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【俺氏】聖女紋が発現して、王子の花嫁候補になった件【男なのに】  作者: 浦田 緋色 (ウラタ ヒイロ)
二章

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52/62

めっちゃ叫んで騒いでた

173:配信者

えー、修羅場になるかとおもったらそうならなかった件


174:名無しの異種族

およ?


175:名無しの異種族

配信者だ


176:名無しの異種族

事態が進展した感じか?


177:配信者

あー( ̄▽ ̄;)

その、リンの母親が来た


178:名無しの異種族

え、え?!


179:名無しの異種族

まじかー

来ちゃったかー


180:名無しの異種族

お母さん、メンタル大丈夫だろうか

訪ねて来たのに息子が亡くなってるようなものになってるなんて、想像してなかっただろ


181:名無しの異種族

薔薇ジャムさんですら取り乱したらしいからな

実の息子のそんな姿、見せて大丈夫か??


182:配信者

あー、うん

端的に言うと、大丈夫だった


183:名無しの異種族

そうか、きっと気丈にふるまってんだよ

そうじゃないと大丈夫になんか見えないって


184:配信者

いや、どういうわけか

リンの母親、現状に驚くこともなくてな


185:名無しの異種族

はい?


186:名無しの異種族

え、そんなことある??


187:配信者

俺たちは動かないリンを、今住んでるあいつの家、その私室にとりあえず移動させた

それから、大聖女や神官長を呼んでとにかく蘇生させようとしてたんだ

まぁ、魂無いからやっぱり出来なかったんだけど

そこに、リンの母親が現れた

第一声が、めっちゃ明るい


「サプラーイズ!」


だぞ?

誰も説明しようにも上手く説明できなかったらしくて、そのまま部屋に通したらしくてな

で、リンの体と対面したわけだ


188:名無しの異種族

地獄でしかないシチュエーションなんだが


189:名無しの異種族

ある意味、母親にとっての悪いサプライズになってて

草も生えねぇ


190:名無しの異種族

母親は事情知らないんだし

仕方ないんだけど

こう、空気の読めなさが逆にすごいというか……


191:配信者

文字通り、空気がめちゃ重いなかの登場だから

なんというか、こう、なんとも言えない雰囲気でな


192:名無しの異種族

さすがに母親も途中で空気の悪さに気づいただろ


193:配信者

それがさ、土産に買ってきたらしい菓子を配り出した


194:名無しの異種族

……はい??

∑(°口°๑)


195:名無しの異種族

え??


196:名無しの異種族

なんでぇwww


197:配信者

母「あ、職場の皆さんですか??

うちの子がお世話になってます。

というか、ご迷惑ばかりかけてるでしょう?

よかったら、これ皆さんで食べてください」


こんなこといって菓子を配り出した


198:名無しの異種族

まるで、死んでる息子が見えていないようだな


199:名無しの異種族

>>198

死んでない死んでないwww

魂抜かれただけ


200:名無しの異種族

それでそれで??


201:配信者

さすがに大聖女と大神官が、事情を説明しようと

寝てるリンを見せた

そしたら、


母親「まったく、だから言ったじゃない。

知らない人からものを貰っちゃダメ、貰った食べ物は食べちゃダメって」


なんて言いながら、誰もいない背後を振り返ってプリプリ怒り出した


202:名無しの異種族

……え、それって


203:配信者

さっきも書き込んだけど

リンの母親は全て承知してるっぽいんだ

で、いまも誰もいない場所を見ながら


「言い訳はなし。

母さんはいいの!!

皆さんへの感謝の印で持ってきたお菓子なんだから。

だってじゃない!!

あぁ、もう、わかった、わかったから。

とりあえず、皆さんに説明するからワアワアわめかない!!」


ってなことを言ってる


204:名無しの異種族

なにそれ、怖いんだけど


205:配信者

あ、俺達の方振り向いた

リンの母親に深々頭下げられた

なんか、こっちが滅茶苦茶悪いことした気分になるな


「この度は息子がとんだご迷惑をおかけして、申し訳ありません。

あとでよく言って聞かせますので」


ここで大聖女が色々察したのか、こう聞いた


「あの、もしやリン……リン君はそこにいるのですか?」


なんなら、さっきまで母親が見ていた方向を指さした


「いますよ。

どうもねぇ、魂の六、七割くらいかなぁ、取られちゃったみたいで。

あ、すみませんねぇ。

私、自分で言うのもなんですけど、言葉遣いがなってないんです。

なので不躾な言葉を使ったりしちゃうんですけど、その辺は大目にみてもらえたらな、と」


大聖女相手にこの態度、逆にすごくね??


206:名無しの異種族

凄いけど、なんだろう

実はお母さんって大物なのかも??


207:名無しの異種族

今気づいた

これ、もしや両家の初顔合わせになってないか??


208:名無しの異種族

あ、たしかに!!

( ゜д゜)ハッ!


地獄のようなシチュでの顔合わせなんて、浮気or不倫現場に突撃かますくらいしか思い浮かべらんないんだが( ̄▽ ̄;)


209:配信者

母親曰く、魂の濃度というか存在感が薄くなってて

誰もリンがそこにいたことに気づけなかったっぽい


210:名無しの異種族

なんで逆に母親は気づけたんだ??

親子の絆とか、そういう奴??


211:配信者

考察厨も同じ疑問を持ったみたいでな聞いた

そしたら、


「うーん??なんでかしらねぇ??

でも、見えるのよ」


ってことらしい

なんとなくはぐらかされた感じではある

母親は言葉を続けた


「とりあえず、この子が魂取られた場所まで行こうかしら?

犯人見つけて殴ればなんとかなるでしょ」


212:名無しの異種族

急に脳筋やめてwww


213:名無しの異種族

そのまま体に戻ることは出来ないの??


214:名無しの異種族

>>213

出来たらやってるだろ


215:213

それもそうか


216:配信者

とりあえず、学園に戻ることになった

このままだと母親だけで突っ走りそうだからさ

さすがに王子やリンの守護騎士、あと俺とスネークがついて行くことになった

この辺、おばさんパワーだよな

大聖女よりなんつーか、こう、おばさんなんだよ

この人の方が年下のはずなのに

……これが若さかな?





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― 新着の感想 ―
昔、オバタリアンとかって言われてた世代とかもあったけど あのオバチャンとかの気力、体力、胆力って本当どこからやってきてるんだろうな……
知らぬ間に新連載がスタートしてて一気読み……! 母は強しというか勢いと脳筋とクレイジーなお母様は大好きです。
若さと言うかもう何もかも肝座り過ぎwww ストロングゥ…!!ww
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