とかそんなので変わった金属ではなかったはずだ。
開店前の店舗の一角で、板ガラスの作り方を図解、解説していく。
「こんな簡単な方法で……」
「これが可能ならエルフの作る工芸品どころの儲けではなくなるぞ」
イオンとリリアが慄くように言う。ガラスの利用範囲は広い。というかすべての家や店に使える。それが簡単に量産ができるようになる。
独占すれば儲けはいくらでも上げられるがどうしたものか。エルフだけでやると規模が小さすぎる。
「最初の特許案件にするか。技術を提供する代わりに売上の一割とか二割を貰うんだ」
作れば作るだけ俺たちは楽して儲かる。誤魔化すのは大規模な工場になるだろうし、モノもでかいからこっそりは不可能だ。真偽官も関わっている。
「すぐにエルフの里へと戻るのじゃ!」
「えー、お昼ごはんは?」
このあとはレストランの視察、昼食がてらのんびり試食の予定だ。
「昼まではまだまだ時間はあるし、後で届けさせれば良かろう」
うーん、まあいいか。これが上手くいけば予算問題は解決する。
「それと利益じゃが三割、いや四割くらい取っても良いのではないか?」
一種の贅沢品だし、なくても困らないものだ。たまには利益優先でも悪くあるまい。
「そうだな。あと工場はブランザ領で作るか」
既存の技術から大きく外れないし、漏れたところで危険もない。それでいて莫大な利益が見込める。
利益をもたらしてくれる領主に皆付いてくる。今更関税を上げるわけにもいかないしな。
「神国でも作りたい? いいぞ。どうせ帝国内の需要だけでも手に余るだろうし、神国は南方国家向けにすればいい」
皇帝陛下の権力の強化にしてもいいし、イオン個人の資金源にしてもいい。お金はいくらあっても困らない。
「よし。試作品を今日中に作るぞ!」
明日の店舗オープンになんとか間に合わせる。きっと話題になるぞ!
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