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ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた【書籍12巻、コミック12巻まで発売中】  作者: 桂かすが
第十六章

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314話 後継

 軍曹殿は掛け値なしに強かった。一戦目は普通に負けた。攻撃に出た隙を上手く狙われてしまった。なので二戦目は鼓舞とゾーンを全部使い、上がったスピードとパワーで軍曹殿の剣を押し切ろうとして失敗し、息が切れたところを反撃されて一撃をもらった。

 ソロモンの剣もろとも砕くような豪剣とはまったく違う、鋭く切り裂く雷光のような剣に、わかっていても回避も防御も間に合わない。

 そして三戦目。最初から完全に剣を封殺されての敗北で三戦全敗。調子、というかテンションが上がらないのもあったが、そりゃ魔法有りでも俺では勝てないと師匠も言うはずだ。

 もちろん粘ろうと思えば、ソロモン戦のようにひたすら防御に徹して立ち合いを長引かせることもできただろうが、勝ち負けを気にする場面でもないし、新しい感覚と体の動かし方の習熟と、攻撃方法の模索に重点を置いたのだ。


「防御は上手くなっているが、攻撃がさほど進歩しておらんな」


 スピードとパワーは相当上がってるんだけど、それだけだもんな。防御も上手くなったって程度か。軍曹殿の言葉に考え込みながら回復魔法を唱える。


「俺に何が足りませんでしたか?」


 動きはしっかりと読めていた。しかし読んだ上で上手くタイミングを外されていた。単純に俺が今できる技術、動きを完全にマスターしても、何か違う、軍曹殿には届かないという気がするのだ。


「ふむ。難しいが……あえて言えば間の感じ取り方だろうか」


「間の感じ取り方。それは動きの緩急ってことでしょうか?」


 軍曹殿は攻防の切り替えが上手かった印象だ。攻撃も防がせる攻撃と決める攻撃でしっかり緩急をつけていた。奥義使用の消耗を考えるととても効率の良い動きだ。


「もっと微妙な話だ。呼吸と呼吸の間。動きと動きの間だ。マサルは確かに早く強くなったが、それを相手に押し付けようとしているな? もっと相手の動きに合わせて動くようにすれば、さらに強くなれるはずだ」


 ふうむ。相手の動きはよくよく見ているはずだが、それでは足りないのか。


「カウンターを取るだろう? それが完璧にできるタイミングが間のひとつだ。あらゆる攻撃、動きにそのような間がある」


 なんとなくわかったような……


「もう一度お相手を」


 相対する。間合いを動かしながら軍曹殿の動きを観察する。呼吸。動き。一歩足を動かす間。

 軽くつっかけて二合三合と打ち合い後退する。

 またじっくり観察していると軍曹殿が動いた。間合いが詰まり――ここか。


「見事だ」


 俺と軍曹殿の剣がともに相手を捉えていた。相打ちだ。


「ありがとうございます。少しだけわかりました」


 そう言って剣を引いて下がる。前の三戦と違いきちんと寸止めできていたし、軍曹殿は今のは全然本気ではなかった。俺の修練に付き合ってくれたのだ。それで狙ってやっと相打ち。実戦なら死んでゲームオーバーだな。


「サティ、次いいぞ。お相手をしてもらえ」


 二人の動きを観察しながら考える。呼吸の間。動きの間。攻撃の起点。攻撃が終わって次の動作への間。

 カウンターが決まるタイミングが基本だ。つまり相手が不利になるタイミングということか? 何かの動作の途中で他の動きへ変化させるには手間はかかる。それが高速での戦闘中なら尚更だ。

 それをカウンターだけじゃなく、動作全体に拡大する。違うな。自分の動作の間も気にする必要があるのか。


 軍曹殿は俺たちの動きを把握しているのもあるし、速度重視の剣なのもあるが、驚くほどサティが翻弄されていた。一度タイミングを外されると復帰の動きすら妨害されて、サティの動きがガタガタに崩れてしまう。

