めっちゃ叫んで騒いでた
173:配信者
えー、修羅場になるかとおもったらそうならなかった件
174:名無しの異種族
およ?
175:名無しの異種族
配信者だ
176:名無しの異種族
事態が進展した感じか?
177:配信者
あー( ̄▽ ̄;)
その、リンの母親が来た
178:名無しの異種族
え、え?!
179:名無しの異種族
まじかー
来ちゃったかー
180:名無しの異種族
お母さん、メンタル大丈夫だろうか
訪ねて来たのに息子が亡くなってるようなものになってるなんて、想像してなかっただろ
181:名無しの異種族
薔薇ジャムさんですら取り乱したらしいからな
実の息子のそんな姿、見せて大丈夫か??
182:配信者
あー、うん
端的に言うと、大丈夫だった
183:名無しの異種族
そうか、きっと気丈にふるまってんだよ
そうじゃないと大丈夫になんか見えないって
184:配信者
いや、どういうわけか
リンの母親、現状に驚くこともなくてな
185:名無しの異種族
はい?
186:名無しの異種族
え、そんなことある??
187:配信者
俺たちは動かないリンを、今住んでるあいつの家、その私室にとりあえず移動させた
それから、大聖女や神官長を呼んでとにかく蘇生させようとしてたんだ
まぁ、魂無いからやっぱり出来なかったんだけど
そこに、リンの母親が現れた
第一声が、めっちゃ明るい
「サプラーイズ!」
だぞ?
誰も説明しようにも上手く説明できなかったらしくて、そのまま部屋に通したらしくてな
で、リンの体と対面したわけだ
188:名無しの異種族
地獄でしかないシチュエーションなんだが
189:名無しの異種族
ある意味、母親にとっての悪いサプライズになってて
草も生えねぇ
190:名無しの異種族
母親は事情知らないんだし
仕方ないんだけど
こう、空気の読めなさが逆にすごいというか……
191:配信者
文字通り、空気がめちゃ重いなかの登場だから
なんというか、こう、なんとも言えない雰囲気でな
192:名無しの異種族
さすがに母親も途中で空気の悪さに気づいただろ
193:配信者
それがさ、土産に買ってきたらしい菓子を配り出した
194:名無しの異種族
……はい??
∑(°口°๑)
195:名無しの異種族
え??
196:名無しの異種族
なんでぇwww
197:配信者
母「あ、職場の皆さんですか??
うちの子がお世話になってます。
というか、ご迷惑ばかりかけてるでしょう?
よかったら、これ皆さんで食べてください」
こんなこといって菓子を配り出した
198:名無しの異種族
まるで、死んでる息子が見えていないようだな
199:名無しの異種族
>>198
死んでない死んでないwww
魂抜かれただけ
200:名無しの異種族
それでそれで??
201:配信者
さすがに大聖女と大神官が、事情を説明しようと
寝てるリンを見せた
そしたら、
母親「まったく、だから言ったじゃない。
知らない人からものを貰っちゃダメ、貰った食べ物は食べちゃダメって」
なんて言いながら、誰もいない背後を振り返ってプリプリ怒り出した
202:名無しの異種族
……え、それって
203:配信者
さっきも書き込んだけど
リンの母親は全て承知してるっぽいんだ
で、いまも誰もいない場所を見ながら
「言い訳はなし。
母さんはいいの!!
皆さんへの感謝の印で持ってきたお菓子なんだから。
だってじゃない!!
あぁ、もう、わかった、わかったから。
とりあえず、皆さんに説明するからワアワアわめかない!!」
ってなことを言ってる
204:名無しの異種族
なにそれ、怖いんだけど
205:配信者
あ、俺達の方振り向いた
リンの母親に深々頭下げられた
なんか、こっちが滅茶苦茶悪いことした気分になるな
「この度は息子がとんだご迷惑をおかけして、申し訳ありません。
あとでよく言って聞かせますので」
ここで大聖女が色々察したのか、こう聞いた
「あの、もしやリン……リン君はそこにいるのですか?」
なんなら、さっきまで母親が見ていた方向を指さした
「いますよ。
どうもねぇ、魂の六、七割くらいかなぁ、取られちゃったみたいで。
あ、すみませんねぇ。
私、自分で言うのもなんですけど、言葉遣いがなってないんです。
なので不躾な言葉を使ったりしちゃうんですけど、その辺は大目にみてもらえたらな、と」
大聖女相手にこの態度、逆にすごくね??
206:名無しの異種族
凄いけど、なんだろう
実はお母さんって大物なのかも??
207:名無しの異種族
今気づいた
これ、もしや両家の初顔合わせになってないか??
208:名無しの異種族
あ、たしかに!!
( ゜д゜)ハッ!
地獄のようなシチュでの顔合わせなんて、浮気or不倫現場に突撃かますくらいしか思い浮かべらんないんだが( ̄▽ ̄;)
209:配信者
母親曰く、魂の濃度というか存在感が薄くなってて
誰もリンがそこにいたことに気づけなかったっぽい
210:名無しの異種族
なんで逆に母親は気づけたんだ??
親子の絆とか、そういう奴??
211:配信者
考察厨も同じ疑問を持ったみたいでな聞いた
そしたら、
「うーん??なんでかしらねぇ??
でも、見えるのよ」
ってことらしい
なんとなくはぐらかされた感じではある
母親は言葉を続けた
「とりあえず、この子が魂取られた場所まで行こうかしら?
犯人見つけて殴ればなんとかなるでしょ」
212:名無しの異種族
急に脳筋やめてwww
213:名無しの異種族
そのまま体に戻ることは出来ないの??
214:名無しの異種族
>>213
出来たらやってるだろ
215:213
それもそうか
216:配信者
とりあえず、学園に戻ることになった
このままだと母親だけで突っ走りそうだからさ
さすがに王子やリンの守護騎士、あと俺とスネークがついて行くことになった
この辺、おばさんパワーだよな
大聖女よりなんつーか、こう、おばさんなんだよ
この人の方が年下のはずなのに
……これが若さかな?




