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159.蛇足の蛇足 日露創作ノート

リクエストいただきましたので、創作の元ネタを出してみます。


日露創作ノート


 リクエストいただきました本作品の創作ノートについて少し記載いたします。


 本作品はとある場所で呟いた「日本がもし日露戦争後大陸利権を売り払っていたら」どうなるんだろうというシミュレーションから端を発しています。

 この発言自体はまだ私が小説を書き始める前のことでした。それから四年近くの月日が経ち、小説も数作書き上げたところでそろそろ書けるかもしれないと思い具体的にどのように見せると分かりやすいのかから考えております。


・具体的な人物名は避ける

・歴史の流れを俯瞰して見せることができる

・史実と仮想歴史を比較できるような形にする


 コンセプトは上の三つでした。

 

 そこで思いついたのが、新聞記事と一人の一般人を取り巻く事象を通して歴史を間接的に描く流れにしようとなります。

 そうして生まれたのが藍人でした。新聞記事の方はとにかく読みやすくとできる限り軽い形でかつ最低限の説明に留めるよう注視しています。

 

 元ネタのつぶやきですと、神の声が宮様に届き歴史を改変していく流れだったのですがそれですと史実と比較……というところが達成できません。

 そこで、現代人の親子とノートでやり取りを行うことにし、この作品の基本的な流れが決定します。

 

 現代パート→過去の群像劇→新聞による補足

 ですね。

 

 ここから先は、元ネタになったチャットのつぶやきをそのままコピーしてきます。長い上に矛盾が多数あり作品としては微妙ですが、これを元敷きに練ったものとしてご参考になれば。

 私はこれ以外にもハンニバルのIFモノを書いてます。その作品もここまで具体的には書いてませんが、歴史の流れをある程度細かく書いてそれを元ネタに物語を組む感じで書いてます。

 

 元ネタ。まんまコピペです。字下げもしてませんので、ちょっとあれですが。

 もし日露戦争後に満州権益を売り渡していたら その1

 

 LOBIというコメントをつぶやける携帯アプリの会話で

「もし、日露戦争の講話条約の後、満州権益を売り飛ばしたらどうなっていたか?」

という妄想を膨らませたら意外にも大量のつぶやきになったのでまとめてみました。

かなり長いです。最後までコピペする前に力尽きるかも。



日露戦争前夜、皇族、政府首脳部は天の声を聞く。

声はこれからの日露戦争の推移を語るのだった。


日露戦争が始まり、実際に声の予言したとおりの展開に。

日本海海戦の詳細を語る声。


戦闘推移は声と全く同じように展開する。

これまでの経緯から首脳部は声を信用せざるを得なくなる。


声はこの後の二度の世界大戦の結果、戦後の日本を語って聞かせ、歴史を変えたいと訴える。

あまりの臣民の犠牲に目を覆う首脳部は、声を信じ二度目の世界大戦の回避、日本の繁栄を望むことを声に伝える。


日露戦争の講話条件より、日本の世界大戦回避への長い道のりがはじまるのだった。


朝鮮半島と中国大陸の戦後を知る首脳部はポーツマス条約で得た、遼東半島と満州の鉄道施設権、朝鮮半島利権を列強に売り渡し、ロシアの干渉地帯になることを望む。


まず、外交面のみしばらく記載します。


遼東半島利権は、ポーツマス条約を仲介し、将来的に利害が対立するアメリカに売り渡すことに。

交渉では遼東半島とハワイの交換を提案するが蹴られたので金銭での妥結。


アメリカに遼東半島を売り渡すことで、将来的に日本にとってはメリットのほうが大きいと声は言う。


1.アメリカは中国利権を求めているのでアメリカに恩を売れる。

2.遼東半島との貿易は日本にとって有効。また、遼東半島防衛のためには日本の協力が不可欠(日本の目の前だから、日本の領域を船はとおる)

3.満州は将来的にロシアの進出、後にソビエト、共産主義の輸出があり、アメリカが防波堤になってくれる。

4.金銭受領によって日露戦争の借款が返却できる。賠償金をとれなかったかわりになる。


次、朝鮮半島。

朝鮮半島はせいしゅうとうを取得し、住人は朝鮮半島に追い出し。

日英同盟があるイギリスに利権取得を持ち出すが、フランス、ドイツの干渉にあい、朝鮮半島は三カ国で最終的に分割され、大韓帝国は崩壊する。


朝鮮半島の売り渡しは、ロシアとの干渉国の構築、朝鮮半島に使う予定だった莫大な資本の節約、三カ国での分割になったためにその三カ国との交渉窓口を持つことができる。

なぜなら朝鮮半島の維持には日本の協力が必須のため。

三カ国分割は意図していなかったが結果として最もいい形になったと言える。


日露戦争の結果、利権の売り渡しに国内は大紛糾するが、マスコミの操作やらで乗り切る。


1905年から1915年までは、史実と違い国内に資本投下を集中できるため、すでに軽工業が発展する。(史実では第一次世界大戦中に達成)