 とにかく相手の嫌がる間、こちらが有利を取れるタイミングを常に探る、そういうことか。


 理屈はわかったし、なんとなくだがやり方もわかった。これはかなり経験が必要だが、俺は既に似たようなことをやっている。それを発展させればいい。

 ぼこぼこにされたサティが荒い息をして戻ってきた。それでもちゃんと寸止めしてもらってサティは無傷だった。俺を相手にするより余裕があったということなのだろう。


「カウンターと速度のある剣が恐ろしいほど相性がいいな」


「それに動きに無駄がありません」


 早さだけなら俺たちも負けてはいないが、軍曹殿はそれがより最適化されている。俺やサティの動きには無駄が多すぎるのだ。もっと考えて動きを組み立てる必要がある。それこそ足の一歩、腕の一振りまで細かく考えないと。


 こういった間とか緩急みたいな話も当然教えてもらってはいた。しかしそれがやっと理解できる段階に来たということなのだろうか。剣術に対する解像度が上がり、それを実践できるだけのレベルに到達したと。


「ヴォークト殿はこの後、今後はどうなされるので?」


 修行も一段落したので、気になっていたことを聞いてみる。


「一度リシュラ王国に戻って身辺整理だ。その後はビエルスで、そちらでも顔見世をせねばならん」


「そこで剣聖として名乗りを?」


「それはまだだ。師匠の後継、源流の指導者になるのは良いが、果たして俺の力が剣聖を名乗るのに値するのかどうか。体もまだ本調子までは戻っておらん」


 まだ本調子じゃないんかい……いやそりゃ長いこと怪我で本気でやってなかったのが、一カ月やそこらで戻るわけじゃないんだろうけど。


「しばらくビエルスで体を鍛え直して、そうしたらマサルを手伝おう。体を治してもらった恩を返さねばならん」


 剣聖の名乗りより優先だ。そう軍曹殿が言ってくれる。


「ヴォークト殿には俺が弱かった時にずいぶんと面倒を見てもらいましたからね。治療くらい軽いものです。お気になさらずに」


「新人の指導はギルド教官としての仕事だったのだ。それこそ気にするようなことでもないのだぞ?」


「俺もそれこそ何百、何千と治療してきた中の一人だったんです。お互い様ですよ」


 それでも軍曹殿は納得がいかないようだ。自分の死んだ時の状況、禁呪のことは教えてあるが、他言無用の絶対極秘の話だ。人目のあるところでできる話でもない。


「前も話しましたよね。神に選ばれた使徒が導かれた町に剣聖の弟子が居て、授けられた力で壊れた足を治療する。俺は偶然じゃないと思っています」


「神の差配か……」


「それにいい加減師匠も隠居させてあげないと」


 すでに一〇〇歳の師匠にさすがに後二〇年も生き延びて戦えというのは無理がある。そう思うのだが、師匠は俺の言葉に気に入らんとばかりにフンと鼻を鳴らしている。


「ならば。ビエルスの剣士をすべて平らげ、剣聖としての名乗りを上げた時、この剣でマサルの助けとなることを約束しよう」


 師匠の代役ができる人材は貴重だ。前線での活躍はもちろん、後方でビエルスの剣士を取りまとめてくれるだけでも師匠はずいぶんと楽ができるだろう。


「マサルのお守りは大変だぞ、ヴォークトよ」


 真面目な雰囲気を混ぜっ返すように師匠が言う。


「俺、師匠にそんなに手間をかけてましたっけ?」


「ワシはそれほどでもないな。だがマサルのちょっとした思いつきで、周囲がどれほど右往左往しておることか」


 見に来ていた俺の仲間たちが、師匠の言葉にうんうんと頷いている。いや本当に申し訳ない。けどどれも必要なことなんよ……


「あー、そうそう、師匠。ビーストの町にも剣術の道場がほしいんですが、ビエルスから誰か送ってくれませんかね?」


