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信仰ピエロは今日も楽しむ  作者: 晩冬の小石
第一章 冒険の始まり
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#49 野生の美少女…?

ごめんなさい!遅くなりました!

累計PV80000突破しました!ありがとうございます!


いつも読んでくださり感謝です!

いいね、評価、ブクマありがとうございます!

暫く進むと3つ目の広場が見えてきた。道中は割愛するね。

仮面外して歩いてただけだからね…。なんかごめんね、長髪お猿さん達…。


「到着したねー!」

「ただ歩いてただけだったわねー」

「さて、集団で出てくると思うが…。道中の事を考えると、ご主人に任せれば問題無さそうだな」

「あはは…任されました」


広場に着いたけど…居ないね?隠れてるのかな?

いや、来たね。気配察知が反応した、数は…3


「お客さんが来たみたいだよ、戦闘準備…は要らないか」

「そうね、よろしく」

「よろしく!」


お猿さん達は長い髪をファサっと払いながら歩いてくる。

まだこっちを見てないようだね?


「…なんか、ムカつくわね」

「やっぱり、ぶっ飛ばして来ていい?主?」

「これ、無駄な体力を使うでない。もう山頂も近いし温存しておけ」

「という事だから、気持ちは分からなくもないけど我慢してね?」


とりあえず2人を諌める。どんなボスかも分からないから2人には温存しといてもらおう。


「「「ウキャ!ウキャァ……」」」

「あ」


話してる間に結構近づいてたみたいで、長髪お猿さん達はこっちを見て、そのまま消滅していった


「…討伐完了。このまま進んじゃおっか」

「「「了解」」」」


美猿の集団戦も呆気なく終わって、広場を後にする。

広場をでて少し進むと大きな門が見えてきた。あそこを潜るとボス部屋かな?


「あそこっぽいね」

「そうだな、近づいてみよう」


近づくと門の手前で道の端に座ってる人がいた。

プレイヤー…だよね?名前は神門麒麟(みかどきりん)。…有名VR配信者じゃなかったっけ?愛称は確か…キリちゃん。黄色の髪をポニーテールにしてて、麒麟の髪飾りをつけてる。うん、本人ぽいね。頭の上に羽の生えたカメラが飛んでるし配信してるのかな?なんか項垂れてるけど…。


「ちょっとあの人に話しかけようと思うんだけど、おそらく配信…僕らの世界に映像を流してるんだけど良い?」

「良いわよー」

「もーまんたい!」

「ふむ、吾輩はちょっと黙っておこう」

「了解。ありがと、みんな」


どうやって声かけようかな。まぁ、普段通りでいっか。

向こうもMMOで配信してる以上、プレイヤーと出会う事は承知してるだろうし。


「こんにちは、綺麗なお姉さん。こんな所でどうしたの?」

「……うぇ?…っ!?…野生の美少女!?」

「…?野生の美少女…?ああ、仮面忘れてた」


しゃがんでから声をかけたんだけど、野生の美少女って何?大分混乱してるみたいだから急いで仮面をつける。


「これで良しっと。それで、お姉さんは何やってるの?」

「…?ピエロ?野生の美少女はピエロ?…何で?」


余計混乱させちゃったかな?んーどうしよ、この状況


「何、混乱させてるのよ。ほら、挨拶終わったのならいくわよー。インが待ちきれずにウズウズしてるわ」

「早く行こー!」

「美少女が増えた!?野生の美少女はピエロで増える!?」

「あはは…仲間が呼んでるから先行くね。またね、お姉さん」


インとスズから助け舟が出たね。正直、困ってたから助かったよ…

2人を伴って門の手前に進む。よし、この門開けばいいのかな?


「…はっ!?…あ、あの!」

「…ん?どうしたの?」


門に手を当てようとしたら、キリちゃんさんが話しかけて来た。復旧したのかな?


「わ、私も一緒にこうりゃきゅさせて下しゃい!」

「…?」

「…んんっ。攻略させて下さい!」


盛大に噛んで何言ってるかわかんなかった。ごめんね、キリちゃんさん。それにしても一緒に攻略かー。配信に流れちゃうけど隠す事も無いし…。僕は良いけど2人はどうかな


「って事だけどいいかな?」

「良いわよー」

「スズちゃんに同じく!」


2人共OKが出たね。グリムも一瞬チカチカっと目を光らせてたし、良いかな


「お姉さんー!良いよー!一緒に攻略しよっか」

「!?…ありがとうございます!」


という事で配信者さんと合同攻略になっちゃったね。

ボス部屋入る前にちょっと作戦会議しなきゃ。キリちゃんさんのスタイルも分からないしね。

ボスに辿りつけなかったです!明日には必ずボス戦に入ると思いますので、お楽しみ!



もしよければ、いいね、評価、ブクマして頂けると嬉しいです!作者が超喜びます!

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