表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【俺氏】聖女紋が発現して、王子の花嫁候補になった件【男なのに】  作者: 浦田 緋色 (ウラタ ヒイロ)
花嫁候補

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/62

変わった未来

今回の件が落ち着いた頃。

リコは未来を見に行った。

もう何度目になるかわからない。

絶望だけの、血塗られた未来。

それを確認しに行ったのだ。

いままでとまるで違う流れになった。

だから、ちょっと怖かったけど、未来を確認しにいったのだ。


未来は、変わっていた。


リンが綺麗な衣装を身にまとい、たくさんの人に囲まれて、ちょっと緊張しつつも笑っていた。

幸せそうに、笑っていた。

その笑顔を見て、あぁ、良かった、とリコは噛み締める。

まさに夢にまでみた、幸せな光景だ。

この未来はきっとすぐそこまで来ている。


今からとても楽しみだ。


リコは、現代へ戻る。

目覚めると、目の前に妹の顔があった。


「あ、起きた。

死んでるかと思ったよ。

姉ちゃん、全然動かないんだもん」


と、妹は言った。

その横で、


「リリーさん、お姉さんはお昼寝してたんですよ。

ダメですよ、起こしちゃ」


と、新しい家族となった女の子、ライラが妹のリリーをたしなめる。

リリーは既に義姉となったライラに懐いている。

まさか、こんな光景も見ることになるとは思わなかった。

リリーがリコを見て、首を傾げる。


「姉ちゃん、泣いてるの??」


「起きたばっかりだから」


適当なことを言って、目を擦る。

同時に、携帯端末が震えた。

ニュース記事が更新されたことのお知らせである。

開くと、先日のカルト教団関連の事件で犠牲となった者たちのささやかな葬儀が執り行われた、と書かれていた。

載っている画像には、厳かに祈りを捧げる弟の姿が写っていた。

とりあえず、ここで一旦終わりです。

そのうち、二部?二章?を投稿します。

更新を見かけたらよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
あー…つまり他の未来だと事が進んで悲惨なことになってて、営業さんが今回したような説得も通用しない状況で、幹部の言葉鵜呑みにして協力して意図せずみんな道連れだったんかな、これ。 たぶんリンが協力した結果…
よりよい未来へ繋げられたんだ よかった
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