 必要なことで思い出した。獣人の剣術はほとんどが我流である。地元で経験者に適当に鍛えてもらうのだ。ちゃんとした剣術を教える場所があったほうがいいだろう。


「獣人に教えるなら兵士上がりが良いな。適当に見繕っておこう」


「さすが師匠。俺の世話に慣れている」 


 人材の選定はもちろんどこに道場を設置するとか、報酬はどうするのだとかも全部お任せで良さそうだ。そうしてありがとうございますと頭を下げる俺に、師匠が言う。


「剣聖ですらこのような使いっ走り扱いよ」


 立っている者は親でも使え、はちょっとアレだな。


「最適な人材を最適な場所で使う。適材適所ですよ。これは師匠に頼むのが一番早かった」


 ですよねと師匠に問いかける。俺の役目(勇者)は誰も代わってくれないのだ。雑用くらいは受け持ってほしい。


「そうだな。各々ができることを……ヴォークトよ。ゆっくりしている時間はないと思え。さっさと鍛え直して剣聖として名乗りを上げるのだ」


「承りました、お師匠様」


 真剣な表情で軍曹殿が頷く。まとまりがあるとはとても言えないビエルスの剣士たちに、世界中に散らばる多くの弟子やそのまた弟子たち。それを束ねる師匠の存在はとてつもなく貴重だ。剣聖の名はともかく、師匠の後はなんとしても継いでもらわねば。


「できることがあれば言ってください。協力は惜しみません」


 


 その後は慌ただしく仕事へと移動し、溜めていた質問への回答を。まずはわかりやすいものから答えていく。

 空が青い理由とか太陽が光る、燃えている理由なんかは簡単だ。他の自然現象に関する話もいくつかあるな。雷とか火山の噴火、台風や地震などに関しては基本的には神々が引き起こしているとこの世界でも考えられていた。

 科学は自然科学とも言う。自然現象への理解が始まり、大前提となる。ここらへんの回答をなぜなに科学とかそんな感じで本にしてもいいかもしれない。


 難しいのはもっと根源的な質問や、個別の物質に関する話だ。物質が原子や分子という独立した存在なら、それがきちんとまとまっているのは何故か。もちろん電磁気や核力が作用しているのだと言うのは簡単なんだけど、じゃあそれが何でどうやって成り立っているのか。ほんとうに不思議だ。


 空気がいくつかの種類の分子からなるのなら、それはどうやれば分かるのか。

 酸素は燃焼実験で確認できるが、他は? 何らかの化学反応を起こして確かめるのは間違いないのだが、具体的にはわからん。

 魔法に関連する話も多く、これは推測くらいはできるが答えようもない。


 とりあえず答えられる範囲で回答していくと、すぐに夕食の時間になって切り上げることになった。

 その夕食の席にウィルの姉妹もいる。そして当のウィルがフランチェスカと共に姿が見えない。


「本日はご家族だけのお食事ご招待いただきありがとうございます」


 席に付いた俺に、ヴァイオレットがそう言って軽く頭を下げた。ここで別に夕食をってのも感じが悪いし、身内だけでするような難しい話もそうそう発生はしないだろう。


「お口に合えばいいのですが」


 我が家の食卓は俺の好みに合わせた結果、かなり一般とは異なるメニューとなっている。最近は特に醤油と味噌が使えるようになったから、和食の色が濃い。それ以外で言うと給仕が最低限なことだろうか。大事な話をすることが多いので、なるべく自分たちでやる。

 今日の給仕はルチアーナとシャルレンシア三姉妹がやってくれるらしい。料理からすることも多いのだが、さすがに最近の忙しさでは無理があるし、今日はエルフの里のお城での滞在でもある。


