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受付カウンターに戻ってきたシエラは、パシパシ!と顔を両手で軽くたたくと、小さくよし、と気合を入れ、一心不乱に仕事を始めた。


「お、なんかちょっと復活した?」


戻ってきたシエラに気づいたルーが声をかけると、シエラは動かしていた手を止めて顔を上げ、苦笑いを浮かべた。


「あ、ルー。ごめんね、心配かけちゃった?」


そう答えるシエラの顔をまじまじと見た後で、ルーはにっこりと笑って頷いた。


「まぁねー?さすがにあれは、誰だって心配になるわよ?」


「う、ご、ごめんね??」


シエラがしゅんとなると、ルーはからからと笑った。


「まぁ、いつものシエラに戻ったのならいいわ。ほら、冒険者たちも戻ってき始めたみたいよ?」


そういって視線をちらりと入り口の方へと移す。

3組ほどのパーティーが、ギルドの中にちょうど入ってきたところだった。


「さ、その様子だと、どうせ今日も残業確定でしょ?きりきりと働くわよー!」


「ぐ、ぐぬぬぬ…」


ルーの言葉に、シエラは思いきり眉を顰めるも、反論ができずに小さく呻く。


「ほらほら。ギルドの受付嬢は笑顔が大事なんでしょ?そんな顔しないしない!あら、お帰りなさい。どうでしたか?」


ルーは担当の冒険者たちに声をかけ、持ち場へと戻っていった。

シエラはふぅ、と小さく息を吐くと、手元にある書きかけの用紙を片付けて、戻ってきた冒険者たちの報告受付業務に戻った。


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