また、債務国からの脱出もこのときに。史実と違い、陸軍の強化はされない。


そして1915年、サラエボ事件発生、第一次世界大戦に。

日本はイギリスの依頼で史実と同じく地中海、インド洋派遣を行う。


アジアのドイツ植民地は大陸不干渉を日露戦争後に志向していたため、ドイツ植民地の南洋諸島のみ攻める。


そうこうしてるうちにロシア革命の発生。


ロシア革命は史実と同様にイギリス、フランス、日本のシベリア出兵が行われるが、ソビエト赤軍が白軍を圧倒する状況は変わらず。

これに危機感を感じたのが満州に利権を持つアメリカ。


ソビエトと満州の接触を避けれるものなら避けたいアメリカは白軍に干渉し、バイカル湖以東のロシア領域に白軍の国の設立を画策。

日本も防衛上、この作戦にはかなり乗り気で、アメリカとイギリスと協力する。イギリスは朝鮮利権あるからね。

フランスもこれに乗っかる。

朝鮮利権の売り渡しがここで生きてきた。


白軍ロシアはロシア共和国を設立。 この国はロシア末期に成った民主主義国家。


日本はロシア共和国から協力代償として北樺太を獲得する。

これにて陸で接する国がなくなると共に、日本の勢力圏で大陸からの出口を全て抑えることになる。


日本の防衛すべきシーレーンは確定したので、シーレーン防衛こそ日本の国是になる。

声はまだ黙っていたが北樺太には石油ある。


第一次世界大戦はアメリカの参戦は史実通りに行われるがアメリカは極東に勢力をさいてるので戦闘集結が遅くなるかと思いきやそんなことなかったw


史実通りに独墺オスマンが破れ、超問題だったヴェルサイユ条約。

この条約がダメだったため第二次世界大戦が起こったといっても過言ではない。日米は違うけど。


問題点は英仏の賠償金の取りすぎ、ドイツへの領土補填の失敗、オーストリアの分裂、オスマンの処置はあれだったけど第二次への影響はまだ少ない。


賠償金はドイツ側は20億マルクで交渉したがたしか150億かなんか請求した。

このため世界恐慌でとどめを刺された。

ドイツ領土を削りすぎたために領土野心がとても高まった。


オーストリアが分裂し、小国ばかりになったのでオーストリア合併、チェコ併合、その後も各個撃破された。

きっかけを起こさないためにもオーストリアにはある程度の国で居てもらう必要がある。


この時期、ほとんどの国は領土野心が高く、戦争大好きだった。

バルカンの国なんかは領土取り合うために第一次世界大戦前からドンパチやってた。

バルカン戦争で割食ったブルガリアとオスマンはドイツ側にたって参戦したしね。


世界大戦を避けたい日本は上記をなんとかするため英仏米と交渉。


史実より極東に入り込んでいる三カ国は日本の意見も少しは聞く状況。 それでも現実は厳しい。


ドイツに関しては賠償金200億まで減額。ポーランド回廊は史実と違いドイツ領土維持。

アルザスロレーヌはフランスへ。海外植民地は朝鮮半島、膠州湾以外は放棄。パフアニューギニアは統治国無し。

南洋諸島は日本と他の植民地は史実通り。

※賠償金は後ほど訂正入りました。矛盾がそのためここから何回かでます。生暖かくスルーしてね。


オーストリアはハンガリーとオーストリア、チェコ、スロバキアのみ軍事、外交を共有する連合国へ。

ただし、外交は必ず中立を守ること、防衛戦争以外の戦争は認めない。

破った場合には列強全てから強烈な経済制裁を行う。


結果、ヴェルサイユ体制は史実と結構異なることに。


日本は樺太、台湾、南洋諸島が勢力圏。朝鮮半島、遼東半島のため列強との協調体制が必要。

史実より陸軍は規模が小さい。

大陸への資本投下をしていない分国内へ資本投下を行っているため史実より経済力が高い。

第一次世界大戦中の特需で重工業も発展。重工業が発展できたのは大戦前にすでに軽工業が発展していたため。

同盟国はイギリス。

アメリカとは利害が一致しているため今のところ友好。

ドイツ、オーストリアとはヴェルサイユで日本ががんばったので好意的。

特にドイツは恩を感じている。


イギリスは史実とあまり変わらず。朝鮮半島があるので日本との関係は多少史実より良いくらい。


フランスは史実とあまり変わらず。 朝鮮半島が絡んでいるが大勢に影響なし。


アメリカは史実と異なり満州を持つ。

日本とは戦略的に友好関係を結ぶ状況。

第一次世界大戦後から史実どおり絶対強者への道を歩む。


ドイツは史実より第一次世界大戦後の状況はまし。

ポーランド回廊は確保しているので東欧方面の不満は市民より上がっていない。

日本には世話になったので友好的。そのうち同盟結ぶかも。


オーストリアは外交を厳しく制限されているが、小国化せず中堅国に。国内の民族対立は激しいのでそこが課題。


イタリアは史実どおり。

オーストリアからチロルは獲得してる。


ソビエトは極東地域以外は史実通り。

史実と違い、アメリカ、イギリス、日本との関係はかなり悪い。


ロシア共和国はソビエトからの防衛に必死。

イギリス、アメリカ、日本頼み。


コメ:イタリアと日本の海さん陸さんの争いあたりが気になるなー。

を受けて、


日本の海軍は現時点で史実の日本に近いけど、シーレーン重視しないとなので小型艦の数は多い感じかな。 地中海遠征は史実通りに活躍。


イタリアはどうやっても脆弱なんでおさっし。


神の声の人は戦後日本を知ってる人なのでどうしても国土防衛路線で大陸は不干渉、経済力重視になるのかな。

なお、軍隊については詳しくない模様。とにかく戦争は避けたいようです。


ここまでが初日分のコピーです。

プロットは完結までもっててますが、スマホで1コメずつコピペなのでものすごく大変。。

気が向いたらコピペしてきます。4スレッド分ありますが、まだ1スレッド目の最後のほうです。



 とこのような感じで発現したものが元ネタになってます。これは1940年までやり切って完結しております。

 

 公開してますので、探せばすぐにでてきますがこの作品で全て書いてますので……。

 

またネタが思いつきましたら、外伝投稿いたします。

それではまた!

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