「マサル様たちが普段お食べになっている物なのでしょう? どんな味か、とても楽しみですわ」


 今日は揚げ物が多い。山盛り積まれているし種類も肉はもちろん、野菜の天ぷらなど豊富だ。肉体労働だしカロリー摂取は大切なのだ。もちろんデザートも完備である。


「ではいただきましょうか。うちは作法とかあまり気にしないので、好きに食べてください」


 俺の神への感謝の言葉で各々が食事を始めた。


「ウィルはどうした?」


「今日は王国で泊まりじゃな。フランチェスカのご両親、公爵殿にご挨拶じゃよ」


 ヒラギスのほうはスムーズに話が進んだらしい。元々カマラリート女大公陛下はウィルとの婚姻には乗り気だったし、フランチェスカは陛下のところでしばらく世話になっていて、普通に仲良くなっていたらしい。


「それはいいのじゃが、王国がウィルとフランチェスカの婚約発表パーティやら結婚式を大々的にやりたいという話が出てきてな? 当然ウィルたちは状況を鑑みて簡素に済ませたいと考えておるようじゃが」


 確かに面倒だが俺がメインというわけでもないし、あの二人は時間にも余裕があるはずだ。いまガチで忙しいのは俺とエリー、リリアくらいだろうか。


「王族同士の結婚なんだからきちんとやればいい。今は緊急事態ってわけでもなし、普段の生活も大事だっていつも言ってるだろ。何なら俺も必要なら顔を出すし、ヒラギス、リシュラ、ガレイの婚姻だ。めでたいことだしせいぜい派手にやるといい」


 いや。せっかくだし俺の顔見世も兼ねるか。もはや俺の存在は隠しようのないレベルだ。ヒラギス公国、リシュラ王国、ガレイ帝国の公式の場でウィルの仲間って、逆か。神の使徒、勇者の仲間としてウィルたちを祝福する。師匠も前に出そう。剣聖もなかなかにインパクトがある。

 それで名前を売って……何をするか。何ができる?


「武者修行の旅に出て、運命の相手と結ばれる。なんてロマンチックなんでしょう!」


 ヴァイオレットさんがそう言って顔を輝かせてる。それからウィルとフランチェスカの馴れ初めみたいな話が始まるのを聞きながら考える。


 生産だ。研究はどうにかなる。そこからの成果物を生産、あるいは必要な資源の採掘には相当な人員、労力がいるはずだ。王様たちには本当の話をしているからやる気に問題はないとして、貴族たちの協力も当然必要だ。特に王国は王権が弱いらしいし。


 ウィルの話が一段落したところでイオンからの話だ。今日は神国で遠心分離機の試作をしていたらしい。実用電気モーターはまだないので手回し式である。


「それが上手く分離しないのです」


 回復ポーションで試して水とそれ以外にはなったそうだが、それなら単に水分を飛ばしたのと変わりない。


「回転数と時間が足りてないな。手動じゃやっぱり厳しいかもな」


 それでも一応回転数と持続時間を増やしてみて様子を見るよう助言しておく。しっかりとした機構だけでも作っておけば、モーターができればすぐに移行できる。


「そうそう。石油が精製できたと報告があったぞ。マサルのいった通り、ちゃんと各成分に分離したそうじゃ」


 こちらも昨日の今日でえらく早いが、ほとんどの部分を土魔法で作ってしまったんだそうだ。魔法、便利だなあ。

 

「今は最適な温度を探ってるみたいじゃ」


「温度計とかまだなかったよな?」


「火魔法使いが何となくでやっておる」


 熟練してくると、感覚で温度がある程度だがわかるそうだ。人が変わると再現性がなくなってしまうが、今は仕方がないか。


「高温用の温度計も必要だな……」


 どうやって作ればいいのかわからんが。低温域は水銀柱の温度計で、高温用は何か他の、高温に耐えて熱で膨張する物質を使えばいいんだろうか?


