#36 兄妹喧嘩勃発中
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あれから数分。まだ決着はつかないみたいだ。
たまに吹き飛ばされてくるPKさんを倒しながら僕ら3人はお茶会セットでお茶してる。トッププレイヤー同士の戦闘なんか中々観れないからね。完全観戦モードだ。
って今の避けるの!?バチバチだ。
「圧巻ねー」
「凄いね、インも混ざりたくなって来た!」
「2人共容赦なく相手をキルしに行ってるから見応えあるね」
剣撃の応酬を繰り広げてる。お互いの事を知り尽くしてるからか、無駄に様子を見ないというか。激しい殺陣見てるような感じかな?でもヒートアップし過ぎてるね。罵りあってるし。よーし、止めてこようかな。
「そろそろ止めてくるね?良いガス抜きになっただろうし」
「え?アレ止めてくるの?…主ならやれるのかしら…?」
「ご武運を!」
ステッキから抜刀して、鞘の部分は腰のベルトに差しておく。なんかやけに手に馴染むね。左手に生成した短剣を持って、自分にリジェネヒール。
準備完了!いざ参らん!ってね。
「おらァ!こんなもんかァ!鈍ったんじゃねぇかァ!」
「…兄さんこそ。…キレが悪い」
「……おっと、2人共そこまで!」
「なァ!?」
「…っ!?」
タイミングを待って……今!刀至郎さんの刀を細剣で、雫さんの短刀は短剣でパリィする。良かった、成功して。
「ダメじゃない2人共。ヒートアップしす…むぐっ」
「…久しぶりレティ君。…やっと会えた」
「…程々にしとけェ。窒息死すんぞォ。あとよく止めれたな?流石に驚いたぞォ」
身長差があるから雫さんに抱きしめられると、豊満な胸に顔を押し付ける形になるから息が…。刀至郎さん驚いて無いでもっと止めて!
「むぐっ…むー…….ぷはっ…もうっ苦しいよ雫さん」
「…可愛いっ…兄さんこの子持って帰って結婚する」
「ハハハッ悪くねぇかもなァ?」
「む、弟になっちゃうけどいいの?パパ?」
「…は?…パパ?…はぁ?…どういう事かな、兄さん」
雫さんが軽蔑した目で刀至郎さんを見てる。やられたらやり返す!10倍界○拳だ!あれ?なんか違う?
「レティ!?てめぇ!」
「…弁解の余地なし。…ギルティ。…!」
「もう何やってるのよ……むぐっ」
「あはは、面白いね……むぐっ」
「…捕まえた。…近くで見るとなお可愛い」
あ、インとスズも捕まった。雫さんは大の可愛い物好きで
見つけると抱きしめる癖があるんだ。そしてスキンシップは過激だ…。それにしてもエンルドでもくノ一スタイルだね。キリッとした目で黒髪ショートの前髪ぱっつんさんだ。ちなみに身長170センチくらい。
「雫さん再会して早々で悪いんだけど、良い時間だから一旦落ちようかなって」
「……………ああ、神は居なかった」
「そ、そんな絶望しないでよ!また今度一緒に冒険しよ?」
「…天使?」
「んじゃ俺らも一旦落ちようぜェ」
「…ん、そうする。…レティ君フレンド交換しよ?」
「勿論!……はい。じゃあまたね!今日はありがとね、刀至郎さん!」
「おう、またなァ」
「…またね」
2人共ログアウトして行った。えーと、インとスズは復活したかな。さっきピクピクしてたし。あ、襲われる前に装備戻しとこ。
「おーい、2人共宿帰るよー」
「……はっ。現実逃避してたわ。了解よ」
「……はっ。しゅ、しゅごかった。り、了解」
い、一応復活したのかな?じゃあ従魔石に入ってもらって帰りますか。
◆◆◆
「とうちゃーく!よっと」
到着したけど、ローズさんにお肉渡すのは明日でいいかな。
部屋に直行しよ。
「2人共出ておいでー」
「相変わらず早いわねー」
「うんうん!」
そういえば活動資金渡してなかった。少ないけど渡しておこう。
「少なくて悪いんだけどお金渡しとくよ。僕が居ない時に使ってね」
「あら、ありがとう。必要な時使うわね」
「ありがと!主!」
「じゃあ、おやすみ。明日は6時くらいに戻ってくる予定だよ」
「わかったわ、おやすみなさい」
「了解!おやすみ!」
それじゃあログアウト!
次回はまったり回です。お楽しみに!
それにしても最強寒波えぐいですね…。寒すぎィ




