#49 野生の美少女…?
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暫く進むと3つ目の広場が見えてきた。道中は割愛するね。
仮面外して歩いてただけだからね…。なんかごめんね、長髪お猿さん達…。
「到着したねー!」
「ただ歩いてただけだったわねー」
「さて、集団で出てくると思うが…。道中の事を考えると、ご主人に任せれば問題無さそうだな」
「あはは…任されました」
広場に着いたけど…居ないね?隠れてるのかな?
いや、来たね。気配察知が反応した、数は…3
「お客さんが来たみたいだよ、戦闘準備…は要らないか」
「そうね、よろしく」
「よろしく!」
お猿さん達は長い髪をファサっと払いながら歩いてくる。
まだこっちを見てないようだね?
「…なんか、ムカつくわね」
「やっぱり、ぶっ飛ばして来ていい?主?」
「これ、無駄な体力を使うでない。もう山頂も近いし温存しておけ」
「という事だから、気持ちは分からなくもないけど我慢してね?」
とりあえず2人を諌める。どんなボスかも分からないから2人には温存しといてもらおう。
「「「ウキャ!ウキャァ……」」」
「あ」
話してる間に結構近づいてたみたいで、長髪お猿さん達はこっちを見て、そのまま消滅していった
「…討伐完了。このまま進んじゃおっか」
「「「了解」」」」
美猿の集団戦も呆気なく終わって、広場を後にする。
広場をでて少し進むと大きな門が見えてきた。あそこを潜るとボス部屋かな?
「あそこっぽいね」
「そうだな、近づいてみよう」
近づくと門の手前で道の端に座ってる人がいた。
プレイヤー…だよね?名前は神門麒麟。…有名VR配信者じゃなかったっけ?愛称は確か…キリちゃん。黄色の髪をポニーテールにしてて、麒麟の髪飾りをつけてる。うん、本人ぽいね。頭の上に羽の生えたカメラが飛んでるし配信してるのかな?なんか項垂れてるけど…。
「ちょっとあの人に話しかけようと思うんだけど、おそらく配信…僕らの世界に映像を流してるんだけど良い?」
「良いわよー」
「もーまんたい!」
「ふむ、吾輩はちょっと黙っておこう」
「了解。ありがと、みんな」
どうやって声かけようかな。まぁ、普段通りでいっか。
向こうもMMOで配信してる以上、プレイヤーと出会う事は承知してるだろうし。
「こんにちは、綺麗なお姉さん。こんな所でどうしたの?」
「……うぇ?…っ!?…野生の美少女!?」
「…?野生の美少女…?ああ、仮面忘れてた」
しゃがんでから声をかけたんだけど、野生の美少女って何?大分混乱してるみたいだから急いで仮面をつける。
「これで良しっと。それで、お姉さんは何やってるの?」
「…?ピエロ?野生の美少女はピエロ?…何で?」
余計混乱させちゃったかな?んーどうしよ、この状況
「何、混乱させてるのよ。ほら、挨拶終わったのならいくわよー。インが待ちきれずにウズウズしてるわ」
「早く行こー!」
「美少女が増えた!?野生の美少女はピエロで増える!?」
「あはは…仲間が呼んでるから先行くね。またね、お姉さん」
インとスズから助け舟が出たね。正直、困ってたから助かったよ…
2人を伴って門の手前に進む。よし、この門開けばいいのかな?
「…はっ!?…あ、あの!」
「…ん?どうしたの?」
門に手を当てようとしたら、キリちゃんさんが話しかけて来た。復旧したのかな?
「わ、私も一緒にこうりゃきゅさせて下しゃい!」
「…?」
「…んんっ。攻略させて下さい!」
盛大に噛んで何言ってるかわかんなかった。ごめんね、キリちゃんさん。それにしても一緒に攻略かー。配信に流れちゃうけど隠す事も無いし…。僕は良いけど2人はどうかな
「って事だけどいいかな?」
「良いわよー」
「スズちゃんに同じく!」
2人共OKが出たね。グリムも一瞬チカチカっと目を光らせてたし、良いかな
「お姉さんー!良いよー!一緒に攻略しよっか」
「!?…ありがとうございます!」
という事で配信者さんと合同攻略になっちゃったね。
ボス部屋入る前にちょっと作戦会議しなきゃ。キリちゃんさんのスタイルも分からないしね。
ボスに辿りつけなかったです!明日には必ずボス戦に入ると思いますので、お楽しみ!
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