「それより問題は精製した石油で何ができるかだな」


 とりあえずガソリンから火炎瓶だ。熱源としての灯油とかはエルフの里は不要だし、保存しておいて後で考える。これから寒くなるから需要はあるだろう。石油ストーブの試作が必要だな。

 あとは蒸気タービンを試作してもらおう。それで安定した電力と、そのまま回転力として遠心分離機にも活用できるはずだ。そんなことを食事をしながらつらつらと話していく。

 あとはなんだろう。温室栽培の熱源にも使えるな。今からでも苗を植えて米を作れれば、春には大規模に植え付けができる。ガラスがたくさん必要なのは面倒だが、小さい温室にすればいいだろう。


「わざわざガラスで温室を作って栽培? そんなことをせんでも精霊に頼めばよかろう。冬の間中、ずっと暖めてくれるぞ?」


 マジか。そういえばエルフの里は冬でも暖かいし、夏でも涼しく精霊が温度管理をしていた。


「まずは種籾を半分くらい使って栽培してみよう。すぐじゃなくていいから場所を確保してくれないか。面積はそんなに広くなくてもいい」


 二期作にするなら肥料もいるか? いや春は他でやるから必要ないか。明日にでも田んぼを……その前に苗を作ってからか。芽が出てからだし、すぐには動けないな。

 種籾と一緒にもらった栽培マニュアルによると、まずは浸種、種を水に二四時間浸けて、発芽率を上げるそうだ。食事が終わったら始めてみよう。


「米は麦より収穫がいいのじゃったか? 味も美味しいし、いつでも食べられるなら有り難いの」


 うちでたまに食べられるお米は、神様から送ってもらっている日本産のブランド米だしな。種籾もそうだし、慣れない食材とはいえ流通すれば間違いなく人気になるはずだ。


「申し訳ない。俺たちだけで話しちゃって」


「いいえ。とても興味深いお話ばかりでしたわ」


 ヴァイオレットは写本のほうで忙しいらしく、特に俺へ何かちょっかいをかけてくるということもなく、食事が終わるとすぐに研究所のほうへと行くようだった。


 俺のほうは食後、種籾を水に浸からせると、後はデランダルさんにお付き合いだ。昨日決めた各国歌の歌詞を作るのと、曲の完成度のチェックだ。特に帝国国歌は三日後にお披露目がある。

 バンドは二チーム作れたらしい。デランダルさんの男ボーカルのチームと、エルフの歌姫率いる女ボーカルのチームだ。完全な専属ではないけれど、当面はバンド活動をメインでやってくれることになったという。


「半分くらいはそのまま使えそうだね。でもこの◯◯ってなんだい?」


 歌詞には固有名詞でもないのに翻訳すらできない言葉が多い。近い言葉すらない物もあって、国歌に相応しくなるようにする必要もあって、かなり手を加えなければならなかった。


「そこはまるごと変えていきましょう。前後の歌詞に繋がるように考えて」


 帝国の分が終わればエルフ、王国、神国の国歌だ。それも俺がメインで考えることになる。幸いエルフと王国の曲はほとんどそのまま使えそうだが、神国の曲がかなりな部分変更する必要がありそうだ。イオンに聞いたら、いい笑顔でマサル様にすべてお任せしますとか言うし。


「ふうむ。韻があまり良くないね。ここは――」


 異世界言語で韻とか言われてもマジでわからんぞ? デランダルさんは作詞のセンスがないと自覚があるらしく、案は出してくれるが決定は俺へと丸投げだ。他のどこに決められるような人間がいると言われればまったくその通りなんだが。

 一時期バンドに憧れた時期もあったから、歌ったり演奏したりくらいはいいけど、まさか四カ国分の国歌の作曲を任されるとか、一体誰がこんなことを始めたんだ……

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[良い点] 一体誰がこんなことを…(笑) いつもので草
[良い点] 異世界転移ものでも国家作ることは多々あっても、国歌まで作るのはなかなかお目にかかれないなぁ
[一言] ファンタジー剣士はやっぱり肉体もファンタジーはいってるんだろうか……生物学関連は大変そう。
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