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信仰ピエロは今日も楽しむ  作者: 晩冬の小石
第一章 冒険の始まり
36/417

#36 兄妹喧嘩勃発中

誤字報告ありがとうございます!

累計PV30000突破しました!ありがとうございます!



いつも読んでくださり感謝です!

いいね、評価、ブクマありがとうございます!

あれから数分。まだ決着はつかないみたいだ。

たまに吹き飛ばされてくるPKさんを倒しながら僕ら3人はお茶会セットでお茶してる。トッププレイヤー同士の戦闘なんか中々観れないからね。完全観戦モードだ。

って今の避けるの!?バチバチだ。


「圧巻ねー」

「凄いね、インも混ざりたくなって来た!」

「2人共容赦なく相手をキルしに行ってるから見応えあるね」


剣撃の応酬を繰り広げてる。お互いの事を知り尽くしてるからか、無駄に様子を見ないというか。激しい殺陣見てるような感じかな?でもヒートアップし過ぎてるね。罵りあってるし。よーし、止めてこようかな。


「そろそろ止めてくるね?良いガス抜きになっただろうし」

「え?アレ止めてくるの?…主ならやれるのかしら…?」

「ご武運を!」


ステッキから抜刀して、鞘の部分は腰のベルトに差しておく。なんかやけに手に馴染むね。左手に生成した短剣を持って、自分にリジェネヒール。

準備完了!いざ参らん!ってね。


「おらァ!こんなもんかァ!鈍ったんじゃねぇかァ!」

「…兄さんこそ。…キレが悪い」

「……おっと、2人共そこまで!」

「なァ!?」

「…っ!?」


タイミングを待って……今!刀至郎さんの刀を細剣で、雫さんの短刀は短剣でパリィする。良かった、成功して。


「ダメじゃない2人共。ヒートアップしす…むぐっ」

「…久しぶりレティ君。…やっと会えた」

「…程々にしとけェ。窒息死すんぞォ。あとよく止めれたな?流石に驚いたぞォ」


身長差があるから雫さんに抱きしめられると、豊満な胸に顔を押し付ける形になるから息が…。刀至郎さん驚いて無いでもっと止めて!


「むぐっ…むー…….ぷはっ…もうっ苦しいよ雫さん」

「…可愛いっ…兄さんこの子持って帰って結婚する」

「ハハハッ悪くねぇかもなァ?」

「む、弟になっちゃうけどいいの?パパ?」

「…は?…パパ?…はぁ?…どういう事かな、兄さん」


雫さんが軽蔑した目で刀至郎さんを見てる。やられたらやり返す!10倍界○拳だ!あれ?なんか違う?


「レティ!?てめぇ!」

「…弁解の余地なし。…ギルティ。…!」

「もう何やってるのよ……むぐっ」

「あはは、面白いね……むぐっ」

「…捕まえた。…近くで見るとなお可愛い」


あ、インとスズも捕まった。雫さんは大の可愛い物好きで

見つけると抱きしめる癖があるんだ。そしてスキンシップは過激だ…。それにしてもエンルドでもくノ一(くのいち)スタイルだね。キリッとした目で黒髪ショートの前髪ぱっつんさんだ。ちなみに身長170センチくらい。


「雫さん再会して早々で悪いんだけど、良い時間だから一旦落ちようかなって」

「……………ああ、神は居なかった」

「そ、そんな絶望しないでよ!また今度一緒に冒険しよ?」

「…天使?」

「んじゃ俺らも一旦落ちようぜェ」

「…ん、そうする。…レティ君フレンド交換しよ?」

「勿論!……はい。じゃあまたね!今日はありがとね、刀至郎さん!」

「おう、またなァ」

「…またね」


2人共ログアウトして行った。えーと、インとスズは復活したかな。さっきピクピクしてたし。あ、襲われる前に装備戻しとこ。


「おーい、2人共宿帰るよー」

「……はっ。現実逃避してたわ。了解よ」

「……はっ。しゅ、しゅごかった。り、了解」


い、一応復活したのかな?じゃあ従魔石に入ってもらって帰りますか。


◆◆◆


「とうちゃーく!よっと」


到着したけど、ローズさんにお肉渡すのは明日でいいかな。

部屋に直行しよ。


「2人共出ておいでー」

「相変わらず早いわねー」

「うんうん!」


そういえば活動資金渡してなかった。少ないけど渡しておこう。


「少なくて悪いんだけどお金渡しとくよ。僕が居ない時に使ってね」

「あら、ありがとう。必要な時使うわね」

「ありがと!主!」

「じゃあ、おやすみ。明日は6時くらいに戻ってくる予定だよ」

「わかったわ、おやすみなさい」

「了解!おやすみ!」


それじゃあログアウト!


次回はまったり回です。お楽しみに!


それにしても最強寒波えぐいですね…。寒すぎィ

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